あさが来た 53話 治郎作のおおきに

新次郎(玉木宏)は身重のはつ(宮崎あおい)の家へと送りに来ていたが
惣兵衛(柄本佑)がまた不在にしていると来てふたりは寂しいもの同士だと
慰めあっていた。そのころ九州の炭鉱で無理を押して働くあさ(波瑠)に
親分・治郎作の妻・カズ(富田靖子)は少しは休むようにと心配する。
すると目の前に治郎作(山崎銀之丞)が現れるとあさに予想もしない
言葉をかけるのでした。。。

『あさが来た』第9週53話「炭鉱の光」あらすじ

新次郎(玉木宏)ははつ(宮崎あおい)を
送り届けようとしてはつの荷物を持ち
互いの近況を話すふたり。

惣兵衛(柄本佑)がまた帰ってこないと聞いた
新次郎はお互い寂しいもの同士だなと話すと
はつはふと加野屋の姑・よの(風吹ジュン)の
「本当は加野屋へ嫁ぐはずだった」という
言葉が頭をよぎる。

はつは新次郎といることに気まずさを感じ
新次郎から荷物を譲り受け帰ろうとするが
お腹の子どもにさわると言う新次郎と
揉み合いになった拍子に新次郎は
足をすべらせて沢へ落ちてしまう。

そしてふたりは着物を乾かすために納屋へやってくると
そんな様子を見た通りすがりの農婦に仲がいいと
笑いかけられはつと新次郎は夫婦と間違えられたことに
驚いてしまう。

もし自分が加野屋に嫁いでいたら
今ごろどうなっていただろうかと
つぶやくはつ。

思いもよらない言葉に目を丸くする新次郎と
口にしたはつも自身の言葉に驚いてしまう。

はたと我に返ったはつは申し訳ないと謝罪し笑うと
ふたりは何もなかったかのようにお互いの伴侶が
無事に早く帰ってくるようにと願をかけて
お地蔵さまに手を合わせます。

その夜、新次郎が「浴衣の会」に参加していると
大人社会の勉強だといって榮三郎(桐山照史)が
ひょっこりとやってくる。

そんな榮三郎を子どもと言って
追い返そうとする新次郎に対し榮三郎は
家ではもう嫁を貰えと言われているのだから
もう子どもではないと反論する。

そして「浴衣の会」も宵の口になり
新次郎の三味線が披露されます。

三味線を弾く新次郎の姿を見た榮三郎は
はじめて見る新次郎の真剣な表情に驚くが
その音色はとても寂しげ。

その夜は、だれもがなにか寂しさを抱えて
それをそっと抱き締めて眠るような
そんな静かなよるでした。

あさ(波瑠)は九州の炭鉱で無理を押して働いていたが
そんなあさにカズ(富田靖子)は休むように心配するも
あさはまだまだ炭鉱の改革がはじまったばかりで
自分だけがそんなわがままを言うわけにはいかない。

そんな無理をするあさに治郎作(山崎銀之丞)は
「それはわがままではない!」とあさに向かってくると
「もっと自分を大切にしろバカ!」とあさの体調を
気遣う言葉を口にする。

「バカ」と言われたことに驚くあさと
失礼だと怒る亀助(三宅弘城)に
カズは口の悪い山男の「バカ」というのは
誉め言葉なのだとあさと亀助に説明する。

そしてカズは九州男は感謝の言葉や気持ちを
本当に口にできないどうしようもない生き物だと
憤ったように言うと「弱っとるおなごに
声もかけられん男はふぬけですたい!」と
炭鉱夫たちに激を飛ばす。

そんなカズの言葉に治郎作は恐縮したように
「おおきに」と言ってあさに頭をさげると
これまでいろいろな炭鉱で働いてきたが
炭鉱夫たちがこんなに笑顔でいきいきと
だれもが働けるようになところはなかった。

これもすべてあさのおかげだと治郎作はいうと
あさが元気がないと自分たちも調子が狂うと
恥ずかしそうにあさ話します。

すると炭鉱の男たちも女たちも次々に
「おおきに!おおきに!」と感謝を口にすると
すると、突然男泣きをはじめる亀助。

あさも炭鉱の者たちも亀助が泣くことに驚いたが
炭鉱のみんなに認めらあさの気持ちが伝わったことが
苦労をともにしてきた亀助は嬉しくてたまらなかった。

そして夕方、亀助はサトシ(長塚圭史)の話方が
大阪言葉のようなことや以前から加野屋のことを
知った風だったことが以前から気になっていたと
山の支配人・宮部(梶原善)に尋ねるが宮部は
そんな話は聞いたことがないと首をかしげる。

その日、あさは疲れから早めにひとり眠りにつき
夢をみていました。

そんなあさの目の前に「グッモーニング!」と
現れたのはペンギンの描かれたハンカチを手に
微笑みかける五代友厚(ディーン・フジオカ)でした。

『あさが来た』第9週53話「炭鉱の光」解説

今回は「亀助の涙」について解説していきたいと思います。

これまで亀助はどこか嫌々しかたなく
お目付け役のような形でずっと
あさについて回っていました。

しかし、そんな亀助も幾度となく
加野屋の危機に立ち向かい民衆や
奈良の豪商・玉利とにも物応じしせず
堂々と掛け合い交渉する姿。

炭鉱夫たちにも負けじと女性として
いろいろな不安や弱さを抱えつつ
粉骨奮闘するあさの姿に
じゃじゃ馬奥さまではなく
ひとりの人間として商人として
いつの間にやら尊敬の念を
持っていったように思えます。

そんなあさの努力が実り
炭鉱の人々に認められたことが
ずっと苦労を共にしてきた亀助には
本当に嬉しかったのでしょうね。

【浴衣の会(ゆかたのかい)について】→コチラ 第49話「炭鉱の光」解説へ
【あさとはつ許婚交換エピソード】→コチラ 第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」へ

『あさが来た』第9週53話「炭鉱の光」感想

今回は、男たちの気持ちな 回でしたね。

今日の治郎作さんと亀助さんおちゃめでしたね!

素直に気持ちを表現できないところを
しっかりカズさんに見抜かれていることろなど
本当にこの夫婦は仲がいいんだなって
ほっこりしました。

それに、あさが認められて自分のこと以上に
嬉泣きして炭鉱の女性陣になだめられる
亀助さんの姿も人の良さや優しさが
見地味出て見ていてうるっとしました。

そして、なんだかんだ言って
やっぱりカズさん強かったと確信した
回でもありましたね(笑)

今日の名言は
カズさんの
弱っとるおなごに 声もかけられん男はふぬけですたい!」 です。
カズさんかっこよかったですね。

炭鉱の人々に認められ絆が深まった九州陣ですが
大阪ではだれもがどこか寂しさを抱えてしまっています。
そしてまだあのサトシの問題が残っています。
そして、あさの夢?に出てきた五代の真相は!?
次回、『あさが来た』第54話「炭鉱の光」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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