『まれ』138話「希と圭太の親心、失敗は成功のもと」

おとなしい性格の匠(小山春朋)にどう接していいかわからなくなってしまった
希(土屋太鳳)と圭太(山崎賢人)は、2人である計画を立てる。
翌日、家族でケーキ作りに挑戦する希たちは、みんなで分担して作業するが、
ある工程を圭太が失敗してしまい。。。

『まれ』第23第138話「いっぱい失敗タルトタタン」あらすじ

失敗することが恐くて、
積極的になれない匠(小山春朋)に
どうすればいいのかと悩む希(土屋太鳳)と圭太(山崎賢人)。

すると、洗濯物をたたんでいた希が
その中から歩実(横山芽生)のペンダントを見つけ
洗濯してしまったことに気づいて慌てる。

ペンダントが痛んでいないかと心配する希から
圭太はペンダントを取り上げると、
これはもう駄目だ、新しいのもを作ると言って
ペンダントを隠そうとする。

圭太の態度がおかしいと感じた希は、、
圭太からペンダントを取り上げると
これに何かあるだろうと追求する。

観念した圭太は、両手をついて、
一子(清水富美加)にあげようと
作ったものだと白状する。

圭太の言葉に呆れる希のもとに
歩実がペンダントがないと駆け寄ってくる。

希は歩実にペンダントを返すと、
歩実は、圭太に漆をやりたいと言いだし
その歩実の言葉に大喜びの圭太。

そんな圭太に怪我の功名だと希は笑うと
そういえば。。。と、何かを思い出す。

翌日、
希たちは家族4人でりんごのタルトを
作ることにした。

じゃんけんをしながら担当を分担して
タルトを作っていく希たち。

すると、オーブンからタルトを取り出した希が、
あ~、間違えてる~と圭太に言うと、
圭太と希はお芝居をはじめる。

りんごの前にタルト生地をのせてと言ったのに
圭太が忘れたという設定。

失敗してしまった、どうしようと
わざとらしく演技する二人。

すると希は、
焼いてしまったりんごの上にタルト生地をのせて
もう一度焼いてみようと子どもたちに提案する。

そんなの駄目でしょ?という匠に
わからないけどやってみよう
何とかなるかも知れないよ?という希。

そして、希はタルト生地をのせて
再度オーブンへ入れてると、
家族4人はみんなで
「おいしくなりますように!」
とおまじないをする。

次の日
冷蔵庫からタルトを取り出す希と圭太は、
みんなが待つ食卓に持ってくると
うまくいっているかな?と言って
型をはずす。

おいしそうとみんなが歓声をあげると
これ失敗なんだよと歩実が説明するが、
一口食べたみんなはおいしいと喜ぶ。

こんなおいしいケーキが、
なぜ失敗なのかと不思議がる一徹(葉山奨之)。

驚いた匠と歩実も食べると
おいしいと大喜びする。

りんごを先に焼いたから甘みが凝縮して
おいしくなったんだねと説明する希につづけて、
失敗して良かったってことだねと藍子(常盤貴子)が言う。

こんなにおいしいケーキが出来たんだから、
失敗のおかげだねと希が言うと
嬉しそうにうなずく匠。

うまく失敗を巻き返した希に手際に
どういう仕掛けなのかとと聞くみのり(門脇麦)。

すると希は
このケーキは本当に失敗から出来た
お菓子なのだとみのりに説明する。

この「タルトタタン」というケーキは、
タタンという姉妹が、
作り方を間違えたことから
偶然うまれたケーキなのだと話す。

夕方
匠がブロックで遊んでいると
圭太は、失敗は怖いよな、
自分も匠に失敗してしまったけど
それでも、失敗しながら少しずつ
いい父親になるから、
匠も、やりたいことがあったら、
失敗してもいいから、
ちょっとだけ勇気出してみないかと話すと
匠は失敗してもいいの?と圭太を見つめる。

すると希と圭太はうんとうなずき、
いっぱい失敗していい、
なんでも、どんどんやってみよう!と伝えると
匠はうん!と元気にうなずくと
匠から失敗への不安はなくなっていた。

能登に戻って8年、
ケーキにはブランクだと思っていたけど、
違うかも知れない。

この8年を経験した自分だから、
出来るケーキがきっとあるはずと、
希は店でケーキを作りながら、
気持ちを新たにするのでした。

そこへ沙耶(飯豊まりえ)が入ってきて、
沙耶は母親を説得して、
理容学校を辞めたら
授業料はバイト代から返していくと話し
また修業させて欲しいと頭をさげると
この店で基礎の基礎を教わって、
これから、世界に行きます!と宣言する。

桶作家では、文(田中裕子)が新作紙芝居、
「ゆめぎらいのまれ」を朗読すると、
真剣に聞き入っている歩実、匠、徹志(高橋來)。

その頃、
作業着にぶしょうひげをはやした徹が、
どこかの土地の食堂で食事をしながら、
希の店のホームページの
『失敗は成功のもと!』を読んでいた。

希たち家族の写真を見つめていた徹(大泉洋)は、
まずいなあと言いながら箸をすすめる。

その背中にはとてつもない寂しさが現れていた。

希は、徹の世界一になれよ!の額縁を見ると
少し考えてから魔女姫に向かい、
まだ、間に合うかなとつぶやくのでした。

『まれ』第23週第138話「いっぱい失敗タルトタタン」解説

今回は 「タルトタタン(Tarte Tatin)」 について解説していきたいと思います。

「タルトタタン(Tarte Tatin)」 とは
丸い焼き型にりんごを先に入れて、その上にタルト生地をのせて焼き、
最後にお皿の上にひっくりかえすという一風代わった作り方のタルトです。

その作り方から、またの名を
「タルト・ランヴェルセ(Tarte renversée)」
逆さまのタルトとも呼ばれています。

19世紀後半のソローニュ(パリ南方)地方にある
ラモット・ブーヴロン(Lamotte-Beuvron)というところに
タタンという名の小さなホテルがありました。

そこのオーナーの姉妹がある時、
りんごのタルトを作っていると、
うっかりタルト生地を入れ忘れたまま焼いてしまい
そのことに気づいた姉妹は途方に暮れ、仕方なく、
焼いている途中に上から生地をかぶせて焼くことにしました。

それが予想外に、底にたまった砂糖がキャラメル状になって
りんごに染み込んでなんとも香ばしく濃厚な味わいに仕上がり、
ホテルのお客たちに好評になると、それ以来、このお菓子は、
さかさまにして焼くようになり、タタン姉妹の作ったタルトということで、
タルト・タタンと呼ばれるようになりました。

『まれ』第23週第138話「いっぱい失敗タルトタタン」感想

今回は、 タルトタタンの新しい使い方を発見した 回でしたね。

なるほど!
タルトタタンはそういう使い方ができたのね!!と、
目からうろこでした。

タルトタタンの由来を知っていても
なかなかそんな利用方法思いつかないですが
さすが希、発想力?応用力が違いますね。

圭太の「怪我の巧妙」から
匠に「失敗は成功のもと」を教えた
この2人の子育てがなんとも素敵だなと
関心してしまいました。

今日の名言は
圭太の 失敗しながら少しずついい父親になるから です。
親も子育てしながら成長していくものですよね

匠の失敗不安も解消され
胸をなでおろした希は
自身の夢である
世界一のパティシエへの思いに
向かい合います。

次回、第139話  新 「女たちのジレンマムース」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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