あさが来た 77話 五代友厚の涙

あさ(波瑠)が大阪へ帰るその日、日本政府の参議兼内務卿である大久保利通(柏原収史)の突然の訃報は瞬く間に東京中をかけめぐりました。そんな中、あさは五代(ディーン・フジオカ)の身が心配になりうめ(友近)を置いて駆け出します。そのころ、大阪の加野屋ではふゆ(清原果耶)の実家から縁談の話が来て。。。

『あさが来た』第13週77話「東京物語」あらすじ

大久保利通落命

あさ(波瑠)が大阪へ帰るその日、日本政府の参議兼内務卿である大久保利通(柏原収史)の突然の訃報は瞬く間に東京中をかけめぐりました。

号外を見たあさは、五代(ディーン・フジオカ)の身にも何かあったのではないかと心配になり、うめ(友近)を先に大阪へ返しすと五代のもとへと駆けていきます。

新次郎の三味線

大阪で三味線の手入れをしていた新次郎(玉木宏)は母・よの(風吹ジュン)から生前父・正吉(近藤正臣)が新次郎の三味線を聞きたがっていたことを聞かされると、亡き父・正吉への想いを込めて新次郎は一心に三味線を弾き、その演奏によのは嬉しそうに耳を傾けていました。

五代の傷心

大久保の訃報を知った五代は失意に崩れ落ちる。

あさが息を切らせて「東弘成館」にたどり着くと、五代は大阪へ帰ったはずのあさの姿を見て驚きます。

ひとり籠って消沈していた五代はまるで別人のようにやつれ果てていました。

ふゆの縁談

そのころ大阪では、新次郎が慌てた様子で亀助(三宅弘城)の手を引いて走る。

よのの部屋の前で亀吉は、ふゆ(清原果耶)の実家から手紙が届き縁談の話が持ち上がっていることを知ります。

以前、加野屋に出没していた怪しい男は、そのふゆの縁談相手で、ふゆの働く姿に好意を持ったようだと聞き、動揺する亀助に新次郎は縁談の話がまとまってしまう前に気持ちだけでも伝えるように新次郎は亀助に提案します。

しかし、ふゆの相手が元は草履屋で、今は洋傘屋を営んでいて裕福な男と聞いた亀助は、ふゆが幸せになるならそれがいいと言って去っていってしまう。

煮えきらない亀助の様子に新次郎はあることを思いつきます。

あさを抱きしめる五代

そして東京のあさは、大久保を突然失ったことと夢なかばで倒れた大久保の無念を想い、涙に暮れ荒れる五代を心配する。

友を守ってやることができなかったと悔やむ五代にあさは大久保にとって五代という友がいたことが心の支えだったのではないかと、五代と大久保の仲を見ていて感じたと話す。

「離れていたからこそ励みになっていた。」大久保の五代に見せていたあの顔こそが、本当の大久保利通だと感じたと言い、それこそが「心の友」なのではないかと言うあさの言葉に五代は心を打たれる。

そして五代は突然立ち上がったかと思うと、あさを抱きしめ涙するのでした。

『あさが来た』第13週77話「東京物語」解説

今回は「草履屋と洋傘屋」について解説していきたいと思います。

草履屋と洋傘屋」について
時代が明治に入り、西洋文化が広まりから洋靴が普及するようになると、街中から草履屋が減るようになります。

明治元年(1867年)頃には洋傘も庶民に普及しはじめたころから、洋傘屋へ着手する商人も生まれ、明治12年(1879年)には、洋傘の輸入と平行して材料である骨なども輸入されるようになり、簡単な洋傘の製造も始められようになります。

明治14年(1881年)には東京に洋傘製造会社が設立され、洋傘の国産化が本格的に始まります。

そして富岡製糸場を代表とする殖産興業の時代も幕をあけることになるのでした。

【五代友厚と大久保利通について】→コチラ 第4話「小さな許嫁(いいなずけ)」へ
【大久保利通とは】→コチラ 第32話「妻の決心、夫の決意)」へ
【大久保利通の最後について】→コチラ 第76話「東京物語」へ

『あさが来た』第13週77話「東京物語」感想

今回は、悲しみにくれるな 回でしたね。

大久保利通を失った五代さんの傷心ぶりがすごかったですね。

いつも凛としていて、何事にも動じない五代さんでしたから、私と同じように少し驚いた方もきっといると思います。

ついさっきまで熱くこれからの日本のことを語りあっていた友人が、突然落命してしまうのですから、しかたのないことですよね。

五代(ディーン・フジオカ)さんの涙にぐっと胸を熱くした回でした。

今日の名言は
あさちゃんの「離れていたからこそ励みになっていた。」です。
互いを思いあう気持ちに友情に距離は関係ないですよね!

悲しみに暮れる五代にあさは抱きしめられてしまいますが、このあとふたりはどうなってしまうのか?そして、ふゆに降って沸いた縁談の行方は!!??


次回、『あさが来た』第78話「東京物語」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る