あさが来た 49話 加野屋の四男坊のヒゲ

あさ(波瑠)は忙しい仕事の合間をぬっては姉・はつ(宮崎あおい)を訪ねていた。
男のように勇ましく働くあさに対し商人たちは、加野屋の四男坊と言うようになる。
その頃、はつはようやく惣兵衛に和歌山行きを話し夫婦は新天地に希望を持つが
その一方で惣兵衛はあることが気がかりになる。そして、あさはまた九州の炭鉱へ
あさが到着すると亀助(三宅弘城)があることを伝えにやってくる。。。

『あさが来た』第9週49話「炭坑の光」あらすじ

炭鉱を任されたあさ(波瑠)は大阪と九州を行き来するようになり
忙しい仕事の合間を見ては姉・はつ(宮崎あおい)のもとを訪ね
はつや愛らしい藍之助の笑顔を見ては英気を養う日々を送る。

相も変わらずせわしなく働くあさの様子に惣兵衛(柄本佑)は
そのうちヒゲでも生えてきそうなほど、男のように働くと舌をまくと
近頃では寄合所でも「加野屋の嫁にはヒゲがはえている」と言われ
あさがそのことを気にしているとうめ(友近)は笑話のように口にする。

そのうめの言葉にあさのことが心配になるはつ。

そのころ、五代友厚(ディーン・フジオカ)は
多くの鉱山を手中に収め鉱山王と呼ばれるほどの
大阪の名物男になっていた。

商人たちはあさの男勝りな仕事ぶりを
加野屋の四男坊と揶揄(やゆ)するようになり
そんな男たちの言葉を気にするあさに対し
五代は「自分がハズバンド(亭主)なら
あさにこんな肩身のせまい思いはさせない」と
あさを励まそうと思わず口にしてしまう。

そのころ、加野屋の使用人のなかで大阪にも
陸蒸気(おかじょうき)が走るという噂が届き
加野屋も石炭のお陰で経営も上向きになってきたと
会話がはずむなかで大番頭・雁助(山内圭哉)だけは
どこか不機嫌そうな表情をうかべていた。

そして加野屋の奥ではよの(風吹ジュン)が
孫の顔を見れないことを張子(はりこ)を作りながら
夫の正吉(近藤正臣)に愚痴をこぼしていた。

そんなよのに正吉は仕事を頑張っているあさに
子どもを産むことまで背負わせては申し訳ないと
話しているところを新次郎(玉木宏)は偶然耳にしてしまう。

その夜、新次郎は今度「浴衣の会」で
三味線を披露するとこをあさに伝えると、
あさは新次郎の三味線を弾く姿をまた見たいと
無邪気に喜ぶあさの姿を嬉しく思う新次郎。

そして新次郎は
このところずっと忙しく働き回るあさを気遣い
優しく話しかけ肩を肩を揉んでやったりしていると
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
新次郎から借りた本の言葉を口にし難しいことだと話すあさ。

つかの間の他愛のない夫婦の会話でしたが満身創痍のあさは
仕事疲れでいつの間にか新次郎の肩で寝入ってしまっていた。

そんなあさを新次郎は愛おしそうに優しく抱え上げ
布団へ運び寝かしつけます。

そのころはつは、ようやく惣兵衛(柄本佑)へ
今井の母から和歌山の土地を借りたことを伝えると
惣兵衛ははつと今井の母・梨江(寺島しのぶ)に
心から感謝し土地の権利書に向かい頭をさげる。

和歌山へ行く相談を惣兵衛へするはつでしたが
惣兵衛は気位の高い母・菊(萬田久子)が
大阪から離れるとこを了承してくれるかと心配になる。

そして、あさはまた九州の炭鉱へと向いました。

炭鉱へ到着したあさを待っていた亀助(三宅弘城)が出迎えると
亀助は炭鉱で問題になっているある人物のことをあさへ伝えます。

『あさが来た』第9週49話「炭坑の光」解説

今回は「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」「浴衣の会」について
解説していきたいと思います。

天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」とは
福澤諭吉の著書『学問のすゝめ』にある一節です。

「学問のすゝめ」とは福澤諭吉著の
欧米の近代的政治思想や民主主義の理念
市民国家の概念などを比喩を多用して説明し
無知であることを良しとせずに儒教思想を否定し
近代国家としての国民への意識改革をうながし
生活上の心構えなどの持論をつづった
全17冊に及ぶ自己啓発本です。

浴衣の会」とは
日本舞踊の簡単なおさらい会
発表会を称して「浴衣の会」と言います。

『あさが来た』第9週49話「炭坑の光」感想

今回は、愛の告白!?な 回でしたね。

とうとう五代さん
あさに直接想いを告げてしまいましたね。

当のあさは何のことかわからなかったようですが
五代さんもそろそろ英語と日本語ごちゃまぜの言葉
直らないものですかね?

日本に帰ってきたからもうずいぶんと経ちますが(笑)

そうすればあさへの想いも
もう少しスムーズに伝わりますのにね?

あ、伝わってはいけないのか!

そして、いつもあさのことを気遣う新次郎さんですが
両親の心配する言葉に少し思うところもあるようで。。。

もしかしたら、
よのさんの「ふゆちゃんのお妾計画?」に
のってしまったりしてしまうのでしょうか?

今日の名言は
五代さんの
わたしがハズバンドやったら
あなたにこんな肩身のせまい思いはさせない!」です。
あさを励まそうと口にして勢いででた言葉ですが
五代さんらしい堂々とした清々しい好意の表現です。

またまたやってきました九州炭鉱
そこであさを待ち受けている問題とは!??

次回、『あさが来た』第50話「炭坑の光」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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