『まれ』5話「元治vs紺谷、徹&希初めてのバースデーケーキ」

役場では祭り開催についての評議会が行われ、中止したい村の職員・紺谷(板尾創路)と
開催させたい元治(田中泯)が互いに譲らなかった
一方、まじめになると約束した徹(大泉洋)へ、希(松本来夢)は初めて一人でケーキを作る。
幸せだったころの思い出ケーキが完成し徹の帰宅を待ちわびるが。。。

『まれ』第1週 5話 「魔女姫バースデーケーキ」あらすじ

祭りが中止になるかもしれないと聞いた元治(田中泯)は、声を荒げた憤ったが、
村のみんなになだめられ、翌朝、役場では祭り開催の評議会が行われることとなった
村の情勢のため中止させたい村の職員・紺谷(板尾創路)と
何としても開催させたい元治(田中泯)は互いに一歩も譲らず、
元治は一人でも祭りを行うと言うと役場を飛び出してしまった。

美容室サロンはるでは、村のみんなが集まっていた。

祭り中止の原因、過疎化について話すも、解決の糸口も見えず、
良き日の昭和40年代の能登ブームの話に思いを馳せる男性陣に
はる(鈴木砂羽)は、今を生きなさいと一喝する。

その時、元治は田園に居た。徹(大泉洋)は海水を運びながら言う、
このあたりで一番の祭りを一人で成功させるのは無理だと諭すが、
元治は思い出を語るように話し出す、
田舎の祭りだから、そんなに派手なものではないが、
子どもも大人もみんなが笑顔になって村がひとつになる大切な行事なのだと、
嬉しそうに語る姿を見ていた徹も相槌を打ちながらもどことなく嬉しそうだった。

シトシトと降る雨、村の子どもたちは神社の境内で雨宿りしながら、
祭りがなくなってしまうのかと残念がっていた。

そこへ急に圭太(山崎祐馬)が走ってやって来ると、
話があると切り出したが、何かを言おうとして途中でやめてしまう

圭太は話題を代え、父親が祭りを中止しようとしていることをみんなに謝った。
そんなこと気にするなと洋一郎(大嶋康太)たちは笑っていたが、
圭太の顔が曇っていたのを希(松本来夢)は見逃さなかった。

一方、役所では徹が紺谷(板尾創路)を説得していた

徹は、この不景気に地方で自然に癒されるというコンセプトを打ち出し、
これは村を盛り上げる一大チャンスだと企画書を持ち熱弁する、
生き生きと話をする姿に村の住人たちは感服していた。

希は海辺で圭太を見つけ、何か悩みでのあるのかと声をかけるも、
よそ者のお前には関係ないと走って行ってしまう。

桶策家へ戻った希は、おやつのスイカを食べるも、
圭太のことが気になってしかたがなかった。

ふと、藍子(常盤貴子)は誕生日のお祝いをしようという提案するが、希は躊躇する。

徹のせいでケーキを作らなくなってしまってから、希は誕生日のお祝いを避けてきた
もう手に入らないあの日の事を思い出すのが辛かったからです。

そこへ一本の電話が鳴る、藍子が出ると相手は元治と文の息子だった。
夏祭りに帰れるようになったから伝えて欲しいとの連絡だったが、
話の途中で受話器を文(田中裕子)に取り上げられ、
帰ってこなくていいとバチンと切ってしまった。

そんな文に藍子は、意地を張らずに息子の優しさに甘えればいい
助けてもらえばいいと訴えるも、文は背を向け、助けてもらいたいことだらけだと、
悲しげに言葉を続ける、しかしそれでも、意地はある、出て行った者を当てにはしないし、
昔を懐かしむ気もない、自分の生きる場所は自分で守る!強い眼差しで言ったあと、
ちょっと照れくさそうに咳き込んだ。

文の強い意志を目の当たりにした希は、自分も自分の生きる場所を守ろうと決心し、
誕生日ケーキを作ると藍子に告げるのでした。

能登での努力を約束してくれた徹のため、希は初めて一人でバースデーケーキを作っていた。

徹があの日ケーキを買ってきてくれたように、今度は自分がケーキを作ろう、
いつも笑っている家族が欲しかったら、自分でみんなを笑わせてみよう、
そんな思いで『魔女姫バースデーケーキ』を作り上げた。

希にとって、幸せだったころの思い出=ケーキが完成し徹の帰宅を待ちわびるが、
徹は帰ってこない、最近は塩田にも顔を出していないと文から聞かされ希たちは驚く。

そんな中、徹は村のみんなを連れ酔っぱらって賑やかに帰ってきたが、
酒で足がもつれた徹は勢いで、希の作ったケーキを壊してしまう。

壊れてしまったケーキを前にショックで座り込んでしまう希でした。

『まれ』第1週 5話 「魔女姫バースデーケーキ」解説

今回は 能登のお祭り 曳山(やま) について解説して行きたいと思います。
曳山とは、山車・屋台・だんじり・楽車・山・鉾・山笠・祭車・など、
地域によって様々ですが、祭礼に登場する曳きものです。

そして、能登のお祭りに欠かせないもうひとつが『キリコ』です。
キリコとは、「切子燈籠(きりことうろう)」の略であり、「切籠」でキリコと読み、
祭りでの御神灯(ごしんとう)の役割になっています。
キリコはお神輿の足元を照らす照明役であり、
その前衛、後衛のお供役として担ぎ出されるものです。

【能登各地のお祭り】

  • 7月第一金・土曜日 あばれ祭り 能登町宇出津
  • 7月最終土曜日 能登島向田の火祭り七尾市能登島向田町
  • 7月海の日の前日 恋路火祭り能登町恋路海岸
  • 7月30日 水無月祭り 輪島市南志見地区
  • 7月31日・8月1日 名舟大祭 輪島市名舟町
  • 8月第一土曜日 石崎奉燈祭 七尾市石崎町
  • 8月7日 宝立七夕キリコまつり 珠洲市宝立町
  • 8月14日  西海祭り 志賀町風戸・風無
  • 8月14日・15日 沖波大漁祭り 穴水町沖波地区
  • 8月17日  曽々木大祭 輪島市曽々木海岸
  • 8月22日~25日 輪島大祭 輪島市市街地
  • 8月下旬 富来八朔祭り 志賀町富来領家
  • 9月10日・11日 蛸島キリコ祭り 珠洲市蛸島町
  • 9月10日 寺家キリコ祭り 珠洲市三崎町寺家
  • 9月14日・15日 正院キリコ祭り(奴振り) 珠洲市正院町
  • 9月16日 柳田大祭 能都町柳田村

能登地方でしか見ることのできない伝統的な祭りです。
幻想的な「キリコ」の灯火をご覧に行かれてみてはいかがでしょうか?

※この他にも夏から秋の間、能登各地でキリコ祭りが行われます。
※年により祭礼日変更あり、詳しい事は各市町村へご確認ください。

『まれ』第1週 5話 「魔女姫バースデーケーキ」感想

今回はようやく父と娘の間に光が。。と期待させられた回でしたね。
結論から言うと、個人的にすごく悔しいです。
壊すにしても、ケーキをひと目くらい見て欲しかった!!
ちょっと泣きそうになりました。

でも、ちょっと気持ち切り替えます。

仕事には出てない、ケーキは壊すの散々な徹さんですが、
言ってましたよね?祭りやるぞ!!って、ね?
そう、『祭り』です。

その祭りを企画したりしていたから、
毎晩遅くまで話し合いをしていたのでしょう
たぶん!。。。たぶん!!

うん、でも。。。。やっぱり。。。。
仕事を休む必要性が見当たらないのは私だけでしょうか?

今日の名言
文さんの 自分の生きる場所は自分で守る! です。
文さんのがすごくかっこよかったです。

希と徹の仲はどうなってしまうのか?
果たして、祭りは開催されるのか!??

次回、第6話  続 「魔女姫バースデーケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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