榮三郎(桐山照史)の加野屋八代目襲名披露に後見人の新次郎(玉木宏)と
ともに急遽あさ(波瑠)も参加することになり、新しい加野屋を背負って立つ
ひとりとしてあいさつをする。はつ(宮崎あおい)の和歌山を知ったあさは
はつを離れ離れになることを寂しがっていると姑・よの(風吹ジュン)が
あさへある提案をする。。。
『あさが来た』第10週57話「お姉ちゃんの旅立ち」あらすじ
加野屋八代目・榮三郎(桐山照史)の襲名式に
同席するあさ(波瑠)の姿に異論を言う旦那衆に
五代(ディーン・フジオカ)はあさも立派な
加野屋の重役だという旦那衆を一蹴し
五代の言葉に参列した山屋も賛同する。
七代目主人・正吉(近藤正臣)は参列者に
まだ若い榮三郎の後見人として次男の
新次郎(玉木宏)を添えることと
加野屋はこれからどんな新しいことにも
挑戦し250年の加野屋歴史を守っていくと
宣言しすると、今後もあさも加野屋の顔として
頑張っていくのでよろしく頼みますと
参列者へあいさつをする。
はつ(宮崎あおい)もその様子を嬉しそうに見つめます。
無事に襲名式を終えたあさはうめ(友近)から
はつが3日後に和歌山へ旅立つことを聞き
はつと離れ離れになることを寂しがるあさに
よの(風吹ジュン)ははつを加野屋へ招待する
ことを提案をする。
その間よのと正吉はふたりで奈良へ旅に出て
奈良の豪商・玉利(笑福亭鶴瓶)のもとへ向かい
炭鉱経営で得た利益で借りた金の返済めどがたった
あいさつへ行くと話す。
正吉とよのの好意によりあさは
はつを加野屋へ招待しました。
そのころはつは加野屋への招待に躊躇していた。
あさの立派な姿を見たはつは自分のような者が
加野屋の屋敷にあがってもいいものなのかと
気落ちするはつの姿に惣兵衛(柄本佑)は
「アホ。
お前は今の身なりは劣ることはあっても
ほかにあの妹に負けてるとこなんて
何ひとつあれへんわ!」
惣兵衛はそういうとあさの自慢のお姉ちゃんだろう
胸を張って行ってこいとはつを送り出すのでした。
そしてそのころ、九州のあさが不在の炭鉱で
山の支配人・宮部(梶原善)から朗報があると
あさへ報告がきていた。
親分・治郎作(山崎銀之丞)の説得のおかげか
あのサトシ(長塚圭史)のが働くようになったことと
炭鉱の者たちから奥さんは次いつ炭鉱に来るのかと
矢のような催促があると宮部からの手紙に書いてあり
あさの顔もほころびます。
今日も新次郎は遊びに出かけようとするが
遊び仲間の中でもざん切り頭の旦那衆も増え
洋装をはじめる者も出てきたと嘆く新次郎に
あさはざん切り頭もステキかもしれないと冷やかす。
新次郎はあさの嫁入り道具の琴を見て
弾いている姿を見たことがないと口にすると
あさは新次郎の見事な三味線の前では
恥ずかしくて弾けないと笑う。
たとえ弾けなくてもこの琴には姉・はつとの思い出が
たくさん詰まっていて炭鉱を買う際にほとんどの
嫁入り道具は売ってしまったけども、この琴だけは
はつとの思い出を手放してしまうようでできなかったと
あさは愛おしそうに琴に手をやり語るのでした。
その夜、新次郎は惣兵衛と一緒に座りながら
うどんの屋台で歌を口ずさみながら座っていた。
そんな新次郎に惣兵衛は加野屋を継いだ人間が
こんなところで「都々逸(どどいつ)」なんかしていて
大丈夫なのかと冷やかす。
互いの新しい門出について話していると
どちらがいいかはわからないがめでたいと
新次郎が口にする。
そんな新次郎にそっちの道の方が
いいに決まっているとふてくされる惣兵衛に
「若旦那やった惣兵衛はんより
今のあんたの方がええ男やけどなぁ」
と新次郎は憎まれ口を叩く。
惣兵衛は先日、棒手振り(ぼてふり)のついでに
旧山王寺屋跡を見に行った話を新次郎にすると
あらためて大きな家だったことを思い知ったと話し
新次郎もその跡地を見て小さな井戸ひとつしか
残っていなかったことを惣兵衛へ話す。
はつが井戸に落ちた日のことを思い出す惣兵衛。
あのときあの暗闇から引っ張りあげてもらったのは
本当は自分の方だったのかもしれない。。。
惣兵衛はそう言うとガッとうどんをかき込みます。
そこへうどん屋の主人(桂文珍)がひょこっと
紅白のかまぼこを新次郎たちに席へ持ってくる。
頼んでいないものが出てきて驚く新次郎と惣兵衛に
主人は新しい門出をするというふたりの話を聞いて
餞別(せんべつ)に差し入れたのでした。
かまぼこを大好物だと言って頬張る惣兵衛は
ひとつだけ大阪に心残りがあると口にすると
新次郎なら見つけられるかもしれないと
ある話を新次郎へ持ちかける。
そして翌日、正吉とよのは奈良へ旅立ち
惣兵衛一家が大阪を旅立つ最後の日
はつと藍之助が加野屋に泊まりにやってきました。
『あさが来た』第10週57話「お姉ちゃんの旅立ち」解説
今回は「都々逸(どどいつ)」「新次郎の歌」について解説していきたいと思います。
「都々逸(どどいつ)」とは
元は三味線と一緒に歌われていた俗曲で
7・7・7・5などで男女の恋歌を歌ったものをさし
「情歌」とも呼ばれるのもです。
「新次郎の歌」について
新次郎が口ずさんでいた「鳴かぬ蛍が身を焦がす」ですが
これは元は「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」という
ことわざです。
「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」とは
あれこれ口に出して騒ぐ者より、物言わぬ者の方が
心の中ではいろいろと深く思っているという意味で
ままならぬ恋心を謳っています。
【棒手降り(ぼてふりについて】→コチラ 第29話「お姉ちゃんに笑顔を」解説へ
【はつと惣兵衛、井戸でのエピソード】→コチラ 第23話「若奥さんの底力」へ
『あさが来た』第10週57話「お姉ちゃんの旅立ち」感想
今回は、それぞれの新しい門出な 回でしたね。
あさとはつ、新次郎と惣兵衛
正吉、よの、榮三郎。。。
みんながみんなそれぞれの新しい門出を向かえ
新しい道へと進みだしましたね。
つまりは、翌週から新しい話の展開が
待っているということでしょうか?
惣兵衛さんの大阪での心残りも何かが気になります
今日の名言は
惣兵衛さんの
「アホ。お前は今の身なりは劣ることはあっても
ほかにあの妹に負けてるとこなんて
何ひとつあれへんわ!」です。
出合ったはじめのころは辛気臭いとかいろいろ言ってた惣兵衛さんですが
最初からはつのことが一番だと思ってましたよね?
いよいよ、
はつが大阪を旅立つときが迫ってきました。
姉妹の最後の夜にふたりは一体どんな話をするのか!?
次回、『あさが来た』第58話「お姉ちゃんの旅立ち」お楽しみに!!!
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