あさが来た 95話 五代との永遠の別れ

レストラン晴花亭にいたあさ(波瑠)のもとに五代の秘書・三坂(中川浩三)がやってきて、五代(ディーン・フジオカ)がこれから東京で療養生活に入ることをあさに告げます。あさは新次郎(玉木宏)とともに五代のもとに駆けつける。山積みの書類の中に横たわる五代を見つけたあさは。。。

『あさが来た』第16週95話「道を照らす人」あらすじ

五代の療養を知るあさ

レストラン晴花亭にいたあさ(波瑠)のもとに五代の秘書・三坂(中川浩三)がやってきて、、五代(ディーン・フジオカ)がこれから東京で療養生活に入ることをあさに告げます。いつか、自分がいなくなってしまったときのために、あさに渡してほしいと手渡されていたペンギンの写真をあさに渡しに三坂はやってきたのでした。

その様子をあとからやってきた新次郎(玉木宏)も事態を知る。新次郎は泣き崩れるあさを抱えあげ「あの人は本当にかっこのつけすぎだす。このまま行かせたらあかん。」そう言うと、あさとともに五代のもとへと駆けていきます。

あさの背中を押す新次郎

大阪商法会議所についたあさは新次郎。そこには、たくさんの事業関連書類が項目ごとに丁寧に分けられ、いつでも引き継ぎできるように整えられていた。自分は大事な話も、五代の気持ちも受け取っていると話す新次郎はあさを部屋の中へ入るようにすすめます。

山積みの書類をかきわけると、奥のソファに横たわる五代を見つける。穏やかに眠る五代の周りにはたくさんの事業関連書類をたくさんの薬が広がっていました。

五代のあさとの思い出話

目を覚ますと目の前にあさの姿があることに驚く五代。「これは。。。夢やろか。」そうつぶやくと、前にたたずむあさは、もう自分とは会わないつもりだったのかと涙ぐみます。申し訳なさそうにする五代。五代が道を照らしてくれたおかげでここまでやってこれた、自分はまだなにも五代に恩を返せていない。どうか、いなくならないでほしいとあさは必死に訴える。

「Do not even missing.(気にしないで。)道を照らしてくれたのはあなたの方です。」五代はそう言うと、あさとのこれまでの思い出を語り出します。

初対面で幼いあさに叱られてしまったこと。そのことが印象的でイギリスに留学したあとも、あさに手紙を送ってしまったこと。そして、新政府で大阪の判事になり、あさに新政府を「くそ食らえだす!」批判されたことなど、あさと五代の思い出は珍事ばかりだったが楽しかった。

ファーストペンギン五代友厚との別れ

御船奉行(おふねぶぎょう)をしていた最初のころは、大阪商人にコケにされ、大阪が苦手だったと話す五代でしたが、大阪商人と一緒に仕事をしてみれば、大阪商人ほどきっちり信用できるものはいないと考えを改め「大阪はあらゆる面でこの国の中心になれる場所なんです。」と、大阪にかける期待と情熱をあさに伝えます。

心の友・大久保利通のようにこの国になにも残せていない自分は、まだいなくなるわけにはいかない。貿易・金融・紡績(ぼうせん)・鉄道・商船・やり残していることがまだまだたくさんある。「最後まで、私はこの国の未来のために命を懸けたい!」と熱く語る。そんないつも前向きな五代に「ペンギンはあなた様だす。」あさは思い出の手ぬぐいに描かれたペンギンを取り出すと、先日言いそびれた、子どもの教科書にペンギンが載っていたことを五代に報告します。すると五代は嬉しそうに笑いながらも涙します。そして、ふたりはその後もたあいのない話を楽しく語り合い、五代はこのあと東京に移り住み、療養生活をはじめましたが、その1ヵ月後、五代は東京の地で永眠。

「ほんまに。。。二度と追いつかれへんようになってしまいました。」そう口にすると、あさは新次郎の腕の中で泣き崩れます。明治18年9月のことでした。

『あさが来た』第16週95話「道を照らす人」解説

今回は「御船奉行(おふねぶぎょう)」について解説していきたいと思います。

御船奉行(おふねぶぎょう)」とは
江戸時代に海上の安全と輸送、通称貿易をつかさどっていた武家の職名です。

あさとはじめて出会ったときも上海に留学する直前、ひょんなことからあさと五代は追いかけっこに発展し、その後、当時10歳ほどのあさから失礼だと叱られてしまいます。そして、幕府の言いつけで金の貸付を頼もうとしたところ、当時の「山王寺屋」白蛇・惣兵衛に貸付を遠まわしに断られてしまったり、大久保との食事の席でも窮屈な思いをします。その時の大阪の印象が強烈なインパクトだったのでしょう。その後、イギリスに渡って貿易などの商業を学びながらも、あさのことが気になって手紙を出したり、新政府から判事として任命されたことをきっかけに、本格的に五代とあさの物語ははじまっていきます。

【五代とあさ初対面、大阪でのエピソード】→コチラ 第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」へ
【あさのくそ食らえ!五代との大喧嘩エピソード】→コチラ 第5週「お姉ちゃんに笑顔を」へ
【五代友厚の病気について】→コチラ 第88話「大阪の大恩人」解説へ
【大阪の大恩人・五代友厚について】→コチラ 第4話「小さな許嫁(いいなずけ)」解説へ

『あさが来た』第16週95話「道を照らす人」感想

今回は、衝撃の五代ロス!!有動アナも泣きますよな回でしたね。

とうとう五代さんが卒業されました(涙)

今日の放送でどれだけの方々が涙したことでしょう。。。目の前に五代役のディーン・フジオカさんがいるにもかかわらず、有動アナも号泣してましたしね。出来ることならもう一日だけでも伸ばしていただきたかったと切実に思った今週です!

あ~。。。明日、五代さんの卒業式かと思うと落ち込みます。。。五代ロスです。
しょぼ~んです。。。

今日の名言は
五代さんの「最後まで、私はこの国の未来のために命を懸けたい!」です。
最後の最後まで熱い男・五代友厚の生き様がありありと伝わってきました。

多くの人々に惜しまれながら、五代友厚は東京の地で永眠しました。残された大阪の商人たちは、あさはこの悲しみから立ち直れるのでしょうか。
次回、『あさが来た』第96話「道を照らす人」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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