『あさが来た』27話「あさと五代才助の大ケンカに新次郎の冷や汗!はつの守る家族。」

以前のように覇気のないあさ(波瑠)に才助(ディーン・フジオカ)はがっかりしたと
不満を口にすると、その言葉に腹を立てたあさは才助と大喧嘩をはじめる。
一方、あさに内緒ではつ(宮崎あおい)たちを探す新次郎(玉木宏)は
ようやくはつたち山王寺屋をみつけるが。。。

『あさが来た』第5週27話「お姉ちゃんに笑顔を」あらすじ

母・菊(萬田久子)のあまりの言いぐさに
惣兵衛(柄本佑)の緒が切れ。

惣兵衛が大きく手を振り上げた瞬間
思わずはつ(宮崎あおい)は
その間に飛び込んでいってしまい
勢いあまってはつを傷つけてしまう惣兵衛。

しかし、はつはやっと自分にも
お家を守ることができたと口にすると
家がなくなったのは誰のせいでもない
時代や新政府のせいだというはつは
今自分達にできることは
一歩でも前に進むことだけですと
山王寺屋一家を励ますのでした。

腰が抜けてしまった菊に
惣兵衛はだまって背中を差し出すと
菊は申し訳なさそうに
惣兵衛の背中に負われるのでした。

そのころあさ(波瑠)は、
五代才助(ディーン・フジオカ)から、
大商人の奥さまに納まっておしとやかに
茶などだすようになってしまうなんて
あさのことは、この国にしては
骨のある人間だと思っていたのに
つまらん女になったと言われてしまう。

「あんたにもこの店にも もう用はない
潰れるんやったら勝手に潰れたらええ」(才助)

「勝手に潰れたらええ」
その言葉にカチンときたあさは
才助を睨みつけると
「待っとくなはれ」と呼び止める。

すると

「がっかりしたのは うちも同じだす。
西洋の言葉を話し えらい物知りで
面白いお方やと思っていた あなた様が
憎たらしい新政府の
お役人になってはったてなぁ!」(あさ)

「憎たらしいやとぉお?」(才助)

怒りに満ちた才助の表情に
慌ててうめ(友近)と新次郎(玉木宏)が
止めに入るがあさの怒りは収まらず。

そこまで言うなら言ってやると
あさは才助を睨みつける。

今お家が困っているのは
新政府様への上納金のせいで、
あなた方がお金もないのに
勝手に新しい時代なんか作って
その上、上方(関西)の商人に
10万両という(現代に換算して50億円)
びっくりぽんなお金をせびっておきながら
勝手に潰れたらいいとは
どういう言い草なのか

「どの口が言うてはりますのや!」(あさ)

あさは大暴走し、
大阪中の商いが傾いたのは、
全部、新政府のせいだとなじり倒す。

あまりの暴言に新次郎は血相をかいて
店中の者にあさを止めるよう助けを求めるが
興奮冷めやらぬあさは続けて

「明治の世やなんて
だれが作りはったんや!
くそ食らえだす!わ〰 っ!!」(あさ)

店の者たちに引きずられ
連れていかれるあさの姿に
才助は「ワンダフル!」と感嘆し
自分が聞きたかったのはこれだ!と喜ぶ。

「She just wonderfu!Just right!
(やはり彼女は素晴らしい!)」(才助)

しかし

才助がそんなあさをほめ称えるので
うめがポカンと口をあけていると
才助はお付きのうめにある言づけを頼む。

五代才助が去った後の加野屋では
主人・正吉(近藤正臣)の前で
あさがしょんぼりと座らされていました。

ことの真相を話すうめは
五代才助に言づかった
伝言を正吉に伝える。

それは、あさへ大阪商人の寄り合いに
顔を出すようにということだった。

あさは姉・はつのことでいっぱいで
そんな気持ちにはなれないと
その申し出を断ろうとするが、
そんなあさに新次郎は苦言する。

国の役人に対して
あれだけのことを言ってしまったのだから
それで許してもらえるな行くべきだと言い
それにあさも商いの勉強がしたいと
言っていたのだからちょうどいい。

「かならず行くんやで」(新次郎)

と、新次郎はいつもより厳しめに
あさに言うと言葉をかけると、
またどこかへとふらりと、
ひとり出かけるのでした。

そんな新次郎に母・よの(風吹ジュン)は
「なんで」新次郎はいつまでたっても
しっかりしなのかとぐずぐず嘆いていると、

「あら奥さま、なんでなんでて
おあさ様の口癖がうつってはりますわ」(かの)

そう女中のかの(楠見薫)に言われ
はたと気づいたよのは「嫌やわぁ」と
恥ずかしそうに言って笑うと
うめもかのも一緒なって
三人は笑ってしまうのでした。

その「なんで」を聞いたあさは
新次郎が口にした言葉を思い出す。

「なんで言うたら。。。

なんでその最後に会うたとき
おはつさんはあさに
「お互いにお家を守ろう」なんて
言うたんやろな?」(新次郎)

その言葉の意味を考えるあさです。

そして、あさは気が進まないまま
大阪商人たちの集まりに
参加することになりました。

そこには
あの「石炭」話を新次郎に持ちかけた
山屋与平(南条好輝)も参加していました。

なんでこんなところにおなごがいるのかと
最初は居場所のない気分のあさでしたが

「大阪に造幣局ができる」

「金貨や銀貨を作るために
五代さまが高山に手を出し始める」

「イギリスでは【えいるうぇい】と言う
鉄の塊が走るらしい」

「帳面上にお金があっても意味が無い
お大名もあてにならへん」

「そのことを山王寺屋さんも
もっと早くわかってれば
あないなことにはならなかった」

「五代さまから
新政府の話を聞かなければ何もはじまらない」

など、
その会でいろいろな話を聞くうちに
あさは世の中の流れが
少しだけわかるようになるのでした。

旦那衆の話し合いが終わった後、
五代才助への考えが変わったあさは
もっと早くここへ来ておけばよかった
もっと姉のはつと話をしておけばよかった
やっぱりお家を守るためには
おなごにも知識は必要だと
義父・正吉へ話すあさ。

すると正吉はそうすると、
今あさがしなければならないことは
落ち込んていることでも
姉を探すことでもなく
こういうところへ来て話を聞く
そういうことなのかもしれない
そう笑って話すのでした。

それからあさは
毎回商人たちの集まりに
参加するようになり
旦那衆の中で紅一点、
活発にふるまうあさの姿は
よくも悪くも大阪中のうわさになります。

そして、家に帰ると帳簿の確認をし
また夜になると本を読み独学で
商売の勉強をし続けたのでした。

そんな中でもあさはずっと
姉・はつの安否を心配する。

今日もあさはひとりで
旦那衆の集まりへ出かけようとするので。

主人の正吉は雁助(山内圭哉)に
あさと一緒に集まりへ行くように指示する。

すると正吉は雁助へ寄ると小声で
あさがあまりにも「何で?何で?」と
聞いてまわるもので旦那衆から
あさに「見張り」をつけるようにと
悲鳴があがっているとはなす。

「はぁ~。。。。
それはまたやっかいな仕事ですなぁ」(雁助)

それなら仕方が無いといわんばかりに
雁助はいそいそと

一方、新次郎はあさには内緒で毎日毎日
はつたちを探して大阪中を探しまわっていました。

そんな新次郎はようやく荷台を押すはつと
山王寺屋の元主人・栄達(辰巳琢郎)を
探し出すのでした。

『あさが来た』第5週27話「お姉ちゃんに笑顔を」解説

今回は「えいるうぇい」「大阪造幣局」について解説していきたいと思います。

えいるうぇい」とは
正しくは「railway(レイルウェイ)」と発音し
英語で鉄道や鉄道路線を意味する言葉です。

私も最初聞いたときは何をいっているのか
まったく聞き取れませんでしたが
あらためて思うとこれが本当の
日本語英語なのかと少し面白くなりました。

海外の方からすると本当に大変だろうなぁと
なんだか申し訳なくも思ってしまいましたね(笑)

大阪造幣局」とは

大阪市北区天満に位置し、正式名称は
独立行政法人造幣局(どくりつぎょうせいほうじんぞうへいきょく)。

硬貨の製造や勲章・褒章など
金属工芸品を製造したり、
地金・鉱物の分析と試験を行っている
日本の独立行政法人です。

この造幣局では紙幣は印刷せず
紙幣の印刷は国立印刷局で製造されます。

構内には造幣博物館があり
見学もできるほか、
春には「桜の通り抜け」が有名です。

【五代才助と大阪の関わり】→コチラ 第4話 「小さな許婚(いいなずけ)」解説へ

『あさが来た』第5週27話「お姉ちゃんに笑顔を」感想

今回は、今日はあさがキレましたな 回でしたね。

きのうの白蛇さんにつづき
今日はあさが「キレ」ました(笑)

あさの暴走っぷりはなかなかでしたね~

あそこまでいってしまうと
もう爽快きわまりませんね!(笑)

そして散々言われたにも関わらず
それを喜ぶ五代才助。。。

彼はツワモノです!

今日の名言は
あさちゃんの
明治の世やなんてだれが作りはったんや!
くそ食らえだす!わ〰 っ!!」です。
もうこれに勝る言葉はないでしょう!

商いを独学で学ぶようになったあさ
新次郎はようやくはつたちを
見つけることができました。
野菜を載せた荷台を押していましたが
今、山王寺屋一家はどうしているのでしょうか?

次回、『あさが来た』第28話「お姉ちゃんに笑顔を」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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