あさが来た 106話 女子行員のおいどはあさが守る!?

女性が学ぶという切符を手に入れたとしても、思うように船をこぎ出すことは、考えるよりずっと難しいことだと知ったあさ(波瑠)は、どうすれば優秀な女性を社会で活かすことができるのかと考え、加野銀行で女性を採用することを思いきます。一方、あさからの手紙で、家出をしていた長男・藍之助(森下大地)が黙って大阪の加野銀行で働いていることを知ったはつ(宮崎あおい)が大阪へやってきて。。。

『あさが来た』第18週106話「ようこそ!銀行へ」あらすじ

女性を社会で活かすことのできない現実

あさ(波瑠)は加野銀行の上客・工藤徳右衛門(曽我廼家八十吉)に娘の相談を持ちかけられます。工藤の娘・サカエ(横田美紀)は女学校を首席で卒業するも、2年たっても活用できる場に恵まれず、ここままでは娘が不憫なのでいい縁談を探したいと言う相談でした。

女性が学ぶという切符を手に入れたとしても、思うように船をこぎ出すことは、あさが考えるよりずっと難しいことだと知ったあさは、どんなに学問を学んだ優秀な女性でも、社会で活かすことのできない現実を知り、学問を学んだ女性の生き方を考え、加野銀行で女性を採用することを思いつく。

女子行員を雇いたい

女子行員を雇いたいというあさの話しを聞いた、新次郎(玉木宏)と榮三郎(桐山照史)と平三郎(辻本茂雄)は「それはあきまへん!」猛反対。

平十郎は、数字に弱いおなごがお金を扱うのは難しいと言い、榮三郎は、これまでどんな銀行でも両替屋でも、おなごが働いていたという前例はない。それは世間がおなごが店に立つことを認めてないということだと反対します。

「男とかおなごとか、隔てなく、ひとりの人間として、その子の力を活かしてあげたいんだす!」するとあさは榮三郎たちに、女子行員の能力を信用してもらえるまで、その行員たちの給与も責任もすべて自分が負うと言い放ち

そして、新次郎は。。。

働くおなごの大事なおいどはうちが守ります!

「銀行の表におなごはんが出て、よからぬ客においどでも触られたらどないするつもや!?」そんなゲスなやからは、この世には少なからず居るもの。女子行員たちのおいどが心配だと話す新次郎の言葉に、あさを含め榮三郎も平十郎もあっけに取られてしまいますが。。。

「働くおなごの大事なおいどは、必ずうちが守って見せます!」とあさが力強く言うと、新次郎はそれなら問題ないとあさの提案を受け入れます。そして新次郎は、榮三郎と平十郎にあさもおなごであることを忘れてはいけないと言い、これまであさはずっと店の中で働き、大金も扱っていたが、一度たりとも計算を間違えたことがないだろうと話すので、榮三郎と平十郎は返す言葉もない。

加野銀行の女子行員採用試験

こうして加野銀行は、女性行員の募集をはじめ、その話は広がり100人もの女性が殺到します。

あさは、基礎学科試験、接客実地試験を行い、中途半端な気持ちでやって来た者をふるいにかけ、意欲的で知性溢れる女性だけを残し、最終面接もあさ自らが行って器量や愛想よりも、真面目で根性の備わっている4人の女性を選びます。

そして、あさはその4人にこれから出る厳しい現実と、これから働く女性たちの道を切り拓く「ファースト・ペンギン」だと心構えを伝えると、あさは誰よりも早く出勤し、採用した女性たちの訓練にあたる日々を送る。

そんなある日、あさからの手紙で、長男・藍之助(森下大地)が惣兵衛(柄本佑)と言い争ってケンカをしたあと飛び出し、相談もなしに勝手に大阪の加野銀行で働いていることを知ったはつ(宮崎あおい)は、藍之助のことが許せない怒って大阪にやって来て。。。

『あさが来た』第18週106話「ようこそ!銀行へ」解説

今回は「あさの提案を認めた新次郎の思い(考え)」について解説していきたいと思います。

あさの提案を認めた新次郎の思い(考え)」とは
最初は榮三郎や平十郎とともに、女子行員の採用に反対していた新次郎でしたが、あさの考えを聞いて一転、女子行員採用を認めてしまいます。それは一体なぜか?

それは、女学校に進んでも何もならない、おなごは結婚していいお嫁さんやお母さんになることが一番幸せでいいことなのだと信じ込もうとしている千代に、女性であってもいろいろな進む道があるということを見せてあげたかったのではないでしょうか?

きっとあさも、新次郎と同じ思いで女子行員たちの教育に情熱をそそいでいるのでしょうね。

『あさが来た』第18週106話「ようこそ!銀行へ」感想

今回は、あさも一応おなごだすな回でしたね。

またもやあさは新しい試みをはじめました。

責任も資金も教育もすべて自分ひとりで行い、女性の進める道を開拓しようと奮闘していますが、それでもやはり、一番伝えたい娘・千代にはなかなか伝わらないあたりが切ないですね。

そして、100人を超える応募者の中から選ばれた精鋭4人の女性たち、その中にはあの工藤徳右衛門の娘・サカエさんもばっちりいましたね。あさのもとに集まった4人の「ファースト・ペンギン」たちが、どのように活躍していくのかが楽しみです!

今日の名言は
あさの「働くおなごの大事なおいどは、必ずうちが守って見せます!」です。

もっといいセリフはありました!それでも、新次郎さんのコボケに真っ向から答えるあさのまっすぐな気持ちがとても出ていたので思わずえらんでしまいました。。。すみません(笑)

藍之助が加野屋にいると知ったはつが大阪へやってきます。はつと藍之助、山王寺屋親子に一体なにがあったのでしょうか?
次回、『あさが来た』第107話「ようこそ!銀行へ」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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