あさが来た 115話 成澤泉にやきもきする新次郎

日本で初の女子の大学校をつくると夢を語る成澤泉(瀬戸康史)が女子教育について書いた原稿を読んだあさ(波瑠)は、成澤の女子教育に対する熱意に深く感動する。あさは成澤ともう一度話そうと懸命に探すも成澤は一向に見つからず。一方、京都では千代(小芝風花)が同室の宣(吉岡里帆)から、母・あさにまつわるある事実を聞かされ。。。

『あさが来た』第20週115話「今、話したい事」あらすじ

成澤泉にやきもきする新次郎

日本で初の女子の大学校をつくると夢を語る成澤泉(瀬戸康史)が女子教育について書いた原稿を読んだあさ(波瑠)は、成澤の女子教育に対する熱意に深く感動する。

来る日も来る日もあさはもう一度話しがしたいと成澤が店に来るのを待っていたが、一向に成澤は加野銀行へ顔を出すことはなく、あさは成澤を探して回る日々を送っていた。

新次郎(玉木宏)はあさが毎日探し回る成澤という男をことが気になり、よの(風吹ジュン)やうめ(友近)たちに尋ねると「若い貧乏な書生風の男」で「元女学校の先生」の「なかなかの男前」という話を聞きやきもきする。そんな新次郎に対してあさは。。。

学びたかったあさの涙

あさははじめ、成澤の話はとてもすばらしく感銘をうけるものだったが、成澤自身の汚らしい風貌に物言いやしぐさが伊達男のような成澤が書いたこの原稿も、最近増えた資金援助のたぐいの嘆願書のようなもだと思っていたと話す。

しかし、あさは成澤の原稿を読んで一転、「きっと近いうちに、日本におなごの大学校ができます。」考えを改めると、成澤が本気でこれからのおなごのことを考えていることを理解し、その成澤の熱い思いに涙する。そんなあさの姿を複雑な表情でみつめる新次郎。

新次郎の心配「出る杭は打たれる。」

部屋へ戻ったあさは新次郎に成澤の考える女子の大学校設立構想をどう思うかを訊ねます。

「出る杭は打たれる。」どんなにすばらしい考えでも、抜きん出た者はやっかみを受けて邪魔されるのが世の常だと言い、女子の大学校をつくるのは難しいことかもしれないと話す新次郎の言葉に一府は納得するあさ。

しかし、あさは女子の大学校という夢を諦めきれず、成澤を探してほしいと新次郎にお願いしますが、きっぱりと断られてしまう。

千代の知らないあさの姿

一方、京都では、休日を利用して大阪へ帰る準備する千代(小芝風花)は、読書ばかりする宣(吉岡里帆)に実家に帰らないのかと訊ねると、宣は実家に帰ると親から卒業したらどうする気なのかと問い詰められそうでと帰るに帰れないと話します。

いつか憧れのあさに会ってみたいと千代に家に遊びに行きたいと言う宣は、休みになると必ず実家に帰る千代が羨ましいと言うと、千代は年中どこかへ飛び回っているあさに会えることは少ないし、いつも話すこともないからとそっけない態度をとる。

そんな千代に宜は、明治の世になったばかりの日本で女性が働くことの大変さや、子どもが生まれて仕事から手を離し、子育てに勤しんでいたときに炭鉱の落盤事故を起こしてしまい、その事故を自分のせいだと責めていることなど、あさの書いた本の話しをはじめる。

加野炭鉱落盤事故当時の話をはじめて宣から聞かされた千代は、宣の言葉に胸を詰まらせるのでした。

『あさが来た』第20週115話「今、話したい事」解説

今回は「伊達男(だておとこ)」について解説していきたいと思います。

伊達男(だておとこ)」とは、
伊達男(だておとこ)には二通りの意味合いがあります。一般的には人目を引く魅力的な男性やおしゃれな男をさしますが、成澤泉の風体からするとこれはきっと違うでしょう!

では、2つ目の意味ですが、これは強い勢力や権力に屈することなく、弱者を助け正義を貫こうする心を持つ、男らしい気質の持ち主、自分の損得をかえりみない気性のことをいいます。

2番目の意味こそ、まさしく成澤泉のキャラクターそのものですね。

【加野炭鉱落盤事故エピソード】→コチラ 第11週「九転び十起き」へ

『あさが来た』第20週117話「今、話したい事」感想

今回は、たくさんの想いが交差するな回でしたね。

糸をよるかのように、バラバラだったあさたちの想いがひとつに集結し始めたような回でしたね。終盤にさしかかってきていることをひしひしと感じて、少し寂しい気持ちでいます。

さて、寂しい思いでいうと彼ですよ、新次郎さん!これまでずーっとあさを支えて応援してきたのに。。。

「男はんでこないにおなごの事考えてくれてる人がいてたなんて。。涙。」(あさ)

これは寂しい!!心なしか新次郎さんの表情がショボーンと寂しげに見えたのは私だけでしょうか!?(笑)
今日の名言は
新次郎さんの「出る杭は打たれる。」です。

あさの想いも成澤のかかげる「日本初の女子大学設立」の大義もすばらしいものとわかっていても、あさがこれ以上世間の荒波に飛び込んでいくことを心配している気持ちの表れですね。

自分の知らなかった母・あさの姿を宣の口から知らされた千代の思いとは!?
次回、『あさが来た』第116話「今、話したい事」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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