『まれ』146話「希世界へ挑戦、大悟の激励はつべこべ言うな」

大悟(小日向文世)の世界一への想いを知った希(土屋太鳳)は、
自分の世界一とは何かと世界を目指すことへの気持ちを新たにする。
日が替わり、希のもとに一子(清水富美加)がやってきて、く開催される
「世界パティシエコンクール」を担当することになり希の取材に来たと話すが、
コンクールの応募をした覚えのない希は、寝耳に水だったが、思いをはせた希は
ひとつ思い当たるものがあった。それは。。。

『まれ』第25週第146話「秒読みコンクールケーキ」あらすじ

突然能登へやってきた大悟(小日向文世)は、
今の希(土屋太鳳)のケーキを目の当たりにし、
唯一の進歩はケーキが豊かになったことくらいだが、
ここでの家族との暮らしが希を成長させ、
味に深みが出ていると感じとっていた。

シェフが店を見に来る
美味しいケーキを出しておかないと怒られると
希は慌ててケーキの仕込みをすると、
出来上がったケーキを沙耶(飯豊まりえ)にショーケースに並べるよう頼むが、
沙耶は今まで自分が書いたレシピを見てもらいたいから
家に取りにもどりたいと言って店を飛び出そうとするも、
そこへ大悟がやってくる。

直立し、おつかれさまです!と頭をさげて大悟を出迎える希と、
開口一番に弟子にしてほしいと嘆願する沙耶。

断る!と大悟は沙耶を一刀両断すると、さっさと厨房へ入っていく。

希の作り上げたケーキをまじまじと品定めした大悟は、
これで売れるのか?と希に訊ね、
一応。。。と答える希に、楽な商売だなと言い捨てる大悟は、
カバンとジャケットを手に取り店を出ていこうとする。

驚いた希は、もう帰られるのですか?と声をかけると、
俺が世界一を目指したのもブランクのあとだった
前の妻をなくしてどん底に落ちてから5年、
そこからはい上がることができたのは、
輪子(りょう)や美南(中村ゆりか)、
大輔(柳楽優弥)がいたからだ。

家族が世界一だと信じてくれたからだ、
だからお前も世界を目指ししてみろ、
そして、そこでなにが見えるか、
自分で確かめろ。というと、
大悟は店をあとにするのでした。

そのころ、
塗師屋では輪島市の市長選に立候補した
博之(板尾創路)の激励会が開かれていた。

塗師屋、漆器組合などの組合員が勢揃いして、
博之の後援をする話で盛り上がっていると、
博之と折り合いがまだ悪い圭太(山崎賢人)は途中で席をはずし、
作業場で漆を塗りだすのだった。

希も義理の父である博之の市長選の選挙ポスターを店に貼り、
応援するき満々になっていると、
そこへ一子(清水富美加)が店へと訪ねてくる。

希の取材に来たという一子は、
とあるコンクールに能登のパティシエが出場するから担当してほしいと
編集者から頼まれて名前を聞いたら希で驚いたと嬉しそうに話している。

どのコンクール????

希はコンクールに応募した覚えはない。

希の言葉に一子も驚いて、このコンクールだといって
コンクール案内のチラシを希に見せる。

希にはやっぱり覚えはなかったが、
ふと大悟の言葉を思い出した希は
大悟が勝手にコンクールに応募したことに気づく。

そのコンクールは「世界パティシエコンクール」の国内予選
世界中のパティシエの憧れ
フランスが誇るぺティシエコンクールの「最高峰」。

あまりにレベルの高いコンクールに怖気づいた希は、
大悟になんとか断ってもらおうと電話をかけるが、
大悟はつべこべ言うな挑戦しろ!といって電話を切ってしまう。

この「世界パティシエコンクール」は、
アントルメ
プティ・ガトー
焼き菓子
ピエスモンテ。

この4品をコンクール会場で制限時間5時間半で
作りあげなければならない過酷なものだったが
希の世界への挑戦するという話しに
「失敗おっぱい世界一!」と大喜びする
匠(小山春朋)と歩実(横山芽生)たち
そんな子どもたちの姿に大悟の言葉を思い起こす希。

サロンはるでははる(鈴木砂羽)と浩一(篠井英介)が、
店の今後のことを話していた。

マキ(中川翔子)も東京へ嫁に行ってしまい、
一子も東京でコラムの仕事をしている
そろそろ、店をたたむことを考えなければと
話しているところへ一子が帰ってくる。

はると浩一は店の話はさておき
一子と家族団欒を楽しむのでした。

そのころ桶作家では
希が圭太と子どもたちにコンクール出場することを宣言してし、
どんなに忙しくても1日1時間は子どもたち一緒に過ごすこと
1日に一回はお味噌汁を作ることと条件をつけ、
これでどうかな?と子どもたちへの了承を求めると
子どもたちは大喜び。

子供たちが寝静まったころ、
どうしたら2回も徹(大泉洋)は子どもを置いて
出て行くことが出来たのだろう
どうして子どもと離れて平気なのかと希は言うと、
一度は徹のことを理解したつもりだったのに
子どものことを愛おしいと思う度に
徹のことが許せなくなってしまうと
希は悲しそうに話す。

そんな希に徹も子どもたちと離れて平気なはずがないと
圭太が声をかけるが、希の暗い表情は晴れなかった。

この日の深夜希は世界に向けて動き出しました。

コンクールまであと2ヶ月。

コンクールのケーキ作りの試行錯誤していた希は
いつの間にか店で寝てしまった。

疲れ果てて眠る希の目の前には大輔の姿が、
目を開けた希のに大輔は「おはよう」と声をかけるが、
夢か。。。と希はまた眠りについてしまう。

あれ?ドキッとしなの!?と
大輔のがっかりした声に驚いて目が覚めた希は
驚いて飛び起きる。

そんな動揺する希に大輔は
元気していた?と相変わらずな不敵な笑顔を見せるのでした。

『まれ』第25週第146話「秒読みコンクールケーキ」解説

今回は 「世界パティシエコンクール競技内容」 について解説していきたいと思います。

アントルメ
料理の世界での意味は「食後のデザートとして供される甘い菓子」ですが、
パティシエの世界ではホールケーキや、切り分ける前の大型の生菓子をいいます。

プティ・ガトー
アントルメと対比して、カットしたピースケーキのことを
プティ・ガトーと呼びます。

焼き菓子
みなさんもよくご存知の、マドレーヌやフィナンシェなどのことです。

ピエスモンテ
piècesとは部分とか小片のこと。部分や小片をmontéesする 、
あめ細工を施した抽象的なデザインの大型の作品
菓子やアメのパーツを組み立てたものをピエス・モンテといいます。

【世界大会についての解説】は→コチラ第142話「女たちのジレンマムース」解説へ
【大輔のおはようのエピソード】は→コチラ第66話「大輔のおはようで希の右脳が動く!?」へ

『まれ』第25週第146話「秒読みコンクールケーキ」感想

今回は、獅子は我子を谷底へ? な 回でしたね。

大悟さんやってくれましたね(笑)

いきなり見繕ったコンクールが
「世界パティシエコンクール」とは!!!

まさしく獅子の子落としですね!

今日の名言は
大悟さんの 家族が世界一だと信じてくれたから世界を目指せた です。
文章を簡略してしまいましたが、
やはり大悟さんも一人で世界を乗り越えたわけではないと言うことを
希に伝えた素敵な言葉だと思いました。

そして出てきました!問題児!
大輔!!!
あの名言「おはよう」とともに登場です!
魔性の男・大輔が登場したということは。。。
次回から見逃せません!!!!

次回、第147話  続 「秒読みコンクールケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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