『まれ』152話「まれ世界一になる夢は徹からの贈り物」

世界一を目指して出場を決意した予選大会の会場で希(土屋太鳳)は、
大悟(小日向文世)の出場を知って怖気ついてしまう。
一方、徹(大泉洋)が会場に現れないかと会場を見回す圭太(山崎賢人)と
一徹(葉山奨之)だったが、徹の姿はどこにもなかった。
予選大会の制限時間が迫り、希が最後の仕上げに取りかかる中
背後から大悟が声をかけ。。。

『まれ』第26週第152話「希空ウエディングケーキ」あらすじ

いよいよ
世界パティシエコンクール
日本予選が始まろうとする中、
そこへ大悟(小日向文世)が現れ、
希(土屋太鳳)へ「たたきのめしてやる!」と
宣戦布告するのだった。

怖気つく希に、
大悟のそばについていた陶子(柊子)は
女だろうが子どもがいようが
世界一のパティシエになれるということを
女の意地をみせなさいよと希に言葉をかける。

観覧席では一徹(葉山奨之)が徹(大泉洋)を探すも
まだ徹の姿は見当たらない。

圭太(山崎賢人)は法律事務所との約束へ出かけ、
一徹は徹へ向けてホームページを更新する。

大悟は大会を前に、
最後のトイレ休憩をすませ、
手を洗っているとそこへ清掃員がやってくる。

清掃員は仲間の清掃員を探している様子で、
「山本さん」と声をかけていると、
個室から「山本」が返事をする。

聞き覚えのあるその声に、
大悟は驚き立ち止まり振り返ると、
そこには徹の姿があった。

目が合う徹と大悟。

審査員の号令で、
大会がスタートする。

10:00 競技開始
10:03 表面をあぶった杏をカットし、昆布エキスと絡める。
10:15 杏のクレームブリュレを冷やし固める。
10:20 漆の実を煎る。
10:30 牛乳と生クリームを沸かし、粉状にした漆の実と混ぜる。
10:50 プチガトー用のチョコレート生地を作る。
11:00 チョコレート生地をオーブンで焼く。
11:10 梅のコンフィチュールを作る。

そのころ、能登では
桶作家の台所でみのり(門脇麦)と子どもたちが、
希のために応援ケーキを作っている。

12:30 飴のピエスモンテ(飴細工)を作りはじめる。
13:00 焼き菓子が焼き上がる。

15時、審査員から5時間経過のコールがかかる。

希は仕上げの最終局面へととりかかると
そこへ、大悟が背後から希へ話しかける。

希は作業の妨害かと警戒するが、
そんな希にかまわず大悟は、
さっきこの会場で徹を見かけたと希へ告げ、
徹はまた別の派遣会社へ登録し、
ここが会場になると知って
わざわざ仕事をいれたらしいと話すと
減点対象にされるぞ前を向け!と
希に注意する。

大悟が出会ったとき徹は
能登へは絶対に戻れないと話していた、
大悟は終わったらすぐ捜さないと、
またいなくなってしまうぞというと、
希は戻りたくないなら戻らなくてもいいと
そっけない態度を見せる。

すると大悟は、
20年以上前のある出来事を希に話し出す。

20年以上前の8月のある日、
店に来た客に娘のバースデーケーキを
作ってほしいと頼まれた。

その男は勝手な注文ばかりな迷惑な男で、
しまいには妙な人形をケーキにのせろと
言い出た話すと、大悟はソレだと言って、
希の魔女姫をあごで指し示す。

希が子どもの頃、
徹が買ってきたバースデーケーキは
自分が作ったものだと話すのだった。

回想

「スポンジケーキあるかな?
そこをなんとか頼むよぉ~。

うちの娘ね
ショートケーキが大好きなのよ!

だからね、とにかく
私と娘の2人分の誕生日だから
とにかく豪華にね!
あと、これのっけてくれる?

《魔女姫の人形を見せながら》
かわいいでしょ
さっきね、おもちゃ屋さんでみつけたのよ。

《出来上がったケーキを見て》
はぁ~素晴らしいね!

《嬉しそうな表情で、
ケーキに魔女姫をのせ
幸せそうな徹の姿》」

しかし、その話を聞いた希は
でも、自分は徹がケーキを買ったという
店の場所へ行ったが大悟の店ではなかったと
店を訪ね歩いたことを話すと
それは店を移転したあとに出来た店だと大悟は話す。

徹が店に来た翌年に、
前の妻が亡くなり店を畳み
それから5年後に
今の場所に店を出しなおしたと話し、
大悟は希を愛おしそうに見つめると
希の夢はすべて
徹からはじまっていたんだなと
優しく微笑むのでした。

呆然と立ち尽くす希のもとへ
早く仕上げないと時間がなくなると
一子(清水富美加)があわてて駆け寄ってくる。

希は前へと向き直し
最後の仕上げをはじめる。

回想

「《ハッピバースデーソングを歌い
家族みんなでバースデーケーキを
美味しそうに食べる》

「希」という字には
めったにないものを望むという意味がある。

それはすなわち「夢」である。

人生にはでっかい夢が必要である。

希、でっかい「夢」をみろよ
《藍子と徹の微笑む姿》」

ようやくすべてのケーキが完成する。

しかし、終了10分前、
希は一旦は片付けた道具を取り出すと
思い出したかのように作業をはじめようとする。

予定にない希の行動に
驚いた一子は希を制止するが、
これじゃ駄目、足りないものがあると
希は何かを作りはじめるのでした。

『まれ』第26週第152話「希空ウエディングケーキ」解説

今回は 「コンフィチュール」について解説していきたいと思います。

みなさん「コンフィチュール(confiture)」と
「ジャム(jam)」違いをご存知ですか?

一般には同じものとして扱われていますが
この2つ実はちがうものなんです。

英語の「ジャム(jam)」の語源は、
「ぎっしりと押し込む」というところにあります。

アメリカ英語圏では、パンに塗ったり、
ヨーグルトにかける「ジャム(jam)」は、
「ゼリー(jelly)」と同一視されることがも多いです。

つまり、「ジャム(jam)」とは、
フルーツの形状がない
凝固したものであることが
条件にあるのです。

一方、フランス語の「コンフィチュール(confiture)」とは、
砂糖や酢などに漬けたという意味の
「=コンフィット(confit))」からきた言葉です。

こちらは、食材をその形状も活かしたまま
保存するということが前提となっています。

つまり、「コンフィチュール(confiture)」とは、
状態や形状ではなく、食材を何かに漬けて
そのまま保存目的から生まれた言葉なのです。

実際の用途としては、
パンに塗るには固形物のない「ジャム」
ヨーグルトにかけるには素材感のある
「コンフィチュール」が向いているということなります。

劇中に「梅のコンフィチュール」とありましたが、
これは梅を刻んではいるものの
梅の食感はのこしたまま
甘く煮ているということをさしています。

【魔女姫誕生日ケーキのエピソード】は→コチラ 第1週 3話「魔女姫バースデーケーキ」へ
【原点のケーキを探すエピソード】は→コチラ 第7週 37~42話「横浜激辛プチガトー」へ
【徹が能登へ帰れない理由】は→コチラ 第20週 119話「男たちのウィークエンド」へ

『まれ』第26週第152話「希空ウエディングケーキ」感想

今回は、もう1人のお父さん な 回でしたね。

偶然にも徹さんと鉢合わせした大悟さんでしたが
いざとなると人間はトイレに逃げ込んでしまう
ものなのでしょうか???

昔の大悟さんを思い出してしまいましたね。

でも、あの大悟さんが希と徹さんのために
真剣勝負の中話かけるなんて
やっぱりかなり徹さんの失踪のことも
気にかけていてくれていたんですね

今日の名言は
大悟さんの 希の夢はすべて徹からはじまっていたんだな です。
徹さんと大悟さんの友情と希への弟子愛に感動しました。

残り時間10分前
何かを思いたった希は慌てて
あるものを作ろうと腕を振るいます。
制限時間の迫る中、
希は一体何を作り出すのか!??
時間は間に合うのか!!??

次回、第153話  最終週続 「希空ウエディングケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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