『まれ』150話「希の5時間15分、徹からの連絡」

圭太(山崎賢人)が語った輪島塗への想いをヒントに、コンクールケーキのテーマを
決めた希(土屋太鳳)は、コンクールに向け、本番よりも15分早い、5時間15分という
独自に設定した時間内に作る練習を重ねる。
一方、徹(大泉洋)を探す一徹(葉山奨之)は、なんとか希のコンクールを徹に伝えようと
ある作戦を実行するが。。。

『まれ』第25週第150話「秒読みコンクールケーキ」あらすじ

営業後の薄暗くなった店に圭太(山崎賢人)が来ると、
希(土屋太鳳)がボードを持って現れ、
コンクールのテーマがようやく決まった希は
嬉しそうにケーキのテーマを圭太に発表する。

ケーキのテーマは「夢」

このあいだ、圭太が話していた
「自分自身をさらけ出すことが
人の心を動かすんだ」と言う言葉を聞いて
自分の人生をケーキに込めてみたくなったと
希は瞳を輝かせると、
夢が能登でめぐり合わせてくれたもの
その4つをケーキにすると話し
テーマ食材を圭太に説明する。

1つ目は、夢を思い出させてくれた
「輪島塗(プチガトーのテーマ)」
2つ目は、夢も地道にコツコツだと教えてくれた
「元治の塩(焼き菓子のテーマ)」
3つ目は、不退転だと応援してくれた
「祭りのキリコ(ピエスモンテのテーマ)」
最後は、一緒に夢を追う
「圭太と家族(アントルメのテーマ)」

希がついにコンクールのテーマを決めました。

桶作家では、一徹(葉山奨之)が
希の店のホームページを開いて、
新たな徹へのアプローチの方法を
藍子(常盤貴子)たちに説明している。

このホームページには店のことだけではなく
希や家族の記事をのせている紹介ページがあり
希がコンクールに出ることや、
世界一目指すことを書いておけば、
徹(大泉洋)も見るかも知れない。

そしてこのホームページには
誰でもコメントが書き込めるようになっていて
徹からもこちらに連絡をすることができると
一徹が話すと食い入るように聞いていた藍子は
嬉しそうに微笑む。

そんな様子を嬉しそうにみつめる文(田中裕子)。

そこへ圭太が徹の作った企画書を持ってくると
この企画書を「キーワード」に使えないか?と
一徹へ提案する。

その提案にすかざす元治(田中泯)は
すぐ記事に書いて徹に見せてやれと
一徹に記事を書くように指示する。

一徹はパソコンを持ち奥の部屋へ移動すると
懸命に徹に向けて記事を書き出すのだった。

そんな一徹の姿に文は、
あのホームページは始めから
徹へのメッセージのつもりで
一徹は作っていたのだろうと話すと
元治も、きっと徹に届くと藍子を励ます。

藍子は、うん!嬉しそうにうなずくと
パソコンに向う一徹の姿をみつめる。

そんな中、
希は仕事の合間も終わってからも、
ひたすらコンクール用のレシピを
考えてた。

そこへ圭太が希のもとに、
コレ!と言って持ってきたものは

「うるしの実」

輪島塗をイメージして作られる
ケーキの隠し味は「うるしの実」
能登の風土と、
大悟(小日向文世)の元で培った味覚を強みに、
より深い味を探ります。

炒った「うるしの実」からエキスを抽出し
キャラメルとあわせて試食する希。

来た来た来た来た来たぁああ~~!!
と新たな味の発見にガッツポーズを見せる希。

休日に元治にキリコ会館へ
連れて行ってもらった匠(小山春朋)は
よほど楽しかったのか
ねんどでキリコを作っていると
それを見た希は、
匠の造形センスに脱帽する。

自分よりもセンスのいい
匠のデザインに感動した希は
匠の作ったねんどのキリコを
マネたいと匠にお願いし
許可をもらうと大喜びする。

自宅でも、希は子どもたちから
たくさんのアイデアをもらい
愛する家族との生活が
希の最大の強みです。

食材と構成を決めたら、
次は試作に次ぐ試作、
納得ができる味ができるまで
1ミリずつ、1グラムずつ
レシピを調節していきます。

ホームページのコメント欄を
チェックする一徹だが、
店のホームページにはまだ、
それらしいコメントは
寄せられていなかった。

自分だとわからないように、
隠して書いてるとか?とみのり(門脇麦)が言うと
あの徹が自分を隠せるわけがないと一徹が言うと、
それはそうだねと納得するみのり。

それでも一徹はめげずに記事書き続ける。

レシピが完成すると、
次は時間との戦いです。

コンクールまで23日
通し練習の開始する希。

コンクールでは、4種類のフランス菓子を
5時間半で作りあげなければなりません。

希は余裕を見て、5時間15分で終わるよう
何度も何度も通し練習を繰り返しています。

そのころ、
毎日記事を書く一徹のそばに座っているみのりが
希のことを気にかけ圭太に声をかけるが、
今伝えても混乱するだけだと
徹から連絡来るまでは言えないと話す圭太。

コンクールまであと8日、
ホームページのコメント欄を見ていた一徹は
あるコメントを見て動かしていた手を止め、
慌てて圭太を呼び寄せると
圭太は急いでパソコンへ駆け寄ると
画面を見た圭太は驚いて固まってしまう。

貝殻おじさん
「でっかい夢を叶えて、世界一をめざしてください」

コンクールまであと7日、
ついに、希はすべてのケーキを
5時間15分で作り上げることが出来ました。

一子から連絡を受けた圭太は
希の帰りを待つと、
希へ徹から連絡があったことを伝える。

突然のできごとに動揺した希は
驚きのあまり腰を抜かせて座り込んでしまう。

『まれ』第25週第150話「秒読みコンクールケーキ」解説

今回は 「うるしの実(漆の実)を食べる」「漆茶
について解説していきたいと思います。

劇中で希が「漆茶とキャラメルのムース」を
プチガトーの中心に入れようとしていましたが、
「漆茶」ってなに?そもそも「うるしの実」食べれるのか?
口にしてもかぶれないの?と心配になりませんか?

そこで「漆を食べる」ことと「漆茶」について調べてみました。

漆は食べれるのか?

漆の新芽は食べることができるようです。

山菜独特のえぐみが少なく食べやすいもので
味噌汁や天ぷらにすると美味だということ。

これは元々、漆塗りの職人たちが
漆に対する免疫をつくろうとして
食べたのが始まりの習慣だそうです。

「まれ」の中でも「生の漆をなめる」といったような
免疫づけ方法が出てきていましたよね?
つまり、この食べ方は免疫をつけるためでもあるので
漆が生の場合もありますでしょうし、
すこし注意が必要と言えます。

「漆の実」に関しては、
そのもの自体を食べるということはないようですが、
昔はよく和ろうそくの原料にされたり
鬢付油(びんつけあぶら)などの
化粧品の原料として用いられていたようで、
近年でも天然の印刷塗料の原料としても利用されています。

そして「漆茶」の原料でもあります。

「漆茶」をご存知ですか?

こちらの「漆茶」に関してはかぶれのご心配ありません。

漆の実の皮をとりのぞき、中の実を取り出したあと
何度もお湯で洗い、天日で乾かします。

その乾かした実をフライパンでゆっくり焙煎して、
後はコーヒー豆のようにミルで豆を挽いて
ドリップして出来上がりです。

「漆茶」は大変香ばしい香りのお茶で、
和菓子にも洋菓子にも相性がよく
ほうじ茶の味によく似ています。

ちなみに、
11月13日は「漆の日」と呼ばれています。

もし機会がございましたら11月13日に
ぜひ飲んでみられてはいかがでしょうか?

【希と輪島塗、夢とは】は→コチラ 第10話「帰ってきた駄目人間、父・徹、希と圭太の忘れられないのが夢」へ
【元治の塩への衝撃】は→コチラ 第1週1~6話「魔女姫バースデーケーキ」へ
【祭りキリコ、不退転】は→コチラ 第12話「夢に悩む希、圭太の熱い思いは不退転」へ
【漆なめる】は→コチラ 第28話「弥太郎苦渋の決断、圭太の破門」解説へ

『まれ』第25週第150話「秒読みコンクールケーキ」感想

今回は、やっぱり夢が自分の原点 な 回でしたね。

「自分をさらけだす」
それが「夢」
それが「希の人生」
すべてが繋がり
世界へのアプローチ方法が
ようやく見つかったようです

今まで希の人生の転機となった
出来事と能登の食材を武器に
希はいよいよ世界へ挑みます。

今日の名言は
希の 来た来た来た来た来たぁああ~~!! です
希の本領発揮という感じがすごく出ていて
爽快でした。

ようやく徹からコンタクトがありました。
徹は家族のもとへ帰ってくるのか??
希は世界一のパティシエになれるのか???
いよいよ次週が最終章です!!!

次回、第151話 最終週新 「希空ウエディングケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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