あさが来た 62話 あさの悪阻(つわり)

悪阻(つわり)に苦しむあさ(波瑠)のもとへやってきた新次郎(玉木宏)は
そこで納屋頭・サトシ(長塚圭史)と対面する。サトシのとこが気になりつつも
新次郎はあさを連れて大阪へと戻っていく。時がたち、あさの体調は少しずつ
落ち着きを取り戻すなか、新次郎は断髪姿に興味を持ち始め。。。

『あさが来た』第11週62話「九転び十起き」あらすじ

雇い主である新次郎(玉木宏)たちに対しての
態度を注意する山の支配人・宮部(梶原善)に
サトシ(長塚圭史)は金持ちが好きになれないと
言ってにっこり笑いかけ宮部に背中を向けると
「炭鉱経営ができないようにしてやる」と呟き
もくもくとミノを振るう。

そのころあさ(波瑠)はサトシのそんな思いも知らず
ただひたすら悪阻(つわり)に苦しみ続けていました。

翌日

新次郎とあさは用意した駕籠(かご)へと向かうと
親分・治郎作(山崎銀之丞)と妻・カズ(富田靖子)
そして4人の子どもたちが大阪へ帰るあさたちを
見送りにやってきていた。

炭鉱のことは心配ないと治郎作があさへ伝えると
カズも子どもたちも元気な赤ちゃんを産むように
がんばってと声をかけていると炭鉱たちも続々と
あさのもとへやってきては見送りの言葉をかける。

ひとり炭鉱へ残る亀助(三宅弘城)に
新次郎とあさは炭鉱のことを任せると声をかけ
うめはこっそりと亀助に向かいふゆにも亀助が
どれだけ頼りになる男であるかを話しておくと
耳打ちすると亀助はその言葉にひとりの不安や
寂しさは吹き飛び炭鉱の仕切りをぜひとも自分に
任せて欲しいと言って張り切ります。

そして新次郎は納屋頭・サトシという男のことが
気になりつつも駕籠(かご)に乗り込みあさを連れて
大阪に戻っていくのでした。

こうしてあさは新次郎たちと一緒に
九州の炭鉱から大阪に帰っていきました。

数日後、一行が大阪の加野屋に着くと
ぐったりとしたあさを抱えた新次郎が
血相をかいた様子で入ってきたので
騒然となる加野屋の店内。

あさたちが帰ってきたと聞いた義父母の
正吉(近藤正臣)とよの(風吹ジュン)も
慌てて駆け寄ってくるがあさの様子に
驚きを隠せませんでした。

あさの悪阻(つわり)は針を打ちながら
それから1ヶ月以上も続いたあと
季節の変わる頃になってようやく
すこしずつ落ち着いていきました。

体調が落ち着いたあさは腹帯を身につけ
「帯祝い(おびいわい)」を済ませると
あさはこれまで自分は丈夫だからと
安心していたけれども今回妊娠をして
無理は禁物ということを痛感したと話すあさは
無理をするのは出産を終えてからにますと
豪語するあさに呆れる面々。

そしてそのころ、銀行立ち上げで忙しい
東京の今井の家からもあさの妊娠を祝って
たくさんの祝いの品々が送られてきていました。

今井家の銀行設立の話しは新聞でも取りあげられ
加野屋でも両替屋から銀行へ切り替えるべきかと
今後の商いの方向性について話し合われます。

今の加野屋は両替屋の看板を掲げているものの
炭鉱経営の儲けでなんとかやっている状況なのは
だれもが承知のこと。

しかし、八代目の榮三郎(桐山照史)も
大番頭・雁助(山内圭哉)も銀行経営には
どうにも乗り気にはなれずにいました。

一方、新次郎はあさに「びんつけ油の匂い」を言われ
どんどん街の旦那衆が断髪していくことが気になり
突然立ち上がると新次郎は榮三郎と雁助に手招きすると
ある場所へと連れていきます。

一方、体調が落ち着いたあさが家の掃除をしていると
そこへ五代友厚(ディーン・フジオカ)があさを訪ねて
加野屋へやってきました。

五代はあさが寝込んでいると聞いて心配していたが
実際のあさの元気そうな顔を見て「よかった」と
安心したように笑う五代に寄合所にも顔を出せないと
残念そうにあさが話すので五代は呆れたように笑うと
どんな商いをするよりも子どもを産み育てるということは
国や人の発展にとっては尊いこだと話す。

そんな、五代の言葉にほっとしたようなあさが
五代へ最近はどのようにしているのかを訊ねると
以前あさと再会したときに向かった米会所も
今は活気を失っていると話しをはじめ
大阪経済のためにあの活気を復活させようと
活動していると話すと商いの話しに好奇心が
ムズムズするあさの姿に五代は嬉しそうに笑う。

しかし、五代はあさに今は商いのことは
考えないくてもいいと声をかけると
人はどんなに働いてもお金は墓場までは
持っていけない。

それよりも問題なのは
「後世に何を残せるかだ」と
五代はあさへ話しかけていると
突然うめ(友近)の驚いた声が
あさたちのもとへ聞こえてきて
慌ててふたりはその声のもとへ
駆け寄っていくとそこへ現れたのは。。。

『あさが来た』第11週62話「九転び十起き」解説

今回は「悪阻(つわり)と針治療」「腹帯・帯祝い(はらおび・おびいわい)」について
解説していきたいと思います。

悪阻(つわり)と針治療」とは
私のまわりでは悪阻(つわり)で針治療をしたという
妊婦さんはいなかったので知りませんでしたが
たしかに悪阻(つわり)の症状軽減に針治療を
利用する人もいるようです。

悪阻(つわり)に針治療が効くといつ頃から
行われているのかまではさだかではありませんが
悪阻(つわり)がひどい妊婦さんの中には
針治療で悪阻(つわり)が軽くなったという
事例もいくつか見られました。

一般的に悪阻(つわり)効くツボとされているのは
「内関(手首)」「裏内庭(足裏)」「足三里(膝下)」
「膻中(胸)」という4つのツボがあります。

悪阻(つわり)に個人差があるように
ツボを刺激しても必ず効果が見られる
そういったものでもないようですが
悪阻(つわり)対策のひとつの手として
知っておくこともありなのかもしれませんね。

腹帯・帯祝い(はらおび・おびいわい)」とは
《腹帯(はらおび)》とは
腹帯には「母親の体を冷やさないこと」と
「大きくなったお腹の負担を軽減する」という
母体とお腹の子どもを守る2つの役目が
あると言われています。

《帯祝い(おびいわい)》とは
一般的に妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に
妊婦が大きくなったお腹に腹帯(さらし)を巻く
儀式のことを言います。

なぜ腹帯を「戌の日」につけるのかというと
お張子(はりこ)同様に犬は子たくさんで
比較的お産が軽くいことから古くから日本では
犬を安産の守り神として崇められていて
その犬にあやかって「犬の日」に行われています。

【犬のお張子(いぬのおはりこ)】→コチラ 第13話「新撰組参上!」解説へ
【あさと五代の米会所のエピソード】→コチラ 第16話「新選組参上!」へ

『あさが来た』第11週62話「九転び十起き」感想

今回は、あさも悪阻(つわり)には勝てないな 回でしたね。

あの天下無敵のあさも
お腹の子どもには勝てないようで
悪阻(つわり)には苦労していましたね。

姉のはつさんのときは悪阻(つわり)も
「うっ」となるくらいの軽いものでしたが
これがはつの引きつ継いでいるかもと
言っていた今井の母・梨江さん譲りの
悪阻(つわり)だったわけですね。

梨江さん、ふたりも続けて
あんなに辛い悪阻(つわり)を
乗り切ってきたなんて
それは強くもなりますよね(笑)

今日の名言は
五代さんの
お金は墓場までは持っていけない。
大切なのは後世に何を残せるかだ」 です。
本当にそのとおりだと思います。

あさの悪阻(つわり)も落ち着きを見せ
穏やかな妊婦生活を送っています。
そんな中、新次郎の起こした行動とは
あさのいう「さっぱりぽん」の意味することとは!?

次回、『あさが来た』第63話「九転び十起き」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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