あさが来た 126話 あさの退院する日

惣兵衛(柄本佑)から山王寺屋の再建は不可能だと聞かされ腹を立てた菊(萬田久子)何も言えなくなるはつ(宮崎あおい)。一方、あさ(波瑠)の病室に千代(小芝風花)が友達の宜(吉岡里帆)を連れてやってくる。瞳を輝かせてあさの言葉に聞き入る宣にあさはある頼み事をする。。。

『あさが来た』第21週126話「夢見る人」あらすじ

夢を見る女子

惣兵衛(柄本佑)から山王寺屋の再建は不可能だと聞かされ腹を立てた菊(萬田久子)は「私はなぁ、大阪に帰りたかったんや。ようも私の最後の夢、奪ってくれましたな!」怒りまかせにはつ(宮崎あおい)に言い放つ。そんな菊の姿に言葉を失うはつと惣兵衛。

週末になり、千代(小芝風花)が友達の宜(吉岡里帆)を連れてあさ(波瑠)の病室にやってくる。あさに再会した宜は感激のあまり「これぞ”僥倖の極み(ぎょうこうのきわみ)”」手を合わせた宣は、男性に頼るのではなく、自立して自分の道を切り開いていきたいと話すその姿にあさは昔の自分を重ねます。

人はひとりでは生きていけない

そんな男勝りな宣に女性が男性のようになる必要はない、時には男性に頼ったり、また逆に頼られたり、そんなことがあってもいいと思うと諭すあさ。「人間てこう、人の間って書きますやろ?人さんのおかげ被って生きていける。自分だけやのうて、もっと誰かのためになる事をしたいと思ってますのや。」人は人と支え合うことで生きていける生き物だと話すあさの言葉を一言一句書き留める宣。自分を慕ってくれる宣にあさはある頼み事をします。

父・新次郎の予感

そのころ、病院の給湯室で待つ千代のもとへ村田清二(井上拓哉)と見知らぬ男子学生たちがやってくる。清二は千代の顔を見ると東柳啓介(工藤阿須加)が東京へ帰ったことを千代に告げると、加野銀行の頭取の家柄の女子・千代と華族の家柄の東柳啓介の間柄が学生たちの間で話題になる。

啓介がいないと知った千代は肩を落としてその場を去ろうとすると、千代はそこで父・新次郎(玉木宏)と鉢合わせになる。千代のやってきた先に男子学生たちの姿を見た新次郎は、父親として言い知れぬ不安にかられ動揺する。

成澤を励ますあさ

執筆に勤しむ成澤泉(瀬戸康史)のもとに、突然、宣と千代があさの使いとしてやってくる。宣は「すぐにでも女子大学校の話しをしたいので、一刻も早よう病院へ来てもらいたい。」というあさのから伝言を伝え去っていく。

その夜、成澤があさのもとへやってくる。あさがケガはを負ったのは自分のせいだと気落ちする成澤に対しあさは「自分のせいだと思っているのなら、それはうぬぼれだす。」ときっぱりと言い放つ。

銀行や炭鉱も商いをするときはいつも命がけでやっている。自分が助かったのはまだやり残した使命があるからだとあさは話すと「過去を振り返っている暇はない。」宣のような若いこれからの女子たちのためにももっともっと頑張ろうと成澤を励まします。

あさが加野屋に帰ってきた

あさは正月も病院で過ごし、春の来る前になってようやく無事に退院することができました。あさが加野銀行へ帰って来ると、頭取の榮三郎(桐山照史)を筆頭に店の者たち全員が店前で万歳をしてあさを迎えます。

その間にも日本は東海道線につづき、神戸から広島まで走る、山陽鉄道も開通し、東京へ行くのも、福岡の炭鉱へ行き来するのもずっと便利になりました。また、3月には日清戦争が終結し、戦後景気で加野銀行の預金高は67万円となり、関西の銀行としてさらに存在感を増していきました。

加野屋に家族がふえた

そして、加野屋には亀助(三宅弘城)が妻・ふゆ(清原果耶)と娘・なつを連れて大阪へ戻り、榮三郎にも2人目の子ども「正(まさ)」が生まれ家族が増えてにぎやかになります。そんな加野屋では、次の春には女学校を卒業する千代の縁談話が持ちあがる。千代の縁談話と聞いたとたんに不機嫌な顔になる新次郎。

ちょうどその時、あさが術後の定期検診から戻ってくると、亀助が雁助(山内圭哉)から頭取の榮三郎あてに手紙を持って大慌てで駆け込んでくる。元大番頭・雁助からの手紙に沸き上がる一同。しかし、うめだけは複雑な面持ちでその様子を見つめます。

一方、和歌山のはつの家では、菊が突然痛みを訴え倒れこんでしまう。

『あさが来た』第21週126話「夢見る人」解説

今回は「僥倖の極み(ぎょうこうのきわみ)」「加野銀行の預金高は67万円」について解説していきたいと思います。

僥倖の極み(ぎょうこうのきわみ)」とは
僥(ぎょう)とは、「求める」「願う」とも読み、運や願望を表す言葉としても使われ、倖(こう)とは、「幸い」を意味します。

福徳や幸運、多幸などと同じような意味合いで使われることが多く。”思いがけない幸い”や”偶然に得る幸運”または”好ましい結果から生まれるめでたい状態”を表す言葉として使います。

加野銀行の預金高は67万円」とは
第20週116話「今、話したい事」で成澤泉の構想する女学校の設立金の会話の中で30万円が15億円以上の価値があると、テレビ放送の解説内でもありましたので、今回の67万円はざっと計算知って34億円くらいに相当します。

『あさが来た』第21週126話「夢見る人」感想

今回は、家族の変化な回でしたね。

まだ千代本人も気づいていない様子ですが、知らず知らずに啓介に想いをよせていますね。これはもう千代のお婿さん候補で間違いないでしょうが。。。千代と啓介が今後どうやって結ばれていくのかが気になりますよね?

そして、そんな娘・千代の変化に真っ先に気づいた新次郎さんは気が気でない様子。感がいいお父さんはこういう時が一番つらいのかもしれません。。。今後の展開が楽しみです。

今日の名言は
あさの「過去を振り返っている暇はない。」です。

気落ちする成澤を奮起させようとする心遣いが伝わってきた言葉でした。

あさもようやく退院し、加野屋に平穏がやてきました。しかし千代の縁談話が持ち上がりはじめ、父・新次郎は気が気ではありません。そんな中、和歌山のはつの家では突然菊が倒れてしまいます。菊は一体どうなってしまったのでしょうか!?
次回、『あさが来た』第127話「自慢の娘」お楽しみに!!!

『あさが来た』もくじ あらすじと解説・感想

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