『まれ』10話「帰ってきた駄目人間、父・徹、希と圭太の忘れられないのが夢」

突然帰ってきた徹(大泉洋)を、素直に受け入れられない希(土屋太鳳)たち。
役場へ行く途中の希は圭太(山崎賢人)と鉢合わせになり、夢について話す。
夢を持つのが怖いと言う希と、それでも諦められないのが夢だと語る圭太は、
後日、夏祭りで担ぐキリコの修復をさせてほしいと祖父・弥太郎(中村敦夫)に
頼み込む圭太の姿があった。

『まれ』第2週 10話 「告白シュークリーム」あらすじ

翌朝、寝起きの希が何かに躓く、そこには徹の寝姿があった。
起きてきた徹は、家族の食卓を見て、自分の分がないことに気づく。
朝食も用意ない徹に、文は必要なら朝食代300円頂戴しますと、
相変わらずの調子で、徹は呆れて外へ出かけてしまう。
食事も食べれず、お腹を鳴らせて寝ている徹を見かねた希は、
おにぎりを差し出し、徹に藍子に見つからないうちに食べるよう促すのだった。

希のやさしさが身にしみる徹、ごめんなと謝る。
7年前、希が自分の事を助けてくれると言ってくれ、助け合うと約束したのにと、
反省の言葉をつづる。

希は、徹がいない間に学んだことがあると言い、徹に言い聞かせる。

それは、

助けて良くなるなら駄目人間じゃない
助けてもどうにもならないから駄目人間

なんだと、希は笑顔で言うのでした。

そう言うと希は、懸命に貯めた貯金箱を徹に渡し、ご飯を食べるように言った、
ちゃんと食べてくれないととこっちが悪者に見えるからと、照れ隠しも入れて。

しかし徹は、どうせ自分のことなんて待っていなかったのだろうと拗ね、
そんな徹に希はバカ!と怒る藍子が毎日神社に参っていること、
手紙を読まなかったのも、期待して裏切られるのかが悲しかったからなのだと、
涙ながらに訴えるのだった。

だから、このお金を持ってしっかり生きて欲しいと希は貯金箱を突き帰すが、
それを断ろうとする徹に、貰っておけばいいじゃないかと一徹の声がした。

そうやって格好をつけるから、徹は駄目なのだと一徹は続け、
格好をつける方が格好が悪い時もある、だから
これを持ってよく考え、一日も早く立ち直るようにがんばれ徹くんと、
まるで人生の先輩かのように徹の肩を叩くのだった。

希は徹の事をどう考えればいいのか分からなくなっていたが、

一徹に真に受けなくていいと言われホッとする、だが希は気づいていなかった。、
一徹が本気で徹のことに腹を立てていたことも、

藍子の複雑な思いで今も神社に参っていることも。

希は役所へ職員募集の願書を取りに行くと、そこには圭太が通りがかる。

圭太は以前、希に夢のないつまらない奴だといったことを謝る。
圭太は、みのりから希の父親の事を聞いて、夢がないという希の言葉が
本心からの言葉でないとわかった。

希も本心では、夢が大切なことは分かっているが、やはり怖いのだというが、
圭太は、夢は叶うか分からないし怖いものだ、でも、それでも忘れられない、
それが本当の夢なのだと語る。

数日後、希たちは輪島塗の作業場にいた。
点検から帰ってきていたキリコは壊れはないが、塗りの剥げが見つかる、
弥太郎は塗師屋が塗りの剥げたキリコを夏祭りに出すわけにはいかないと言う。

すると圭太が、自分に漆を塗らせて欲しいと願い出る。
すると、作業場の人々も圭太にやらせてみてはと、弥太郎に許しを請う、、
弥太郎が圭太の漆塗りを許すと、希たちはホッと胸を撫で下ろした。

能登は夏休みに入りました。

希は、公務員試験の勉強に励み、「赤の他人」の徹が就職活動に励んでいる中、
突然一子が現れ、家出してきたので数日泊めて欲しいと駆け込んできたので、
希は驚いて言葉も出ないで固まるのでした。

『まれ』第2週 10話 「告白シュークリーム」解説

キリコは、「切子燈籠(きりことうろう)」の略で、
切籠」と書いてキリコと読みます。
キリコは祭りでの御神灯(ごしんとう)の役割をしていて、
お神輿の足元を照らす照明役と、前衛、後衛のお供役として
担ぎ出されるものです。

中能登周辺では、オアカシ(御明かし)やホオトー(奉燈)と呼ぶ地域もあり、
能登の祭りに華を添える祭礼大道。

キリコの形は四角く背の高いの行灯(あんどん)状で、
四方の面に張られた白い和紙に、文字や紋、武者絵などが描かれ、
明かりが灯されるとそれらが浮かび上がります。

大勢で担ぐために長い担ぎ棒(カタネ棒)が付いており、
いろいろな装飾がなされ、地域によっては彫刻、
金箔や漆を使った豪華な物もあり、材質は地元によって異なります。

大きさも、100人以上の担ぎ手を要する巨大なものから、
子供が担ぐ可愛いものまで、大小さまざまありますが、
現在では高さ4~5メートルほどの大きさのキリコが多く見られます。

『まれ』第2週 10話 「告白シュークリーム」感想

今回は 耐える徹さん な回でしたね。
家族みんなの態度が優しいような厳しいような
なんとも手厳しい対応でしたね。

文さんも相変わらず、ちょっと意地悪ですしね。

でも、6年も音沙汰なかったのに追い出されなかっただけ
みんな優しいのかもしれません。

希が貯金箱を渡すあたりはもう泣けます
お父さんが不甲斐ないからなのに
なんだか感動してしまいました。

最後の一徹君の怖い顔がとても気になりますが
とりあえず、津村家にお父さんが帰ってきました!

希も、いざ就職となって夢について何か感じてきているようですし
これからどんどん何かが変わっていきそうな予感がします!!

今日の名言
希ちゃんの
助けて良くなるなら駄目人間じゃない
助けてもどうにもならないから駄目人間」 です。

達観してますね(笑)

突然帰ってきた徹に、一子の家出
さあ、津村希どうする!!!???

次回、第 11話  続 「告白シュークリーム」お楽しみに!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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