『まれ』最終回156話「希のウェディングケーキはバースデーケーキ」

8月10日希(土屋太鳳)と圭太(山崎賢人)の結婚式当日。
希のウェディングドレス姿をひと目見たい思いで帰ってきた父・徹(大泉洋)。
匠(小山春朋)、歩実(横山芽生)、徹志(高橋來)の3人は、
はじめて出会うジイジに大喜び。
その後、村の仲間たちの思いがこもった手作りの式が盛大に行われ。。。

『まれ』最終回156話「希空ウエディングケーキ」あらすじ

突然帰ってきた徹(大泉洋)。

その姿を見た藍子(常盤貴子)は、
今まで抑えていた感情が爆発する。

藍子は泣きながら
徹へしがみつくかのように
徹を殴り続ける。

そんな藍子の想いを
だまって受け止めていた徹は
藍子を強く強く抱きしめ
2人はこれまでの間を
埋めるかのように
抱きしめ合いました。

そんな2人の姿に
希(土屋太鳳)も思わず涙がこぼれる。

一徹(葉山奨之)に殴られた頬を
徹が氷で冷やしていると
圭太がやってきて
徹に声をかける。

圭太は徹の頬の心配をすると
徹の会社の元社員・山口(池田一真)が
徹に会いたいと言っていると告げる。

希のコンクールに行ったとき、
徹の自己破産担当の弁護士に
会いに行っていた圭太。

山口さんのこと、聞いた圭太は
何度もやりとりを重ねているうちに
徹がかなりの金額を毎月、
山口へ振り込んでいたことを知った。

少しずつだけど
償いのつもりでと話す徹に
その徹の気持ちは
山口へ伝わっていると思うと
圭太が言うと徹はうなずいて、
ありがとうと圭太に頭をさげると、
山口と会ってみると言葉にする。

そして徹は、
さっき家族は、一緒にいるだけで
いいんだと希に言われたことを話し
希がそんな事言えるようになったのは
きっと圭太がずっと
一緒にいてくれたからだと言うと
希のこと本当にありがとうと
圭太へ感謝するのだった。

そこへ、
歩実(横山芽生)と匠(小山春朋)、
徹志(高橋來)が外から帰ってくる。

あ!と驚く歩実に
徹や!と徹志
じいじ!?と匠も
はじめて出会う祖父の姿に
目を丸くする。

徹もはじめて出合った孫たちに
匠に、歩実に、徹志か?と声をかけると
紙芝居で徹のことをよく知る子どもたち3人は
トオルー!と大喜びで
徹の腕へと飛び込んいく3人。

おぉ~!と、声をあげて
嬉しそうに孫たちを抱きかかる徹。

はじめて会うにもかかわらず
自分になついてくれる孫たちに
徹はおじいちゃんのことわかるのか?と
子どもたちに訊ねると
3人はわかるー!と声をそろえて言う。

そんな徹たちの姿を
物陰から見ていた文(田中裕子)が、
徹っ!!!と声をかける。

徹が振り返ると、
仏頂面の文の後ろからも
元治(田中泯)がひょっこり顔を出すと、
おかえりと優しく微笑みかける。

2人のかわらない優しさに
徹は涙をうかべながら、
ただいま!と言うと
孫たちにかこまれながら
幸せそうに笑う。

そのころ、希、圭太、幼馴染たちは
ドラマの撮影で結婚式に出席できない
高志(渡辺大知)とパソコンで
テレビ電話をしている。

画面に写る高志の言葉を
「希、圭太、
結婚式おめでとう。
今日は、ドラマの収録で
出席できなくて
本当に残念だ」と
みのり(門脇麦)が通訳する。

その言葉に喜ぶ希と圭太。

すると高志は自らの声で、
能登で会おう!と力強く言うと
おぉーーー!!と幼馴染たちは湧き上がる。

いよいよ希と圭太の結婚式が始まる。

圭太は紋付はかま、
希はウェディングドレス姿の2人が
新郎新婦の入場で~す!
ビデオを撮る洋一郎(高畑裕太)の
掛け声とともに、
出席者たちの前へ登場する。

匠と歩実がブーケを持って前を歩き、
圭太と希がライスシャワーの中を
仲むつまじく幸せそうに歩く姿に
徹は瞳いっぱいに涙をうかべ、
藍子は幸せいっぱいの笑顔を見せている。

仲間たちの愛情たっぷりの手作り結婚式。

浩一(篠井英介)が、希と圭太、
子どもたちに向けて
結婚式、おめでとうございます!と
祝辞を贈ると
これまでの津村家の経緯を話し出し
普段なら「長い!」と
言葉を挟むはる(鈴木砂羽)も
今日ばかりはだまって聞いている。

津村家の東京から能登への
引越しがなければ、
今のこの幸せ家族は
存在しないのであります!
そういう意味でも、徹ちゃん、
おかえりなさい!と浩一が言うと、
徹ちゃん、良かったなぁ!と感極まって
徹に抱きつく慎一郎(ガッツ石松)。

そんな仲間たちの出迎えに
徹は呆れたような嬉しいような
照れ笑いをしなががら
なすがままに慎一郎と
抱擁をかわす。

いよいよ、ケーキ入刃。

みのりと一徹(葉山奨之)の手によって
希のウェディングケーキが披露される。

希がつくったケーキは、
フランス菓子ではなく
生クリームを使った
ショートケーキ風の
四角い大きなケーキ。

さらにその上には
魔女姫人形が乗った
丸いケーキが重なっている。

それはその昔、
希が幼い頃に徹が買ってきてくれた
思い出のバースデーケーキそのもの。

それを見た徹は
さらに胸が熱くなり
涙があふれ出しそうになる。

ウェディングケーキと
誕生日ケーキを一つにした
そのケーキのろうそくに
火をともした希は
お父さん!と徹へ声をかけ
せーの!と希の掛け声で、
家族でろうそくの火を吹き消すと
そのケーキをみんなで食べる。

閉めのあいさつ。
「結婚して9年、
ここまでやって来れたのは、
みなさんのおかげです。

まだまだ未熟者ですが、
家族で力合わせて、
精一杯頑張ります。

今日は、本当に
ありがとうございました。」

圭太の言葉を、弥太郎(中村敦夫)、
博之(板尾創路)、直美(藤吉久美子)も
一心に聞きていた。

そして、少し長くなりますがと
前置きし、希のあいさつが始まる。

「先ほど、浩一さんが言ったように
津村家は東京から能登に
夜逃げのように引っ越してきました。
親戚も知り合いもいない、
風の人でした。
能登は大好きだけど、
故郷はないと思って育ちました。
それでもここで、この能登で、
本当にたくさんの大事な人に
会いました。
大事な言葉を聞きました。

おてんとさんと風で、
地道にコツコツ作る
元治さんの塩(元治)

自分の生きる場所は、
自分で守る(文)

怖いけど、忘れられないから、
夢なんだと思う(圭太)

漆はウソをつく、
見えないからこそ、
だましたら駄目なんだ(弥太郎)

もう、お母さんを捨てなさい(藍子)

誰か一人に届けば、
きっとそれが始まりになる(高志)

何かを得たいなら、
何かを捨てろ(大悟《小日向文世》)

どんなパティシエになるのか
決めるときが来る(幸枝《草笛光子》)

失敗、おっぱい、世界一!(匠・歩実)

もしかすると、
故郷というのは場所じゃなくて、
ここで会えた大切な人たち
そのものなのかも知れない
そう思いました。」

そして、希は。。。

「私は子どもの頃、
夢が大っ嫌いでした!」と
大声で言うと、
知ってるー!とはる
夢嫌いの希ちゃーん!と
真人(塚地武雄)も茶々を入れる。

会場に笑いが起きる。

「それでも、
思うようになりました。

夢とは、特別なものじゃなくて
明日、美味い味噌汁を作って
家族で飲みたいとか、
今日よりも、ちょっと美味い
ケーキが出来たらいいなとか。

そういう
毎日の小さな嬉しい事が集まって、
でっかい夢になるんじゃないかなって。

そういう夢なら、
おばあちゃんになっても、
ずーっと持っていたいと思いました。」

「私は、夢が大好きです!」

その希の言葉に
うなずきながら泣く徹。

「おしまい!」と希が締めくくると
出席者も全員が勢ぞろいして、
カメラを前にテーマ曲「希空」を歌う。

「さあ翔(か)け出そうよ、
今すぐに 未来が今は遠くても
ひとりぼっちのままで
泣く夜(よる)が続いても
本当のわたしへ
風が強く冷たいほど
教えてくれる~♪」

文は新作紙芝居「希」を
子どもたちに読み聞かせている。

「世界一のパティシエという
夢を思い出した希は
地道にコツコツ歩きだしました。

旅のお供は、
可愛い子どもたちと、
大好きな家族たち。

そして、これからは
家族の夢を応援すると決めた
徹です。。。」

一方、徹は空白を埋めるように
藍子の書いていた日記を読んでは
嬉しそうに写真を見て微笑んでいる。

希は、家族といつも来る
海が見える丘に来ると
魔女姫に向かって、
今までありがとう、
これからもよろしくと声をかける。

「私こそ、希!」(魔女姫の声)

店では、ウエディングケーキミニ版が
プチ・ソルシエールと名づけられ
希の新しいケーキとして店頭に並んでいる。

そのケーキの上にはもちろん
魔女姫。

店の厨房では希がメレンゲを立て
今日のメレンゲも絶好調。

希のパティシエ人生も
世界一への道もまだまだこれから
スタート地点に立ったばかりです。

おしまい。

『まれ』最終回156話「希空ウエディングケーキ」解説

今回は 「まれの今後」について
少しお話していきたいと思います。

本編の「まれ」は
これをもって最終回となりますが、

このあと「まれ」では
ザ・プレミアム「まれ 〜また会おうスペシャル〜
幼馴染たちのスピンオフドラマが放送予定です。

【前編】10/24(土)19:00~19:45<BSプレミアム>
「僕と彼女のサマータイムブルース」(高志・美南)
《あらすじ》
俳優としても絶好調ながらも本業の曲作りで
スランプに陥った高志(渡辺大知)と
司法書士試験に落ち兄・大輔(柳楽優弥)の結婚と、
どん底にあった大悟の娘・美南(中村ゆりか)は
2人で能登に行くことになり。。。

【後編】10/31(土)19:00~19:45<BSプレミアム>
「一子の恋~洋一郎25年目の決断~」(洋一郎・一子)
《あらすじ》
30歳を過ぎても一子(清水富美加)を忘れられず
想いを寄せる独身の洋一郎(高畑裕太)でしたが、
ついに一子のことをついに諦めようと心機一転
SNSで知り合った仁子(にこ・清野菜名)と言う
一子と瓜二つの性格の女性とデートすることになる。

気になる大輔の結婚相手は???
一子と洋一郎の運命の糸は???
10月も「まれ」から目が離せません!!

『まれ』最終回156話「希空ウエディングケーキ」感想

「まれ」の最終回は
最高のウェディングバースデーでしたね!!

ついに希の口から
私は、夢が大好きです!」と
聞けたことが何より嬉しかったです。

土屋太鳳さん、山崎賢人さん、
常盤貴子さん、大泉洋さん、
そして、書ききれませんが、
キャストのみなさん。

本当にお疲れ様でした!

最後まで楽しくハッピーな
「まれ」ワールドを
ありがとうございました!!!

10/24.31(土)のスピンオフドラマ
早く見たくて待ち遠しいですが!!

月曜日からは、幕末から明治の男社会のなか奮闘し
ボンボン旦那を支え、女性の教育・社会進出を応援
日本初の女子大学校を設立した女性企業家
あさ(広岡 浅子さんをモデルにした)の自叙伝的ドラマ
「あさが来た」がはじまります!

次作、あさが来た第1話  「小さな許嫁(いいなずけ)」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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