あさが来た 111話 はつ藍之助の大阪行きを許す

惣兵衛(柄本佑)は真剣な面持ちで長男・藍之助(森下大地)の加野銀行での働きぶりについて、あさ(波瑠)の正直な意見を訊ねる。そして、惣兵衛はみんなを集め、家族会議をはじめる。一方、みかん畑でのんびりとくつろいでいたあさと新次郎(玉木宏)は、惣兵衛たちの姿を見て羨ましく思いながら、娘・千代(小芝風花)のことに思いをはせる。。。

『あさが来た』第19週111話「みかんの季節」あらすじ

藍之助の商いの才能

あさ(波瑠)は緊張していました。あさと惣兵衛(柄本佑)がふたりきりで話すのは、はつと惣兵衛が結婚する前に「はつに笑ってほしい」とお願いした騒動以来。

そんな緊張するあさに、惣兵衛は真剣な面持ちで銀行の働き手としての藍之助(森下大地)どうだったのか「あんたの正直な見立て聞きたいんや。」と訊ねます。

あさは、加野銀行での藍之助の働きぶりを真面目でこれからが楽しみな青年だと言い、もし自分に藍之助を預けてくれるなら、立派な商人に育て上げるとあさは胸を張る。

「えらい自信やな。」苦笑いする惣兵衛にあさは、ほかに誇れるものがないので、商いのことくらいは胸を張りたいと話す。

あさは惣兵衛が羨ましい

あさは、一家みんなで働き、ご飯を食べる惣兵衛一家が羨ましいと話します。

自分は仕事に追われて、ひとりでご飯を食べる毎日で、たまに家族と食事をとろうと食卓に向かうと自分の席がなかったり「居てへん方がええのかと思ってしまう。」と、グチをこぼすあさの姿に惣兵衛は笑う。

働くことにやりがいは感じているものの、立ち上げた2つの会社も軌道にのった今、娘にまできらわれてしまい、ときどき自分がこれから何に向かって頑張っていいのかがわからなくなってしまうと、あさは惣兵衛に心のうちを打ち明ける。

はつと惣兵衛、家族がひとつに

そして惣兵衛は、家族みんなを集めて話し合いをはじめる。

惣兵衛は、これまで自分とはつが親の言うままに生きていたこと、山王寺屋ののれんをなくしてはじめて自分の道は自分で探していかなければならないことに気づいたことを話し、自分とはつ(宮崎あおい)が選んだ道を誇りに思っていると子どもたちに語る。

その一方で、家出をしてまで藍之助が銀行で働きたいというならもう止められないのかもしれないと話す惣兵衛に、藍之助は必死に「日本一の商業の街で働いてみたい。」と、自分の商いへの熱意を語ります。そして、弟・養之助(西畑大吾)も自分も家業を頑張るからと藍之助を大阪へ行かせてほしいと頭をさげる。

そんな藍之助と養之助の姿に、頑なだったはつも折れ「まずは3年、大阪で働いてきなさい。」と、藍之助の大阪行きを許します。

そのころ、みかん畑でのんびりと和歌山の景色を眺めていたあさと新次郎(玉木宏)は、藍之助たちのことを見て、自分たちの娘・千代(小芝風花)にも本人が望む好きな道を選ばせてあげたいと語り合う。

『あさが来た』第19週111話「みかんの季節」解説

今回は「惣兵衛のあさへの思い」について解説していきたいと思います。

惣兵衛のあさへの思い」について
まだ山王寺屋が大阪にあったころ、あさと惣兵衛の仲は最悪なものでした。

山王寺屋ののれんをなくしてはじめて人をまっすぐ見れるようになったという、惣兵衛の心境の変化が大きいのは確かですが、あさが加野屋に嫁いでからは新次郎を通してあさの話を聞いたり、御一新を加野屋が乗り越えられたことや炭鉱事業の成功など、商人としてのあさの力量や心眼には一目置くようになっていました。

「あんたの正直な見立て聞きたいんや。」というセリフが、そのことを一番表しています。

【あさと惣兵衛のエピソード】→コチラ 第7話「ふたつの花びら」へ

『あさが来た』第19週111話「みかんの季節」感想

今回は、はつの子離れ「岩の上にも3年」な回でしたね。

夫・惣兵衛さんをたてる良き妻・はつさんは、惣兵衛さんが懸命に考え、必死になってやってきたみかん農業を一番わかってほしい息子に否定されたと思って、ずいぶんと意固地になっていましたけど、その当の惣兵衛さんがしかたないと言ってしまったので、反対する理由がなくなりました。

さらに、やんちゃで甘えん坊?な養之助くんにまでお願いされてしまったら、頑固なはつお母ちゃんも許すしかないですよね?まぁ、本当は藍之助くんのことが心配で大阪に出したくなかっただけなのだとは思いますけど(笑)

お兄ちゃん思いの養之助くんがかわいかったですね~。そういえば、養之助くん役の西畑大吾くんは、関西ジャニーズJr.(関ジャニJr.)だったんですね!

2013年に放送された、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』のめ以子(杏ちゃん)の息子・西門活男くん役してました!!どうりで見覚えがあるような気がしてたんですよ(笑)

少し痩せて大人っぽくなりましたね~

今日の名言は
はつさんの「まずは3年、大阪で働いてきなさい。」です。

期限を決めて送り出すことで、もし失敗したとしても藍之助くんがちゃんと家に戻ってこれるようにちゃんとフォローできているところがさすがはつさんです!

惣兵衛とはつの長男・藍之助の問題が解決し、山王寺屋一家はようやくひとつになることができました。あさと新次郎の旅もそろそろ終盤、あさは娘・千代と和解することができるのでしょうか?
次回、『あさが来た』第112話「みかんの季節」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る