『まれ』79話「希新たなスタート、圭太二年半後の約束」

圭太(山崎賢人)へ思いを伝えることのができた希(土屋太鳳)だが、
圭太は正式に付き合うために二年半待ってほしいと言いだす。
互いに修行に専念すると約束した希は、中堅パティシエへ成長していた。
そんな折、大悟(小日向文世)から、陶子(柊子)が店を辞めると伝えられる。。。

『まれ』第14週 79話「絶体絶命メッセージプレート」あらすじ

ライブ後、「天中殺」まで希(土屋太鳳)を送る圭太(山崎賢人)。

圭太のことが気になってしかたない希は、いつ帰るのか?と圭太に聞くと、
圭太は、明後日と答える。

そんな圭太へ、部屋へ寄って行かない?言う希に圭太は驚くが、
親方と打ち合わせがあると断り、明日の夜また会いにくると約束するのでした。

圭太が去った後、圭太と繋いでいた手を眺め、希は飛び跳ねてはしゃいでは、
浮かれ舞い踊る希でしたが、そんな希は美南(中村ゆりか)と目が合う

希は美南を追いけ、美南へ話しかけようとするが、
美南は希に、大輔(柳楽優弥)にきっちり諦めさせるように言い、
それが振る側の義務だと、けじめをつけるようにきつく言うが、
でも良かったねと希へ笑顔を投げかけるのであった。

大輔の部屋へ来た希は、大輔にごめんさないと言う。

大輔は、そういう事になったのか?と聞き、
アイツ思ったより仕事早いなと漏らすと、再度謝る希に対し、
頑固で融通利かなくて面倒くさい男は苦労すると思うけどねと笑う。

自分は本当は諦め早い方で、特に人間関係は、他人に期待してないし、
期待されてないけど、と寂しそうに言った大輔。

その時希は、前に大悟に家庭をかえりみない人だと、
大輔が怒っていたことを思い出した。

本当は大輔自身が寂しかったのでは?と希が聞く。

そうだとしたら、俺と付き合ってくれる?と、大輔は、希を引き寄せるが、
笑ってごめんと言い直し、今までで1番優しい顔を見せてくれたと、
嬉しそうに笑うのでした。

大輔は、自分が誰かに執着するのが珍しく、しつこかったかもしれないと、
希に謝るが、しかし、希は逆に自分はありがとうと言いたいと話し、
今まで大輔にしてもらって感謝していることがたくさんあると話し出した。

クリスマスケーキ」の時も、「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」の時も、
頭でしか考えられない自分を助けてくれて、
心を動かすことを教えてくれて
本当にありがとうと涙をこらえ言う希姿に、
大輔は、なんだか大人っぽくなったねと微笑むと、
希は照れたように、そう?と笑うのでした。

その頃能登では、文(田中裕子)が大荷物を抱えて横浜から帰って来た。

そんな文に元治(田中泯)は横浜はどうだった聞くと、文は楽しかったと答えて、
希の働く店、「マ・シェリ・シュ・シュ」で買った菓子を藍子(常盤貴子)に手渡す。

藍子はてっきり、文は弥太郎(中村敦夫)たちと帰ってくると思っていたと話すと、
自分の用事はもう済んだからと文は言って、藍子の入れたコーヒーを飲む。

すると、文は徹はまじめにやっていた、この調子であれば。。。
アレ【離婚届】はもう出さなくてよいのでは?と、少し悪戯ぽく言うと、
藍子は驚く。

ことある度に、【離婚届】を眺めてた藍子の姿を、文は何度か見ていたらしい。

そんな文の言葉にはっとした藍子は、もしかして希と徹の様子見に横浜へ?と、
訊ねると、ふふと笑いながらコーヒーを飲む文に、元治はにんまり笑うのだった。

次の日の夜、希の部屋。
圭太は台所で、自分が作った箸をみつけ喜ぶ。
前はなかったのにと希に聞くと、希は、見ると圭太のことを思い出してしまうから、
しまっていたのだと話し、それを聞いた圭太は希を抱きしめる。

希のことは真剣に考えてる、だから一人前になるまで会わないと言う言葉に、
驚いた希は、圭太に自分たちは付き合い始めたのでは?と聞くと、
圭太は、まだだろ?と答えるのだった。

希はベランダへ向かうと、戸を全開に開け放ち深呼吸をして圭太に向き直る。

すると圭太は、自分はまだ誰かの人生に責任持てる器ではない、だから、
二年半待って欲しいと言うと、二年半後、希と必ず会うと記した書付を差出して、
一人前になったら、また会おうと誓う。

そんな圭太に希は、本当に面倒くさい男だねと言うが、それでも、
これが圭太なんだと言って、二年半頑張ってまた会おうと約束するのでした。

2006年3月
二年半後、大輔は相変わらず友人としてそばにいる。
希は「マ・シェリ・シュ・シュ」で中堅パティシエへ成長し、
店でも頼りにされる存在になっていた。

互いに一人前になるまで会わないと約束して二年半、約束の日まであと少し、
希は残り日数を数えながら、圭太に会える日を楽しみにしていた。

そんなある日、大悟(小日向文世)が矢野辞めることになったと告げる。

スーシェフの陶子(柊子)がホテルでパティシエシェフとして働くことになり、
大悟は新たなスーシェフ希を指名するのでした。

すると、陶子は今週いっぱいで辞めることになっているからと、
時間がないとさっそく引き継ぎをはじめると言い出した。

希は急な話の展開に目を丸くしてしまうのでした。

『まれ』第14週 79話「絶体絶命メッセージプレート」解説

今回は、 スーシェフ について解説していこうと思います。

シェフやスーシェフは料理の世界の言葉と思われがちですが、
パティシエの世界でも同様に使われている言葉です。

まず、「スーシェフ」を語る前に、「シェフ」から解説します。

まず、シェフとは、仏語【chef】で、料理長という意味で、
シェフはすべてのコックのまとめる役で、出す料理の総てに対し責任を負う役職

スーシェフ【sous-chef】とは、副料理長の意味で、
シェフの次の位に偉い位で、トップシェフをサポートするのが役割です。

仏語の【sous-(スー)】とは、 「副」や「下位の」を意味する接頭語で、
英語で言う「サブ」と同意語になります。

ちなみに、よく世間で使われるコックですが、
コック【kok】とは、オランダ語で、料理人という意味です。
料理人であれば誰でも「コック」と言える名称です。

『まれ』第14週 79話「絶体絶命メッセージプレート」感想

今回は、圭太の発言にびっくり な回でしたね。
毎度毎度やってくれますこのお人、圭太くん。

まだ付き合ってないとか、なんなんですかーーー!!ですよね?

希がベランダ全開にした時の心境に共感してしまいました
一瞬叫ぶのかとも考えましたが(笑)

よくぞ希思いとどまったと賛美です。

陶子さん、とうとう辞めてしまうのですね。。。寂しいです。

ホテルでシェフとかすごいですよ!!
やっぱり陶子さんはすごいんですよ!!

ホテルへ行ってもがんばって欲しいです。

今日の名言
大輔くんの そうだとしたら、俺と付き合ってくれる? です。

諦めると言いながらも、諦めきれないと言うか
こう言ってしまう、なんとも言えない切なさが伝わってきますね

さて、陶子が辞めてしまうまで、あと1週間
希はちゃんと引き継げるのか!!?
圭太との約束ははたされるのか!!?

次回、第80話  続 「絶体絶命メッセージプレート」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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