『まれ』11話「家出する娘、一子の心、はる知らず」

東京行きを母・はる(鈴木砂羽)に認めてもらえない一子(清水富美加)は家出
徹(大泉洋)の立案で、希(土屋太鳳)と徹の誕生日会と一子の壮行会を企画
当日、はるは近所の皆を連れて猛反対するが、そんなはるに一子は幼いころからの
思いを打ち明ける。。。

『まれ』第2週 11話 「告白シュークリーム」あらすじ

東京行きがバレた一子は家出をし、桶作家に転がりこんでいた。
一子は、はるが東京行きを認めるまでは帰らないと強固な姿勢を崩さない、
希たちが詐欺だと疑ったスカウトマンも、本物だと言い、証拠のため、
その人物の載る雑誌も持ってきていた。

そのことを知った希は、はるとちゃんと話すように一子を促がすも、
一子は希が説得して欲しいと他力本願な態度をとる。

徹は一子の行動に感服し、希に見習うように言い、周りから大きな反感をかう。

唯一味方になってくれる徹に心を許す一子、2人は不思議と意気投合し、
なぜかお祝いをしようと言い出す始末、希と徹の誕生日会と一子の壮行会
合同パーティーを提案し、お祝い、お祝いとはしゃぐ一子と徹でした。

その頃、夏祭りに担ぐキリコの準備も進めていました。

真剣に漆の直し作業に集中する圭太、すると思いついたかのように、
お揃いのハッピを作ろうといつになく積極的な一子に喜ぶみのりと洋一郎に、
一子は能登での最後の夏になるからと嬉しそうに言うと、準備もそっちのけで、
2人を徹との合同パーティーに誘うのだった。

そして、8月10日希と一応徹の誕生日、希と一子は台所に立ち共同で、
帽子をかぶったようなシュークリームを用意し、パーティーが始まりました。

まず、乾杯の挨拶を洋一郎から文へ渡される、文は照れながらも、
一子の東京行きと、希の誕生日と、子どもたちのキリコの成功と、
ついでに徹の誕生日も祝して乾杯するのだった。

パーティーが盛り上がる中、突然はるは近所の皆を連れてやって来ると、
近所の大人たちが次々と一子を説得するが、一子は煙たがる

猛反対するはるに、一子は懸命に幼い頃からの夢だと打ち明け、
本当は自分も東京に出るのは怖い、でもそれでも諦められない、
東京好きになった最初の原因は、はるにあると一子は言い出し、
母・はると、父・浩一と3人で東京へ出かけた思い出が、
東京がで一緒に食べたお洒落なシュークリームも輝いていて、
東京はシュークリームまでお洒落なんだと感動したと言い、
だから、どうしても忘れられないのだと強く訴えかけるのだった。

その言葉を聞いた希は、圭太の言った言葉を思い出していた。
怖くても、叶わなくても、諦められない、忘れられないから夢なんだと、
希は、忘れられないなら捨てられないならしかたない、
絶対痛い目に合うとわかっててもそんなに行きたいなら、やらせてあげたい、
本当は心配でしかたない、でも、自分は一子を応援するとエールを送った。

夢が嫌いなはずの希が必死で訴えかけるその姿に、その言葉に、
はるも心を打たれ、一子の東京行きは一旦保留になり一見落着した。

いつもの希とは違う姿に驚いたと言う藍子に、恥ずかしがる希、
徹は、夢を持った友達が羨ましかったのだろうと言うと、藍子に一喝される。

ある日の夕食、突然に他に夢があるのではないかと聞く藍子、希は驚くが、
少し考えて、もしかしたらと言いかけたその時、夢なんてやめときなさい
藍子は絶対反対の意思を見せ、地道にコツコツ公務員になりなさいと、
希に言うのでした。

食卓に不穏な空気が流れる。

『まれ』第2週 11話 「告白シュークリーム」解説

今日は 親の心子知らず、子の心親知らず で解説していきたいと思います。
この頃の子供は、多感すぎる年頃ですよね。
とくに女の子がそうでしょうか?

大人でもなく、子供でもなく、どうしていいかわからない
でも、親は子供扱いしかしてくれない、ダメとしか言わないみたいな
親も子も一番大変な時期ですよね。

今思えばわかることも、あの頃の自分を思いこしても
一子をそう変わらなかったかもしれません。

親はできることなら辛い事や、危険な事、大変な思いも
できることなら子供にはさせたくないんです。

かといって、ゼロにはできません。
最大限子供を守りたいと思うとどうしても、
口うるさくダメダメ言ってしまうんですよね。

でもね、親だってわかってるんです。
ダメダメばかり言ってはダメなんだって事くらい
子供のこと信じてないわけではないんです
うちの子は大丈夫でも、誰かに何かされたらどうしようとか
いろいろ考えて不安になって言っちゃうんです。
大切だから。

これがまた、親は子供に言わないし言えないですよね。

そして、子供も自分はもう子供じゃないって言いたくて
肝心なこと言えなかったりしますよね。

ここで言えることは、例え親子であっても、兄弟であっても、
自分の気持ちは言葉にしなきゃ伝わらない!です。

一子の気持ちがはるに少しでもわかってもらえてよかったですね。

『まれ』第2週 11話 「告白シュークリーム」感想

今回は 子離れ?的な回でしたね。
一子の無茶振りや、夢見がちで、先走るところはやはり心配ですが、
それでも、自分で考えリスクも承知で東京に行きたいと言っている事に、
ちょっと見直したというか。

リスクも承知でやりたいことを親にちゃんと話せたこと
すごなって思います。
ひとつ大人なったということでしょうか?

ただ、気になるのがあの場面です。
妙に徹と意気投合する一子ちゃん、危険だと思います。
いや、みなさん同じこと感じてらっしゃると思うんですが、
あれはきっと、今後どこかで一子が何かしでかすという
フラグではないですかね?

あれが個人的に怖くてしかたがありません!!

ともあれ、一子ちゃんとはるさんも仲直りできて
東京行きもまったく無くなったわけではなくなりましたし
めでたし、めでたし、でしょうか。

もう、これからは家ではしないで欲しいですね。

今日の名言
一子ちゃんの 東京はシュークリームまでお洒落なんだ です。
子供らしい可愛い表現で、素敵です。

藍子にには、夢なんて良くない、地道にコツコツ公務員になりなさいと、
言われた希、なんだか納得いかない様な顔してましたがもしかして???

次回、第 12話  続 「告白シュークリーム」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る