『まれ』136話「希昔の自分を思い出す。匠の家出!?」

歩実(横山芽生)から、いつ世界一のパティシエになるの?と聞かれた希(土屋太鳳)は、
思わず言葉に詰まってしまい、翌日の仕込み中も、歩実の言葉が頭から離れないでいた
一方、店で働くことになった沙耶(飯豊まりえ)は、予想以上に優秀で、ケーキの勉強も
まじめに勉強していた、そんなある日。
一人の女性が、ものすごい剣幕で店に乗り込んでくる。。。

【『まれ』第23週 第136話「いっぱい失敗タルトタタン」あらすじ】

いつ世界一のパティシエになるの?という
歩実(横山芽生)の言葉が頭から離れない希(土屋太鳳)

そこへ、シェフ掃除終わりました!
沙耶(飯豊まりえ)が戻ってくる。

シェフ??

沙耶にシェフと言われ慌てる希、
自分がシェフなんて恐れおおい
本当のシェフに怒られてしまうと希は言うが、
何言ってるんですかと沙耶は笑うと、
看板をオープンしてきますねと言うと
嬉しそうに表へと出ていく。

接客をする沙耶は、
女性客に店の定番のケーキ
ジャン・ドゥ・ラ・テール」のことを聞かれると。

中島菜とピスタチオのケーキで、
中島菜はアンジオテンシンという
酵素の働きを抑える成分が含まれていて、
ビタミンCとカルシウムも豊富で、
血圧を調整する作用があるんです!

とスラスラ説明する沙耶。

それならいくら食べても大丈夫ね!
気をよくした女性客は
だったら5個ください!と言って
ケーキをたくさん買い求めていくのでした。

メレンゲを作りながら、
あんなことまでよく知ってるねーと関心する希。

希に褒められた沙耶は
何でも調べるのが好きなんですと嬉しそうに話すと
修行させてほしいと頼むのに
何も知らないのは失礼だから、
この店のケーキも全部食べて、
覚えてからお願いしようと思っていた
今までの来店の経緯を話す沙耶。

そんな沙耶に偉いね~とさらに関心する希の横で
まじまじと興味深そうに手元を見つめる沙耶に希は
やってみる?と声をかけると沙耶は
いいんですか!?と、飛び上がって喜ぶのでした。

希が、メレンゲの作り方を手本を見せながら説明すると
その姿をスマホで動画撮影する沙耶。

そして、次は沙耶の番。

子どもの頃からケーキを作っていたという沙耶に、
過去の自分を思い出した希は、
メレンゲくらいもうできると思ってるかもしれないけどと
話しだすが。。。。

私そんなこと思ってませんけど??と沙耶は目を丸くすると、
いくら自分でやっていても、プロとは全然違いますからと
沙耶のしっかりとした返答に呆気にとられる希。

しかも、沙耶の手つきがなかなかのもの
希は感服してしまうのでした。

その頃、塗師屋では弥太郎(中村敦夫)がつきっきりで
匠(小山春朋)に漆塗りを教えていた。

影から見守る圭太(山崎賢人)
匠ことではなく、
歩実の胸元のペンダントのことが
気になって仕方がなかった。

午後になり、
希は塗師屋に戻って女将の仕事をしていると、
突然希は、なんか腹立ってきたわ!と声を上げると
飛び上がった圭太は、す、すまん!あれは。。。
土下座しながら言い訳を並べようとするが、
ん?どうしたの?と希が驚いて見ると、
しまった。。。と言うような顔をするが座りなおし、
改めて、何に腹が立つのかと圭太は希に訊ねる。

すると希は、
昔の自分!!!と大きな声を上げると
ケーキの修行を始めた頃の自分と
沙耶は同い年なのに
あぁも違うものかと過去の自分に落胆していた

シェフ大悟(小日向文世)のケーキも何も知らずに弟子にしてくれと頼みまくって
先輩パティシエの陶子(柊子)にメレンゲできます!とか
偉そうなことばかり言っていたことに今更ながらに反省するのでした。

そんな過去の自分の至らなさに
口ばかりなのは徹だけじゃないと肩を落とす希。

口ばかりではなかっただろう?と圭太は希を慰めると
もしかして、世界一のこと気にしてるのか?と聞く圭太。

圭太の言葉に
気にしているわけではないけど。。。
びっくりしたと言う希。

あんなに世界一世界一と言って熱くなっていたのに、
忘れていたわけじゃないけど。。。
沙耶を見ていると何だかまぶしくてと笑う希。

次の日、
ケーキを作る希の手元を見つめる沙耶は、
希のケーキを綺麗だと瞳を輝かせている。

そんな沙耶に希は、
自分はまだまだ下手くそなんだよと言うと
できていないことが多すぎ自分でも嫌になると話す希に
それでも綺麗です!と嬉しそうな沙耶。

もっと早くこの店で働きたかったと話す沙耶に、
沙耶の実家は珠洲市だっけ?と希が聞くと、
沙耶ははいと答えると、
この4月から、こっちに通うようになって。。。と言いかけ、
疑問に思った希が、通う?どこに??と訊ねると
あ、ケーキ屋さんを探しにです!と慌てて理由をつけくえる。

そして、
沙耶は希に地元で店を出すのが夢だったんですか?と聞くと
自分は絶対フランスへ行きたい、
フランス菓子の本場で修行して、
コンクールにも出て、
池畑シェフのようになりたいと夢を語る。

そんな沙耶を温かく見守る希。

その頃、桶作家の廊下では
暗い顔をして座り込む匠
徹志(高橋來が心配していた。

沙耶がテーブルの片づけをしていると
そこへ1人の女性が怒鳴り込んでくる。

こんなところで何をしているの!
あなたもどういうつもりなんですか!!と
女性に物凄い剣幕で怒鳴りつけられた希が呆気にとられていると、
その女性は沙耶の母親・葉子(峯村リエ)だった

そして、
親を騙してこんなところで働いて
父親もカンカンだと沙耶を叱責したかと思うと
無理やり沙耶を連れて帰ろうとし、
もみ合いになる2人を制止した希は、
とりあえず事情を!と引き止めるのでした。

しばらくして、
店内に座り落ち着いた母親は、
今回の経緯を話しだす。

沙耶は、この4月から輪島の理容学校に通っていて
学校をサボって希の店で働いていたという。

沙耶の実家は美容院で店を継ぐ約束
沙耶も納得済みだったはずだったのだが、
今に至る。

どうせ言っても聞いてもらえないと話す沙耶に
希は、それでもウソは駄目だというと
授業料だってご両親に出してもらっているんでしょう?
世界一のパティシエになりたいんだったら
隠れて修行なんてせずに
ちゃんとご両親を説得するくらいの気持ちがなかったら
やっていけないと諭す希。

そもそも、その世界一のパティシエになる
なんて夢物語自体が話にならないと母親が口にすると、
ウソをついていたのは問題ですが、
世界一のパティシエになるというのは
別に問題ないのではないでしょうか?
意見する希。
一流のシェフの店で勉強したり
フランス行ったり
世界的なコンクールに出したり、
ちゃんと修行を積めば
まったくありえない夢ではないのでは?
希が言うと、沙耶の母親は、
そんなの特別な才能のある人の話で、
普通はこうやって現実的に店をやって。。。と、
厨房の奥をみた母親は目を見張る。

世界一???

そこには、希の父・徹が書き残した
世界一のパティシエになれよ!」と
書かれた紙が飾られていた。

一応、世界一のパティシエ
目指してまして。。。と話す希に、
沙耶は、え!?あれ、本当に
世界一のパティシエになるという
意味だったんですか!?と驚く。

そんな沙耶に、
なんだと思っていたのよと少しむくれる希。

世界一のパティシエを目指していたという希の言葉に
沙耶の母親は、そんなすごい人だったの!?驚き
世界的コンクールに出したり?。。。出してません
フランスに修行は?。。。一度も行ってない。
横浜の超有名シェフのところで修行していたと沙耶は希のことを紹介するが、
じゃあ、そこで長いこと勤められて。。。
いや、4年くらい。。。。

この店は?。。。7年くらい?
それで今から世界を目指すの?
と葉子に呆れられてしまう希。

その話を聞いた藍子(常盤貴子)
今からでは遅いの?と聞くと
これからというより、ブランクの問題だよねと希。
今までのことを後悔はしていない
でも、あっという間に7年経ってしまって
なんかザワッとする希。

自分のフランス菓子はまだま全然本物のなっていないのに
いつかいつかで終わってしまうのではないかと寂しそうな顔をする希。

そこへ、みのり(門脇麦)から電話が入る。
そっちに匠は行ってないか?と希に聞くみのりは、
徹志と歩実が匠がどこに行ったかわからないと言っていて
こちらも探したが、匠がいないと言う。

希は驚いて立ち上がるのでした。

『まれ』第23週 第136話「いっぱい失敗タルトタタン」解説

今回は 「中島菜とアンジオテンシン」 について解説していきたいと思います。

【能登野菜中島菜の特徴】

中島菜はツケナ類の一種で
独特のほろ苦さと辛みがあり
葉っぱがギザギザしているのが特徴。

能登では明治ごろから、
春先の野菜としておひたし漬け物として
各家庭の食卓で珍重されてきました。

石川県立大と石川農研の研究で
中島菜には血圧上昇に作用する
アンジオテンシンという酵素を阻害する
成分が含まれることが確認されていて
その機能性成分を中島菜は
他の野菜よりも多く含んでいることから
今、注目されている野菜のひとつです。

「アンジオテンシン」とは、
昇圧作用を持つ生理活性物質です。

【希が悔やむ時代背景】は→ コチラ 第7週~第10週

『まれ』第23週 第135話「いっぱい失敗タルトタタン」感想

今回は、 子育てとキャリア な 回でしたね。
結婚・出産・子育てで
あっという間に時が過ぎていて
なんだかザワッとする
このまま終わってしまうのではないかという、
言葉にできないざわめく気持ち。

仕事をバリバリこなしてきた女性には
今回の希の気持ちに共感できるのではないでしょうか?

出産・育児休暇をきっかけに
積み上げてきたキャリアが中断してしまったり、
それを心配して女性が出産を躊躇したり、
そんなケースは珍しくないですよね。

2015年の希は現代女性が誰もが抱える
出産・育児をしながらもキャリアを伸ばしたいという
欲求や夢にかりたてられつつあるようですね。

今日の名言は
希の 沙耶を見ていると何だかまぶしくて です。
自分の夢だけにまっすぐ生きられる沙耶が少し羨ましいような
複雑な気持ちが伝わります。

様子のおかしかった匠
とうとう行方不明になってしまいました。
事件か??家出か???
一体匠はどこへ行ってしまったのでしょうか!!???

次回、第136話  続 「いっぱい失敗タルトタタン」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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