あさが来た 83話 亀助のプロポーズ

加野屋に、ふゆ(清原果耶)の父・彦三郎(上杉祥三)が縁談相手の山本平蔵(山本浩司)
を連れものすごい形相でやってくると、ふゆと加野屋の若旦那の新次郎(玉木宏)があらぬ仲だっだのかと怒鳴り込んでくる。町でふゆと新次郎が仲良く歩く姿を見て、縁談相手の山本が縁談を破談にすると言い出し、怒った彦三郎の前に亀助(三宅弘城)が立ちはだかります。

『あさが来た』第14週83話「新春、恋心のゆくえ」あらすじ

縁談を破談に

ある日突然、ふゆ(清原果耶)の父・彦三郎(上杉祥三)が縁談相手の山本平蔵(山本浩司)を連れ、ものすごい形相でを加野屋に怒鳴り込んでくる。

ふゆと加野屋の若旦那・新次郎(玉木宏)が仲良く町を一緒に歩いていたことや、番頭の亀助(三宅弘城)にすがって泣く姿を見た山本がふたりの仲を勘違いし、縁談を破談にすると言い出したのでした。

ふゆを守りたい

先日のふゆの行動を誤解され、慌てた亀助は話し合いの場に割って入り、誤解を解こうとする。そこへふゆもやってきて頭をさげるが、怒った彦三郎は話も聞かず、頭をさげるふゆに手をあげる。あさ(波瑠)が暴力では何も解決にはならない「本気で思う心しか、ひとの心には届かへんのだす!」忠告しても聞く耳を持たない。さらにふゆへ手をあげ続けようとする彦三郎に亀助は立ちはだかり、体を張って止めようとして、加野屋は大騒ぎ。

その最中、亀助は珍しく声を荒げ縁談相手・山本平蔵に「あんたが惚れたいうんはその程度やったんか!」と苦言すると、頭をさげている、か弱いおなごに手をあげるなんて、そんなもの親でも身内でもなんでもない「もう金輪際、ふゆには指一本触れんといておくれやす!」と啖呵(たんか)を切ると帰ってくれと頭を下げる。

しかし、頭に血の上ったふゆの父・彦三郎は亀助に殴りかかり、ふたりは激しい取っ組みあいをはじめるのでした。

亀助の「よ」にふゆの「お」

ふゆの父・彦三郎との騒動が落ち着いた加野屋の奥では、亀助が腫らせた顔をふゆに手当てしてもらっていた。亀助はふゆに出過ぎたことをしてしまってすまないと謝るが、ふゆは縁談が破談になってよかったと言うも、恩人であるあさやよのに大変な迷惑をかけ、恩を仇で返してしまっては加野屋にはもう居られないとふゆは肩を落とす。

ふゆと話していた亀助は、ついに「よ。。。よ。。。嫁になってくれへんか?わての。。。お嫁さんになっとくなはれ!」自分は顔もよくないし、家も持っていない、それでもふゆを想う気持ちだけは誰にも負けない。「わてと、一緒になってください!」と、ふゆに向かい頭をさげる。

すると、ふゆは「お。。。お。。。お嫁さんにしてください!」と亀助に頭をさげます。

ふゆの言葉を聞いた亀助は腰を抜かせてしまい、あさや新次郎(玉木宏)、よの(風吹ジュン)たちはこっそりとその様子をドキドキしながら嬉しそうに見守っていたのでした。

こうして、亀助とふゆの結婚が決まりました。

あさと新次郎が仲人(なこうど)に

奥では、ふたりの婚礼の準備に追われて大忙し、あさと新次郎はふたりは亀助とふゆの婚礼ではじめて仲人をすることになりました。新次郎は祝辞のあいさつに緊張しきり。

そして、そんな加野屋にあの男も帰ってきました。

加野屋の大番頭・雁助(山内圭哉)です。

『あさが来た』第14週83話「新春、恋心のゆくえ」解説

今回は「亀助とふゆの結婚」について解説していきたいと思います。

亀助とふゆの結婚」ついて
江戸から明治にかけて、世の中はまだまだ女性の立場の弱い時代でした。結婚においても、結婚相手は親が決め、男性の場合はその他に気に入った相手がいれば妾(めかけ)にしてもいいといったような時代です。

一般庶民であっても状況はほとんど同じで、お見合いの席で相手の顔を少し見ただけで結婚させられるのが普通でした。

お家のための相手を選ぶのが普通で自由な結婚が出来なかったこの時代に、いわば恋愛結婚をすることになった亀助とふゆはとても希なケースで当時としては大事件だったと思われます。

【当時の結婚観について】→コチラ 第1話「小さな許嫁(いいなずけ)」一覧へ
【新春、恋心のゆくえのエピソードをふりかえる】→コチラ 第14週「新春、恋心のゆくえ」一覧へ

『あさが来た』第14週83話「新春、恋心のゆくえ」感想

今回は、亀助さんの男気な回でしたね。

ようやく!!やっと!!亀助さんがやりました!!!

ここまで長かったですね~感無量です。本当に(笑)あんなに乱暴で怖いふゆの父・彦三郎さんに立ち向かった亀助さん。本当にかっこよかったですよね!!

それにひきかえ、あの縁談相手の山本さん。なんというか、もう。。。いぃ~~~!ってなりませんでしたか?加野屋の女中の皆さんがいろいろと代弁してくれてましたが(笑)

とても残念すぎるお人でございましたね。はい。

今週はもう亀助さん祭りのようになってますが、次週からは雁助さん祭りでしょうか?(笑)

今日の名言は
亀助さんの「もう金輪際、ふゆには指一本触れんといておくれやす!」です。
実際には今回の亀助さんのセリフはすべてが名言だったと思います。

亀助さん、ふゆちゃん本当におめでとうございます!!!

長い間秘めていた想いを叶え、ようやく晴れて結婚の日を迎えた亀助とふゆ。そんな、おめでたい雰囲気いっぱいの加野屋にあの男。大番頭・雁助が九州から帰ってきました。
次回、『あさが来た』第84話「新春、恋心のゆくえ」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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