あさが来た 93話 新次郎社長になる

「一緒に加野屋を出よう」突然の雁助(山内圭哉)からの告白に、うめ(友近)は戸惑ってしまいます。そして、榮三郎(桐山照史)は、加野屋の働き手を集め、加野銀行の看板を上げ3年後の開業を目指すことと、炭鉱業を別会社として立ち上げることを発表します。その会社の社長には。。。

『あさが来た』第16週93話「道を照らす人」あらすじ

遠賀川(おんががわ)のカッパ

宮部源吉(梶原善)が九州に帰る日になり、大阪は早口早足で忙しなくて落ち着かない、早く九州へ帰って「遠賀川(おんががわ)のカッパ」とキュウリが食べたいとぼやく宮部を送ろうとあさ(波瑠)が家の中を歩いていると、奥から雁助(山内圭哉)とうめ(友近)の話し声が聞こえる。

「わてと一緒にこの家を出えへんか?」雁助の言葉に戸惑ったうめは足を滑らせ、雁助はうめをかばってかまどの湯にあたり、手に大やけどをしてしまい、自分のせいだと責めるうめに雁助は「今のはうそや、きちんと銀行になるまで居てますよって」と答えます。

加野屋は銀行へ

それからしばらくして、榮三郎(桐山照史)は、加野屋の働き手を集め、加野銀行の看板を上げ3年後の開業を目指すことと、炭鉱業を別会社として立ち上げることを発表します。

そして、あさは銀行設立でこの先に不安を抱える働き手たちに、銀行運営の現状と厳しさを話し、銀行経営で成功しているのは一握り。しかし「加野屋はこれからその一握りにならなあかんのだす。」畑違いの石炭の商いと違って銀行は、両替屋としての経験がものを言う商いだから安心して頑張ってほしいとあさは士気を高めるのでした。

加野屋から雁助への恩返し

加野銀行発表のあと、新次郎(玉木宏)は雁助を呼び止め今後の進退について話します。加野屋や榮三郎や誰かのためではなく、雁助が自分のために考え抜いて加野屋に残りたいと思ってくれるなら嬉しいが、もし、それでも加野屋を出ていきたいと望むのであれば、のれん分けはできないが起業できるくらいの支援は惜しまないと話し、それがこれまで加野屋を支えてきてくれた雁助へのせめてもの加野屋からの恩返しだと伝える新次郎の姿に、雁助は先代の当主・正吉によく似ていると感心すると「おあさ様も人を見る目があったということか。。。」とつぶやくので、新次郎はその言葉に疑問を抱きます。

炭鉱会社の社長は新次郎

加野屋の者たちの間で、炭鉱会社の社長は誰になるのかという話で持ちきりになる。そんな中、「あさはどこや!」と、新次郎が血相をかいて家中を探し回っていた。

雁助から炭鉱事業の社長に新次郎が任命されているとを聞いた新次郎は、あさを捕まえて事情を問い詰める。政府の手前、女である自分が社長になることは難しいので、表立っての社長は新次郎になってもらい、実質的な業務は自分が行うとあさは説明し、五代(ディーン・フジオカ)にも「ナイス、アイデア」と言われたと話します。

あさから話しを聞いた新次郎は、大阪商法会議所へ五代を訪ねていくと、会議所の職員たちが大慌てで部屋から飛び出してくる。驚いた新次郎が中を覗いて見たものは、大粒の汗をにじませソファに横たわる五代に三坂(中川浩三)が必死に呼びかけている光景でした。

『あさが来た』第16週93話「道を照らす人」解説

今回は「遠賀川(おんががわ)のカッパ」について解説していきたいと思います。

遠賀川(おんががわ)のカッパ」とは
「遠賀川(おんががわ)のカッパ」をいくら探してもはっきりとはわからなかったのですが、一番近いと思われるのが、「遠賀川(おんががわ)のカッパ」ではなく「遠賀川(おんががわ)でおかっぱり」の聞き違いなのではないかと思われます。

「遠賀川(おんががわ)でおかっぱり」とは、遠賀川(おんががわ)の川原でつりをするという意味で、川でつりをしながら、ゆったりキュウリでも食べたいと言う意味だと推測します。

ほかには、カッパという名称の魚なのかと調べたところ、海魚で「カッパ=ニザダイ」というものはあったのですが、川魚は見つかりませんでした。遠賀川(おんががわ)で有名な魚は、ナマズやコイなどです。

【五代友厚の病気について】→コチラ 第88話「大阪の大恩人」解説へ
【大阪の大恩人・五代友厚について】→コチラ 第4話「小さな許嫁(いいなずけ)」解説へ

『あさが来た』第16週93話「道を照らす人」感想

今回は、加野銀行へ向けてな回でしたね。

いよいよ加野屋が銀行へと代わることが決定しました。

新しい事業への変わることで、手代たちだけでなく大番頭の雁助さんにも戸惑いが生じていましたね。雁助さんの一大告白「一緒にこの家を出えへんか?」へのうめさんの返事がきになるところです。

今日の名言は
あさの「加野屋はこれからその一握りにならなあかんのだす。」です。
変化し続ける中でも、必死に加野屋ののれんを守るために団結しようというあさの強い思いが感じられますね。

新次郎から加野屋に残るも、出るのも思うようにしていいと諭された雁助は一体どんな決断を下すのか?そして、五代の容態は!?

次回、『あさが来た』第94話「道を照らす人」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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