『まれ』77話「心の葛藤、大輔と圭太の間で揺れる希の素直な気持ち」

一子(清水富美加)の希(土屋太鳳)が付き合えばいいの一言で、
希は思わず、圭太(山崎賢人)への思いを口にしてしまい、
それを美南(中村ゆりか)に聞かれてしまった希は落ち込んでしまう。
展示会最終日、準備中のトラブルで『フィエルテ』がすべてダメになってしまい、
圭太の『蒔地』の展示が危うくなる。

『まれ』第13週 77話 「運命カカオ64%」 あらすじ

希(土屋太鳳)は、藍子(常盤貴子)が言っていた自分の知らない自分がいる、
その言葉を思い出し、そんな自分は知りたくなかったと、深く傷つき泣いていた。
文(田中裕子)は、小腹がすいただろうと、アオサの味噌汁を作りながら、
自分のことを話はじめる。

この旅は、47年前の弥太郎(中村敦夫)への償いの旅と文は話し出す。
実は文は、弥太郎と見合いする前から、元治(田中泯)に惚れていたと言う、
その親友と結婚すれば、ずっと元治のそばに居られると思い見合いをしたが、
いよいよ結婚式直前になって結婚が嫌になり、元治を忘れられなかった文は、
元治を口説き、やっとの想いで駆け落ち同然に結婚してもらったのだと言って、
この話はウソだと照れ隠しで付け加えると、希だけが特別なのではないと言う。

汚い心が嫌だと言うなら隠せばいい、だが、自分自身には隠してはいけない。
自分には汚い部分があるのだと認めるように文は希を諭して、最後に文は、
60過ぎればみな笑い話になると笑うのだった。

その頃、能登では文が居なくなり、落ち込んでヤケ酒を飲む元治の元に、
弥太郎からの電話が入る。

普段は寡黙な元治だが、弥太郎の声を聞き、文をどこへやったと声を荒げ
文が急に旅に出た理由を弥太郎に問いただすが、そんな元治に弥太郎は、
元治との生活に飽きたのだと茶化すが、文は別に目的があって来たのだと
元治に話すと、あとは自分で聞けと言うと弥太郎は電話を切ってしまう。

希は、思い切って他に好きな人がいるやっぱり付き合えないと大輔に伝えると、
2人の雰囲気に気づいていた大輔は相手は漆職人だろうと希に言いい、
驚く希に、もう告白したの?と聞くと、希は、告白はしていないし、
これから先も言うつもりまないと言うと、なら今のままでいいと、
大輔は、あっけらかんと言う。

女の子は2番目に好きな人といるの方がいいと言うではないかと笑うのだった。

希はそういう問題ではないと話しを続けようとするが、言葉をさえぎる様に、
今から出張だから忙しいと言うと、大輔はいきなり服を脱ぎ出し
希は慌てて部屋を出るのでした。

大輔の部屋から出ると、高志(渡辺大知)と鉢合わせる。
高志はライブで歌う演目を希に報告に来たのだった。
今回の曲はラブソングと聞き希は恋は難しい、高志にはバレてたよね、
とつぶやくと、希は大輔に申し込みを断ってきたと報告した。

高志は、圭太には気持ち伝えないのかと聞くと、希は怖いと答えた。

翌朝、いよいよ輪島塗りとケーキのコラボレーションの日。
「マ・シェリ・シュ・シュ」では、大悟(小日向文世)たちが準備に追われていた。

ようやく会場へケーキが到着し、次々と会場へ運び入れられていく中、
ケーキを運んでいた浅井(鈴木拓)が足を滑らせケーキを台無しにしてしまう。

そのケーキは『フィエルテ』。

希と陶子(柊子)が会場へ向かう途中、圭太から緊急の電話が入り、
希たちは『フィエルテ』がすべて台無しになったことを聞かされ、震撼する。

希はとりあえず、大至急、今から作り直すと圭太に言うと、
浅井にすぐ店へ帰るよう伝えて欲しいと言って電話を切るが、
陶子は、材料の『カカオ64%』のチョコレートがないと希に言う。

作りたくても材料がない、『フィエルテ』はもう作れないと希に訴える。

その頃、展示会会場では、圭太が心配そうにケータイを見つめていた。
そんな圭太に、弥太郎はケーキがなければ『蒔地』の展示はしないと告げる。

『まれ』第13週 77話 「運命カカオ64%」 解説

今回は、カカオ64% について解説していこうと思います。
最近ではカカオ~%という表示も珍しくはなくなってきましたが、
カカオの%表示について説明していきます。

カカオ64%ってどういうこと?

このカカオ~%と言うのは、
チョコレート内に含まれるカカオバターの含有量を指します。
この%が高ければ高いほど、カカオバターの量が増えるということですね。
カカオの量が増えれば、香りや苦味、濃くなどが強くなりますが、
ある程度であれば健康やダイエットにもいいと言われてますね。

しかし、ただ増やせばいいと言うものでもありません。

カカオ100%となると、もう苦い口当たりの悪い塊でしかないですから。

ちなみに、一般的に売られているチョコレートを例に取ると
【ミルクチョコ】で30%ほど
【ビター・ブラックチョコ】40~60%が目安となっています。

洋菓子店でケーキなどに使われるチョコレートでは、
カカオ40~50%が多く使われています。

それを考えると、『カカオ64%』はそこそこ濃厚なチョコであることが
わかっていただけるかと思います。

『まれ』第13週 77話 「運命カカオ64%」 感想

今回は、 希の人間らしさが出た 回でしたね。
今までの希が本当にいい子だったから、
今回のような、逃げや妥協、迷いや人を傷つけなければいけない選択など
こういったことに深く幻滅し、傷ついて、自分が嫌になってしまったのでしょうね。

でも、文さんに希だけが特別なのではないと一喝されて吹っ切れたようです。

60になったらみんな笑い話だなんて
さすが文さん、人生の経験値が違います!!!

私もいつかそうなれるでしょうか(笑)
そして、お付き合いを断られた大輔くんですが、
ここがまた大人と言うか、心が広いというか、

女の子は2番目に好きな人といるの方がいい

なんてそうそう言えませんよ。

自分が2番でいいと受け止めてしまう?
こんなに大きく希を想っている彼に感服しきりです。

ただ、急に出張だと服を脱いで希を追い出したあたり
もう突っ込んだ話はしたくなったのでしょう。

やっぱり本当は相当ショックだったでしょうね。

今日の名言は
文さんの 自分には汚い部分があるのだと認める です。
人間そんなに綺麗には生きていけないですよね。
心に刺さる、でも、優しい言葉でした。

浅井のせいで全滅してしまった『フィエルテ』は?
圭太の『蒔地』は無事展示できるのか!!???

浅井は本当に責任感じて欲しい!!

次回、第78話  続 「運命カカオ64%」お楽しみに!!!

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