あさが来た 72話 五代のあさへの想い

加野屋の大黒柱・正吉(近藤正臣)は大勢の人々に見送られ葬儀が
行われました。葬儀の後、あさ(波瑠)は前にもまして働くようになり
1歳になったばかりの千代を九州の炭鉱へ連れて行くと言いはじめ
新次郎(玉木宏)とよの(風吹ジュン)に叱られてしまう。そんななか
五代(ディーン・フジオカ)が現れ新次郎にあることを告げる。。。

『あさが来た』第12週72話「大阪一のおとうさま」あらすじ

寺での正吉の葬儀のあと加野屋に人びとが集まり
八代目当主・榮三郎(桐山照史)と新次郎(玉木宏)は
焼香にやってきた参列者ひとりひとりと挨拶を交わし
白い喪服を来たあさ(波瑠)やうめ(友近)たちは
焼香を終えた参列者たちをもてなします。

九州の炭鉱にいる雁助(山内圭哉)のもとへも
うめからの手紙で正吉の訃報を知らせが届き
雁助は静かに加野屋の紋の入った手拭いを
手に取って見つめると神妙に大阪へ向かって
亡き正吉の尊び手を合わします。

それから数日後、八代目当主・榮三郎を筆頭に
加野屋のものたちは家の家訓を唱和していると
そこへ訃報を知り五代(ディーン・フジオカ)が
ひとり焼香へやってくる。

東京と大阪で貿易の商社を立ち上げ駆け回る五代は
焼香が遅れてしまったことを心から新次郎に詫びると
大旦那・正吉を亡くした妻・よの(風吹ジュン)の心情や
加野屋のことを気にかけ新次郎へ声をかけるが。。。

「ほかの皆さん言うても。。。
五代さまが気にしてはりますのは
きっとあさのことだすわな」(新次郎)

新次郎はまた近いうちに九州の炭鉱へいくと言って
あさが元気にしているので心配には及ばないと
五代に伝えると静かに微笑み対峙するのでした。

そして

「はぁ!?千代を炭鉱に連れて行くやて!?」(新次郎)

あさがまだ1歳になったばかりの千代を一緒に連れて
九州の炭鉱へ行くと言い出し新次郎とよのは猛反対し
どうしても九州へ行くなら千代を置いていくようにと
よのはあさをに叱りつけます。

よのたちに叱られたあさは千代を抱きながら反省していると
九州の炭鉱山の元持ち主・櫛田そえ(木村佳乃)の言葉や
今井の父・忠興(升毅)が「おなごはひっこんでいろ」と厳しく
言っていた父の想いやその言葉の意味が今になってようやく
理解できるようになってきたと様子を見にやってきたうめに
あさは今の自分の心境を語り。

自分は働くことが好きで商いをすることが好きだというあさは
櫛田が言うおなごの商いを男性とは違うおなごのやり方で
いつか広げていきたいと話します。

「うちはもうこの道や。このいばらの道を
おなごの足で突き進むしかあれへんのや」(あさ)

そう嬉しそうに話すあさにうめは呆れてしまうが
あさはこんなふう思えるようになったのもすべて
義父・正吉のおかげだと口にする。

これまでの正吉との思い出が
走馬灯のように思い起こされます。

そしてあさは。。。

「千代。けったいな(変わった)お母ちゃんで勘忍な。
そやけどうち決して負けへん。頑張りまっせ!」(あさ)

まだ幼い千代に向かって決意を固めます。

正吉が亡くなってからよのはこれからは自分が
正吉に代わってあさの力になってあげなけらばと
考えるようになっていました。

そんな加野屋の様子を見つめる怪しい男の影を見つけた
手代の弥七(竹下健人)はその怪しい男を捕まえようと
店を駆け出していく。

その様子を心配そうに見送る
ふゆ(清原果耶)と亀助(三宅弘城)。

その後、加野屋の台所では女中・かの(楠見薫)が
噂の大工・八っちゃんにはもう奥さんも子どももいて
ふゆを見初めていたという話しはガセだったと
がっかりする横で安堵する亀助にうめが声をかける。

そんなうめの顔を見た亀助は思い出したかのように
炭鉱からの手紙の中にあったうめ宛ての手紙を渡すと
驚いたように受け取ったうめは差出人の名を見て
慌てて席をはずします。

その手紙の差出人は雁助。

雁助からの手紙をウキウキと嬉しそうに読むその姿は
まるで恋に胸をときめかせる少女のようでした。

そして、年が明けてあさは九州と大阪を行き来しながら
忙しく働いて大阪へ帰ってくると新次郎が五代に呼ばれ
寄合所へ向かったと榮三郎から聞かされる。

あさが寄合所へ向かうとちょうどそのとき五代が
新次郎にあることを話していた

「私はあささんを東京へお連れしたいんです!」(五代)

「東京!???」(新次郎)

あさは驚いて立ち尽くします。

『あさが来た』第12週72話「大阪一のおとうさま」解説

今回は「白い喪服」について解説していきたいと思います。

白い喪服」について
昭和10年代まで元々日本では喪服は
白いものが一般的でした。

文明開化が進み洋装が人々に普及すると
上流階級で西洋喪服の黒が使用されはじめ
その後、喪服の黒が定着しました。

【櫛田そえとのエピソード】→コチラ 第6週「妻の決心、夫の決意」へ
【義父・正吉とのエピソード】→コチラ 第3週「新選組参上!」~第12週「大阪一のおとうさま」へ
【父・忠興とのエピソード】→コチラ 第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」~第8週「京都、最後の贈り物」へ

『あさが来た』第12週72話「大阪一のおとうさま」感想

今回は、加野屋の新しい時代な 回でしたね。

よのさんもあさちゃんも
早くも気持ちの切り替え
しっかりと前を向いて
新しい道へと進みだしました。

加野屋のみんなも正吉さんという
大きな柱を失って改めていろいろと
想うところが出てきたようでしたね。

商人の妻の気概や老舗加野屋の
商人魂を九州の雁助さんからも
垣間見たような気がします。

今日の名言は
あさちゃんの
うちはもうこの道や。このいばらの道を
おなごの足で突き進むしかあれへんのや」です。
いばらの道と笑顔で言ってのけるあさちゃんの
度量にびんくりぽんでしたね(笑)

加野屋を覗いていた怪しい若い男?は
一体何者なのでしょうか??
そして、あさを東京へ連れて行きたいと
新次郎に告げた五代の言葉の意図とは!?
次回、『あさが来た』第73話「東京物語」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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