『まれ』78話「高志のラブソングが希と圭太を結ぶ」

輪島塗とケーキのコラボレーションイベント当日。
浅井(鈴木拓)のミスで「フィエルテ」が使い物にならなくなってしまう
材料のない作り直そうとする希(土屋太鳳)に否定的な陶子(柊子)だったが、
あの『蒔地』には輪島塗の想いが詰まっていると希は必死に訴えられ。。。

『まれ』第13週 78話「運命カカオ64%」あらすじ

浅井(鈴木拓)のミスで「フィエルテ」が使い物になってしまい、
圭太の『蒔地』の展示が危うい状況に、戸惑う希(土屋太鳳)は、
ケーキを作り直そうと陶子(柊子)へムース生地の製作を依頼する。
チョコもないのに作り直しは無理だと言う陶子に、希は考えましょうと言い、
私を巻き込まないでと、作り直しに否定的な陶子に対して希は、
あの『蒔地』には、輪島塗の想いが詰まっているのだと必死に訴える。

「マ・シェリ・シュ・シュ」では、慌しく「フィエルテ」を作り直す希と陶子、
そこへ浅井(鈴木拓)が戻りましたと悪びれもせずに帰って来たので、
戻りましたじゃない、馬鹿!と陶子は、浅井へ怒りの一言を浴びせたが、
それどころではない、今店にある『カカオ77%』のチョコでの代用に必死だった。

陶子に怯えつつも、未だ反省の見えない浅井だが、チョコの代用について、
大悟(小日向文世)へ確認を取るのだが、浅井から連絡を受けた大悟は、
カカオ77%』では駄目だと言い、あの「フィエルテ」は、『カカオ64%』でないと、
あの味にならないと許可は下りないでいた。

慌てる希は、店にあるチョコを片っ端から漁る中、その表示見て思いつく、
『カカオ77%』と『カカオ44%』のチョコを合わせられないかと。

77%+44%=64%?

一瞬考える陶子だったが、なるかもしれないがそんな簡単なものではない、
陶子は制止するも、希は陶子の制止も聞かず、やってみますと作業を始める。

そんな希に陶子は闇雲に作業をしても永遠に終わらないと言うと
もの凄い速さでチョコの配分計算をはじめる。

鬼気迫るその姿に希は感嘆し羨望の眼差しを送るのだった。

その頃、展示会場の圭太は、ケーキの準備を進める大悟のもとへ駆け寄り、
何時までにケーキが出来れば、セッティングに間に合うのかと訊ねると、
大悟は10分前まで待つと答える。

それを聞いた圭太は、大悟へ一礼すると店へ向って走しりだす。

「マ・シェリ・シュ・シュ」では、
何度も何度もチョコの配分を変えては作り返すの繰り返す希に、
本当に分かってやっているのか!!と陶子は苛立ちを見せるが、
希はもう少し、もう少しと『カカオ64%』の味を目指していると、
そこへ圭太もやってきて、チョコを刻む手伝いをし始めた。

展示会の時間が迫るも、まだチョコだけが出来上がらない
もういいと、止めようとする圭太に希は、まだ時間はある!と、
諦めずに作業を続ける。

大悟は次々と輪島塗と見事に調和したデコレーションを仕上げ、
残るは「フィエルテ」のみ。

試行錯誤のすえ「カカオ64%」と寸分もかわらないチョコが成功する。

無事、輪島塗とケーキのコラボレーションイベントは行われ会場は大盛況。

イベントの様子を伺いに会場へ来た輪子(りょう)と徹(大泉洋)が現れ
希と圭太の作品を見ると、希は嬉しそうに、どうだろうと感想を徹へ求める。

徹は、よくわからない様子だったが、希に自分では納得しているのか?と
逆に訊ね、希がうなずくと、希が納得してるなら、100点だ!!と言い
希は満面の笑顔で喜ぶと、徹は自社のホームページに載せると張りきり、
嬉しそうに希の作ったケーキの写真を撮るのでした。

賑わっている会場を見ていた文(田中裕子)は、
弥太郎(中村敦夫)の執念が横浜で華開いたと言うと、
声をかけられた弥太郎は、満足そうに笑うのだった。

会場で接客に追われる漆職人・井田(塩山誠司)は、
ケーキの説明を陶子へ依頼するが、私はもう燃え尽きてるのよと、
陶子は大きく座り込んだまま、井田を鋭い眼光で見据えるのでした。

「マ・シェリ・シュ・シュ」と輪島塗のコラボが話題になった会場には、
テレビ局の取材が入り、ケーキの説明に希、輪島塗の説明に圭太が抜擢、
取材に対して対応するが、互いが互いに一歩も譲らないので取材が進まず、
わいわいと賑やかしい相変わらずの2人であった。

そんな2人の様子を見ていた美南(中村ゆりか)は、
もう諦めた方がいいんじゃない?と大輔(柳楽優弥)に言うと、
大輔はそうだなと、寂しそうに見つめるのでした。

輪島塗の良さを説明する圭太に、一人のお客が本当に嬉しそうねと話すと、
圭太は、プライドを持って作っていますからと、誇らしげに答えるのでした。

そんな圭太を嬉しそうに見つめる希は、
さらに圭太への想いを募らせるのでした。

その夜、高志のライブを見に来ていた。
出演していた高志はおもむろに、恋に悩む友達に捧げるとラブソングを歌う。

その歌は、まるで希と圭太の事を応援し、背中を押すかのように
希と圭太に響く。

圭太が好きだと伝える希
圭太の事が忘れられないと涙を流す。

圭太はそんな希を抱きしめ、そっと優しくキスをする。

希と啓太は、何度も何度も見つめ合っては
唇を重ねる合わせるのでした。

『まれ』第13週 78話「運命カカオ64%」解説

今回は、 高志の歌の歌詞 について解説していきたいと思います。

不安な夜がぼくを駄目にした
きみに気持ちも伝えられないよ
もしも もしも 世界が君の敵になっても
たとえ隕石が堕ちたとしても
もう悲しませたりしないよ、ずっと
嘘つけなくてさ
ほんとごめん
泣かないで泣かないで
死ぬまで一緒にいたいよ
つよく やさしく 抱きしめて
ずっとずっと 離さないよ

泣かないで泣かないで
死ぬまで一緒にいたいよ
つよく やさしく 抱きしめて
ずっとずっと 離さないよ

泣かないで泣かないで
死ぬまで一緒にいたいよ
つよく やさしく 抱きしめて
ずっとずっと 離さないよ

この歌詞は、希と圭太の言葉や想いが交互に書かれています。
ずっと2人を見続けてきた高志ならではのものだと思います。
やさしくて、せつなくて、とても素敵なラブソングでしたね。

なんだか、この歌詞を解説するのは野暮な気持ちがしてきてしまいました
えぇ、野暮ですね、やめましょう!(笑)

ラブソングに解説は不要です!

『まれ』第13週 78話「運命カカオ64%」感想

今回は 陶子はすごいんです! の回でしたね。
もうね、本当にね陶子さんおつかれさまでした!!

「マ・シェリ・シュ・シュ」唯一のまとも人間の陶子さん
周りのキャラが濃すぎてなかなかスポットが当たらない不遇の境遇でしたが、
ここに来てやっと陶子さんのすごさが発揮されましたね!

よかったよかった。

なんだかんだ言っても陶子さん、スーシェフですから!
シェフの大悟の次に腕が立つんですよ!!

そして、高志のライブで、とうとう希が圭太に思いを伝えましたね。
もう、朝から涙が止まりませんでしたよ。
おめでとう希、圭太くん!

それもこれもすべて、高志のおかげだ!!!
普段はいつも影が薄い高志ですが、ここぞと言うときはできる男です。
いつも泣かせてくれます。この人!
何気に、この『まれ』の中で1.2を争うかっこいいのではないでしょうか?

今日の名言は
陶子さんの 私はもう燃え尽きてるのよ です。
陶子さん本当にかっこよかったです!お疲れさまです!

さて、次回からまた、希の新しいスタートが見れるわけですね。
希と圭太はどうなっていくのか!?
楽しみでしかたがありません!!

次回、第79話  新 「絶体絶命メッセージプレート」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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