あさが来た 91話 あさはおなごの社長

北海道官有物払い下げ事件以降も、あさ(波瑠)は、九州で鉱山の売りの話しが出るたびに足を運び、その目でじかに確かめながら次々と炭鉱を買い拡げていきました。そしてあさは、加野炭鉱の支配人・宮部(梶原善)を大阪へ連れ帰ってきます。そして、久しぶりに商法会議所で、五代(ディーン・フジオカ)と再会したあさは、少し痩せた様子の五代の体調が心配になり。。。

『あさが来た』第16週91話「道を照らす人」あらすじ

加野屋の主人はあさ?

北海道官有物払い下げ事件以降も、あさ(波瑠)は、九州で鉱山の売りの話しが出るたびに足を運び、その目でじかに確かめながら次々と炭鉱を買い拡げていきました。

そのころ、大阪の加野屋では「おなごの社長は?」と、あさを訪ねる商人が増えていました。町中では加野屋の実質的な当主は嫁のあさだとささやかれ、当主とは名ばかりだと笑う榮三郎(桐山照史)。大番頭の雁助(山内圭哉)はその状況を快く思えませんでした。そこへ、あさが加野炭鉱の支配人の宮部(梶原善)を連れて大阪へ帰ってきます。

あさがあっての加野炭鉱

洋風の昼食を加野屋の主人たちと囲んだ宮部のおしゃべりは、フォークとナイフを手にはずみます。存続に危機に陥った、加野炭鉱を見捨てずに復興させたあさの手腕を称える宮部に、相変わらずの太鼓持ちだと笑う新次郎(玉木宏)。しかし、普通の金持ちだったら投げ出しているとあさを称賛する宮部。

櫛田そえ(木村佳乃)と「女の約束」を交わし、あきらめるわけにいかなかったあさと、「山捨てましょう」と諦めようとしていた榮三郎と雁助の言葉に驚いた宮部は、今の自分や炭鉱があるのはあさのおかげだと、さらに持ち上げるので、ほめられ慣れていないあさは、恥ずかしくなって逃げていってしまいます。

しかし、あさが去った後も宮部はお世辞でもなんでもなく、あさがあっての今の加野炭鉱だと、あさのちあらを新次郎や榮三郎に話すのでした。

立派な栄三郎

加野炭鉱の経営が軌道に乗りはじめていたあさは、もう次のことを考えていました。千代(中川江奈)を寝かしつけながら、あさは新次郎に商いの相談をしようとしますが、新次郎はこっそりと部屋を抜け出して、炭鉱の支配人・宮部と夜遊びにでかけて行ってしまいます。

ふてくされるあさに「また銀行の話だすな」と話しかける察しのいい榮三郎に言葉にあさはびっくりぽん。本当に榮三郎は頭がよくて、幼いころから商売熱心で、立派だと関心するあさの言葉に、榮三郎は驚いてしまう。そんな榮三郎にあさは、改めてこれからの大阪にとっての銀行の必要性を、加野屋の当主である榮三郎へ話します。その会話を店の中で仕事をする大番頭・雁助も耳にするのでした。

あさと五代のまたいつか

あさは久しぶりに大阪商法会議所で五代(ディーン・フジオカ)と会いました。

忙しく日本中を飛び回る五代とようやく会え、加野屋の商いがようやく軌道に乗ってきたことを報告したあさは、面白いものをみつけたと言って博物学(はくぶつがく)の「通常動物」の本を取り出しますが、そこへ三坂がやってきて仕事の話をはじめます。

多忙な五代のことを気遣ったあさは、面白いものといってもささいなことだからと言い「いつかまた、きっと」と遠慮すると、あさは五代の顔色がすぐれない、少し痩せた様子の五代の体調を心配します。すると五代は「自分は亡くとも、五代の作った大阪は残る。」と言葉を残し、仕事へ向かうのでした。

その五代の言葉はあさの胸に小さな不安を生みます。

『あさが来た』第16週91話「道を照らす人」解説

今回は「博物学の「通常動物」」について解説していきたいと思います。

博物学(はくぶつがく)の「通常動物」」とは
博物学(はくぶつがく)とは、自然界に存在するもの(動物や植物、鉱物など)すべてについて情報を収集し、分類をしたり、研究する学問のことをいいます。

通常動物とは、一般的に見られる(希少種ではない)動物のことをいいます。

【五代友厚の病気について】→コチラ 第88話「大阪の大恩人」解説へ
【北海道官有物払い下げ事件 その①】→コチラ 第85話「大阪の大恩人」解説へ
【北海道官有物払い下げ事件 その②】→コチラ 第87話「大阪の大恩人」解説へ
【大阪の大恩人・五代友厚について】→コチラ 第4話「小さな許嫁(いいなずけ)」解説へ

『あさが来た』第16週91話「道を照らす人」感想

今回は、あさは榮三郎を認めているな回でしたね。

あさの行動力や功績が目立って、加野屋の八代目当主の榮三郎くんの陽の目のあたる機会が少ないですが、実は榮三郎の堅実さと思慮深さ、人を見る目など、本当に商人にとって大切なものを榮三郎がしっかりともっていることを、あさが一番よく理解していて認めていました。

商売ではかなわないと思っていた存在のあさに、そんな風に認められていると知って榮三郎くんは驚いていましたが、それでもどこかとても嬉しそうでしたね。

榮三郎くんには自分は加野屋の立派な当主なんだと、早く自信をもってほしいですよね!榮三郎くんは立派だよ!!!!

今日の名言は
五代さんの「自分は亡くとも、五代の作った大阪は残る。」です。

五代さんの登場回数がどんどん減っているようでとても寂しいですが、五代友厚の大阪への愛?信頼がとても込められていた言葉だと思いました。

当主として、まだ自信のない榮三郎と、当主の榮三郎よりも目立つあさのことが気になる雁助。あさの銀行設立の話に、加野屋にまた波乱の予感が。。。
次回、『あさが来た』第92話「道を照らす人」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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