『まれ』144話「希のコンクール、マキの門出、歌が結ぶいい日旅立ち」

子どもたちの相撲大会とコンクールと開催日が重なってしまった希(土屋太鳳)に、
圭太(山崎賢人)はコンクールに行って来いと、子どもたちとともに背中を押したが、
その当日、本当は希に相撲を見て欲しい歩実(横山芽生)の泣く姿を目にする希。
後ろ髪をひかれながらも店に向い、コンクールに向けて作業に取りかかるが。。。

『まれ』第24週第144話「女たちのジレンマムース」あらすじ

パティシエと母親、
希(土屋太鳳)の両立をかけたコンクールが、
子どもたちの相撲大会と
重なってしまいました。

悩む希のもとに、お風呂上りの子どもたちがくると、
希にコンクール行っていいよと話す子どもたち。

2人とも、希に世界一になって欲しいのだと圭太(山崎賢人)は言うと
歩実(横山芽生)と匠(小山春朋)もうん!と大きくうなずき、
希の分まで2人を応援するから安心しろと
圭太は希の背中を押すのだった。

翌朝、
希が2階から降りてくると、
歩実が泣いている。

相撲大会は、来年もあるからと徹志(高橋來)が慰めているが
歩実は顔をあげない。

頭ではわかっていても、
気持ちは違うからなぁと
文(田中裕子)は希に告げる。

胸が痛む希。

店でコンクール用のケーキを作りながら、
子どもたちの事が気になってしかたのない希。

桶作家で藍子(常盤貴子)が
匠と徹志のまわしの準備をしあげると、
歩実を呼び寄せ、
お父さんが来てくれるから
バアバと一緒に先に行っておこうねと
歩実へと言い聞かせていた。

ようやくコンクール用のケーキが出来あがり
後は、会場で仕上げるだけ。

母親とパティシエの両立、
伝わればいいですねと沙耶(飯豊まりえ)が口にすると、
その言葉に希は歩実の絵をじっと見つめ、
これで、両立出来ているのかな。。。と
大きく息を吸い込むと
沙耶さん、ごめん!と言って
希はコック帽を脱ぎ捨てると
店を飛び出していく。

え、シェフ!?と
呆気にとられる沙耶をおいて。

夕方、
見て!見て!と嬉しそうに優勝メダルを自慢する歩実。

うち、バーンって投げてやってんよと、
歩実が嬉しそうに希に報告すると、
希は見てたよー!すごかったねー大喜びし、
歩実の活躍が嬉しい希は大きく手を広げ
歩実を抱きしめ大褒めする。

歩実は一年生なのに
低学年の部で優勝するなんて
すごいねとみのり(門脇麦)も驚く。

大喜びする歩実とは対照的に
徹志と匠んぼ2人はテーブルに突っ伏して
ふてくされていた。

そんな2人に希は
徹っちゃんと匠も頑張ったよと
頭をなでて優しく慰めていると、
うち、お相撲さんになる!と
歩実が大きく宣言する。

また夢が一つ増えたねと笑う希を
圭太はじっと見詰めていた。

すると藍子は、
希が自分で決めてたことだからと
希を心配する圭太を気遣う。

次の日、
希の店で電球の交換をしていた圭太は
コンクール残念だったなと声をかけると
それでも、歩実と匠が嬉しそうだったからと
希は満足そうに言う。

もし出場していたらどうだったんだろうなと話す圭太と
どうだろうね?と笑う希の肩をそっと抱く圭太。

そこへ沙耶が店へやってくる。

驚く希に、沙耶はすみませんと頭をさげると
希も、急に飛び出してしまったことを謝り、
ケーキを片付けてくれてありがとうと言葉を続けると
沙耶はしどろもどろとして、片付けたというか。。。
出したというか。。。

え?出した!?

沙耶の言葉に度肝を抜かれる圭太と希。

あんなに美味しいケーキを
出さないのはもったいないと思って、
勝手にコンクールに出してきてしまいました!
すみませんでした!!と必死に頭をさげる沙耶に
それで結果はどうだったのかと圭太は前のめりに聞く。

あの。。。失格でしたと沙耶。

ん?失格??

希が不思議そうな顔をしていると
最後の飾り付けを会場で
沙耶が希のふりをして仕上げたことが
審査員にバレてしまったと話す沙耶は
それがなかったら優勝だったのにと
残念そうに話す。

優勝?

沙耶は続けて、
コンクールで出品されたケーキの中で
希のケーキが一番点数が高かく
昆布とチョコの組み合わせも
評価が高かったと結果を話すと、
希と圭太は、やったー!!!と
抱き合って喜ぶのでした。

その夜、
何も知らされず、目隠しをされ、
一子(清水富美加)に桶作家へと
連れてこられたマキ(中川翔子)。

目隠しをとると、
そこには村のみんなが集まっていた。

驚くマキに、
みんなからマキちゃんへの、
東京応援歌です!と
一子がいうと。

はるの号令でマキへの応援かが歌われる。

【東京応援歌】

「さあ、駆け出そうよ
今すぐに

未来が今は遠くても
ひとりぼっちのままで
泣く夜が続いても
本当のわたしへ

風が強く冷たいほど
教えてくれる
出会うべき人のことを
どうか希望の地図を
そっと開いてみてね

あたたかい未来たちが
僕らを待っているよ」

一子が、マキへ大丈夫だからと
話を続けようとするが、そこへ、
みのりの携帯に着信が入る。

高志(渡辺大知)からの連絡でした。

希のママさんコンクールのときに、
うみねこ座で歌った動画が、
今、東京で流行ってるという。

パソコンでその動画を確認してみると、
「美しすぎる合唱団」という触れ込みが。

それを見た藍子と久美(ふせえり)が、
いやー、恥ずかしいと照れていると、
それはマキのことだろうと文に突っ込まれてしまう。

マキの歌がブレイクのきっかけになっていた。

マキちゃんの歌が先に、
東京に行ってしまったみたいだねと一子。

男と東京、
両方手に入ってしまったと
マキは嬉しそうに笑う。

それは、
マキちゃん、結婚するってこと!?と
藍子が訊ねると、コクッとうなずくマキ。

その場の全員が歓声をあげる。

そして、そのまま宴会へと突入していく、
するとマキが。

「希ちゃん、
ねえと思えば、ねえのがも分かんねえな。
両方、無理なことなんて。」

んん???どこの言葉?と目を丸くする希。

「私、出身、青森だはんで。」

じゃあ。。。マキちゃんの持ち歌って
能登半島じゃなくて。。。

すると、マキはマイクを手にとり、
それでは聞いてください、
津軽海峡冬景色!と
張り切って歌いだす。

そんなマキの姿に一子は
東京でも能登でもなくて、
本当のマキちゃんに
戻ったってことかな?と
笑いながら希に耳打ちすると
希もうれしそうに
一子に抱きつくのでした。

宴会のあと、
藍子は家族写真を見ながら、
希のケーキがコンクールで一番だったと
写真の中の徹(大泉洋)に報告していた。

そのころ、どこかのさびれた食堂で、
「美しすぎる村の合唱団」の動画を
懐かしそうに愛おしそうに見ている徹。

日が明けて
コンクールを終え
落ち着きを取り戻した希の店では
希と圭太、家族4人が、
希の新しいケーキ「Deux vie(ドゥ・ヴィ)」を
食べていた。

歩実と匠のおかげでできたケーキだと
希が説明し、子供たちが大喜びで食べていると
そこへ、ひとりの男がやってくる。

「あっ」と声を上げる圭太。

その男とは
横浜の洋菓子の名店「マ・シェリ・シュ・シュ」の
オーナーパティシエで世界をまたに駆ける大巨匠
池畑大悟(小日向文世)!!!

『まれ』第24週第144話「女たちのジレンマムース」解説

今回は 「マキの持ち歌」について解説していきたいと思います。

これまでマキは村の宴会ごとになるたびに自慢の歌声を披露してきました。

とくに『まれ』第1週の4話、5話 魔女姫バースデーケーキの劇中、
美容室サロンはるで、お客にエステを施しながら歌う
石川さゆりさんの【能登半島】と
ちあきなおみさんの【喝采】は
すごく印象に残っているのではないでしょうか?

こんな歌唱力の必要なこの2曲をそらで歌ってしまえる
マキ(中川翔子)さんはすごいですね!

今までは素性を隠して暮らしていたので
本当の十八番は歌わず、【能登半島】をメインで歌ってました。

でも、やっと今回のことで、
ありのままの自分を受け入れることが出来たマキは
本当の持ち歌「津軽海峡冬景色」は歌えるようになったようですね。
これもまた難しい歌なのですが。。。
マキさんすごいですね!

『まれ』第24週第144話「女たちのジレンマムース」感想

今回は、本当に女のジレンマ な 回でしたね。

マキちゃん結婚おめでとう!!!

そして判明したマキの素性!
能登でも東京でもなく
青森のおんなでした!!
脱、なぞの女。

びっくりしましたね。

東京へのトラウマと愛する人との結婚で葛藤するマキと
仕事(キャリア)と母親との間で葛藤する希。

今週のタイトルの「ジレンマ」は、マキと希が主だったんですね。

てっきり、希と陶子さんだと思ってました(笑)

今日の名言は
文さんの 頭ではわかっていても気持ちは違うからな です。
これは、歩実だけでなくて、希やマキの3人にあてはまる
感情なんじゃないかなと思ってしまいました

突然やってきました!!
日本洋菓子界巨匠で希の大師匠
池畑大悟(小日向文世)!!!
大悟の目的は一体!!???

次回、第145話  新 「秒読みコンクールケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る