あさが来た 100話 あさとうめの絆

ある日、中番頭の亀助(三宅弘城)が、銀行設立の打ち合わせのため、5年ぶりに大阪の加野屋に帰ってきました。ふゆ(清原果耶)との間に娘が生まれたことを嬉しそうに雁助(山内圭哉)へ話す亀助は。。。一方、新次郎(玉木宏)は、山屋与平(南条好輝)の勧めで、尼崎で紡績(ぼうせき)事業をはじめようとしていると話します。そして、あさは。。。

『あさが来た』第17週100話「最後のご奉公」あらすじ

銀行設立へ向けて

ある日、中番頭の亀助(三宅弘城)が、銀行設立の打ち合わせのため、5年ぶりに大阪の加野屋に帰ってきました。

加野屋では連日、銀行設立のための会議が行われ、住み込みか、通いで働くか働き手たちの働き方や給金(給料)について話し合われます。

しかし、あさ(波瑠)が相談の手紙を出した、銀行の神様・渋澤栄一からはまだなにも返事がありません。

そこへ、ふらり~と謡(うたい)に行ってきたと話す新次郎(玉木宏)の言葉にあさの鋭い視線が投げられると、へびに睨まれたカエルのように怯える新次郎は「謡(うたい)で、仕事。。。してきましたのやで!」と慌てて答えます。

幸せ夫婦

新次郎は、謡(うたい)の席で山屋から、新しい「綿糸(めんし)」の商いを聞かされたことや、尼崎で紡績(ぼうせき)事業の発起人(ほっきにん)を頼まれてしまい、その話しを進めようとしているとあさ話をする。

「はぁ~嫌やわぁ。また惚れ直してしまいそうだす。」という、あさの笑顔に「そない言われたらアカンわ。。。」というと新次郎は襟を正して張り切ります。

一方、亀助は雁助(山内圭哉)と仕事をしながら、ふゆ(清原果耶)との間に娘が生まれたことや、娘の成長ぶりを楽しそうに話していましたが、ふと亀助は雁助の妻のことを思い出します。

もう気にしてないと言う雁助をよそに、亀助は申し訳なさそうにしてそそくさと席を外すので、置いてけぼりにされた雁助はいい気がしません。

「なんや逆に腹立つなぁ!」(雁助)

あさとうめの絆

その日の夕方、奥で休んでいたうめ(友近)にあさは「うち、うめが大好きや。」そういうと、色恋ごとには疎い自分でも、うめの気持ちだけは気づいてしまったと告白すると、うめがそばにいることが当たり前で、いいままで自分は自分のことばかり考えて、うめの幸せのことを考えもしなかったと涙ながらに話すあさに、うめは戸惑う。

そんなうめにあさは、もし雁助に一緒に加野屋を出て行こうと誘われて、うめがそうしたいと思うのなら、自分にかまわず雁助と一緒に行ってほしいと話します。

するとうめは、自分は今井の主人たちにわれて、ただあさのそばにいるわけではない。自分はあさと一緒に居ることが一番幸せであり、あさが立派な女性に成長していくことが自分の喜びだと言ううめ。

あさは作法も料理もまだまだで、娘の千代もこれから手がかかるというのに、そばを離れるわけにいはいかないと話すうめは「これからもどうかおそばに置いてといておくれやす。」と頭を下げます。

その言葉に心打たれたあさは、うめの胸で子どものように涙する。

その様子を廊下で偶然立ち聞きしてしまう雁助。

あさと渋沢栄一の出会い

亀助が九州に帰るその日。

あさのもとに心待ちにしていた渋沢栄一からの手紙が届きます。

その手紙には、亡き五代(ディーン・フジオカ)から、時折、加野屋のあさの話を聞いていたことと、近々大阪へ行く用事があるので、その時に、商法会議所で会いたいと書かれていました。

そして約束の日、大阪商法会議所にやってきたあさと新次郎の前に、銀行の神様・渋沢栄一(三宅弘城)がやってくる。

『あさが来た』第17週100話「最後のご奉公」解説

今回は「銀行の神様・渋沢栄一」について解説していきたいと思います。

銀行の神様・渋沢栄一」とは
渋沢栄一は、第一国立銀行や東京証券取引所などといったさまざまな金融に関わる企業などの設立・経営に関わり、近代日本資本主義の父と呼ばれている人物です。

渋沢栄一は、埼玉県の農業や染色・養蚕業(ようさんぎょう)を営む豪農の長男として生まれ、幕府に仕えながらも剣術修行で出会った勤皇志士と交友を持ち、一度は長州と連携して倒幕をj企てます。しかし、周囲の説得によりその計画を断念します。

明治になると、大蔵省に入省し、官僚として戸籍制度や郵便、鉄道、土地の測量などライフラインや通信、交通の整備や国立銀行条例制定に携わります。しかし、内閣予算編成を巡り、大久保利通や大隈重信と対立し、官僚を辞職します。

その後、第一国立銀行だけではなく、地方銀行や電鉄、ホテル・保険などの数々の企業設立に関わり、その企業の数はゆうに500を越えます。

渋沢栄一は日本の経済発展にはなくてはならない存在で、長州藩や大久保利通、そして五代友厚とゆかりの深い人物です。

【雁助の奥さんのエピソード】→コチラ 第25話「お姉ちゃんに笑顔を」へ

『あさが来た』第17週100話「最後のご奉公」感想

今回は、みんなのアイドル亀助さんな回でしたね。

久しぶりに亀助さんの登場です。

帰ってきて早々、奥さ~ん!雁助さ~ん!と駆け寄っていく、人懐っこい亀助さん。とても可愛かったですね~ラブリーです♪

ふゆとの間にも娘が生まれてウキウキな亀助さんは、またも雁助さんの過去に触れますが、うめという大切な人ができたからか、今回はまったく落ち込む様子のない雁助さん。

雁助さんの気持ちはもう前の奥さんにはないようですが。。。この先どうなるのでしょうか?

今日の名言は
あさの「はぁ~嫌やわぁ。また惚れ直してしまいそうだす。」です。

あのふらりひょんな新次郎さんをひと言でやる気にさせてしまうなんて、あさはすごい!!でも、これはきっと作戦でもなんでもなく、天然なんでしょうね~(笑)

いよいよ銀行の神様・渋沢栄一との対面です。渋沢栄一はあさになんと助言するのか!?そして、うめのあさへの想いを知った雁助は一体どうするのか!?
次回、『あさが来た』第101話「最後のご奉公」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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