『まれ』15話「藍子には秘密、揺れる希の卒業ロールケーキ」

安定か、を追うか、揺れる希(土屋太鳳)は、自分の力を試すために
ケーキコンテストへの出場を決めるが、母・藍子(常盤貴子)に話せないまま、
東京へオーディションを受けに行く一子(清水富美加)と共に、遊びに行くと、
ウソをついて金沢に向かう。。。

『まれ』第3週 15話 「卒業ロールケーキ」 あらすじ

希(土屋太鳳)は、予定通りに公務員なるか、ケーキ職人を追うか、
気持ちが揺れ動いていた。

そんな希は、一子(清水富美加)の持つオーディション雑誌の広告に、
ケーキのコンテストの募集を発見し、そのコンテストへの出場を決める

一子は、東京で開催するコンテストに参加すればいいのにと、
自分と一緒に東京行きを希に諭すが、希はそんなお金はないと断り、
金沢で開催されるコンテストへの参加することを決意していた。

話を聞いていた洋一郎(高畑裕太)は、自分のトラックへ乗れと言い、
金沢へ魚を卸しに行くついでに送っていくと希を誘うのだった。

コンテストへ出場を決めたものの、懸命に貯めたなけなしの貯金箱を、
以前、徹(大泉洋)へあげてしまった希は、まったくお金がありません

コンテストのケーキを試作しようにも、材料費すらままならない状況に、
希は藍子(常盤貴子)へ相談しようとするが、公務員を薦める藍子に
出場を打ち明けられる訳もなく、塩田からの収入がなくなるこの時期に
バイト代を待ってほしいとも言えない希なのでした。

その頃、祖父・弥太郎(中村敦夫)の所へ住み込んでいる圭太のもとへ、
父・紺谷博之(板尾創路)が来ていた。

博之は、学校も行かず、勝手に家を飛び出したことを圭太に問う。

漆職人に学歴は不要だと答える圭太に、輪島塗は時代に取り残された斜陽産業だ、
輪島塗だけでは食べて聞けないと、現実を見るように言う博之に圭太は、
輪島塗は輪島の伝統工芸、それを市役所の人間が言う言葉ではないと、
博之を牽制する。

そんな2人を見かねた弥太郎は、博之に家へ上がるよう声をかけるが、
この家の敷居はまたがないとい一蹴する博之。

今は休学扱いになっている、だからとにかく高校だけは卒業するよう、
説得する博之だが、圭太は話も聞かずに出て行ってしまう

ケーキの材料調達もままならない希は、お金をかけないことを決意し、
最大限のイメージ力を駆使してのロールケーキの試作に試行錯誤していた。

その頃、この島一番切ない男、希の父・徹(大泉洋)が、家にも帰れず、
美容室サロンでうなされていた。

藍子と叫んで飛び起きた徹は、サロンの髪結い・蔵元浩一(篠井英介)に
しがみつき、我に返ったは自分の行動に驚くが、浩一は、いいんだと、
自分を藍子さんだと思って抱きしめてくれていいと、徹に優しく言うと、
徹は、コウちゃん!と言って、再び浩一を抱きしめるのだった。

そんな2人を呆れた顔でみる、郵便局員・寺岡真人(塚地武雄)と、
村の区長・角慎一郎(ガッツ石松)は、ぼやき出す。

そんなに愛してるなら早く帰ってくればよかったのにと慎一郎は言い、
郵便局員・真人は、手紙を届け続けた身にもなってほしいと言うと、
最後は不幸の手紙を運んでくるような目で見られたのだとこぼした。

ふてくされる徹に、慎一郎が口利きを頼まれていた就職の話を切り出す。

村中や近隣に聞いて回ったがどこも首を立てに振らなかったと言い、
いっそのこと東京で探したほうがいいのではないかと徹に提案するが、
徹はご近所さんでもいいから近くにいたいと必死である。

真人や浩一も、家族や娘と離れると思うと夜も眠れないと共感するが、
洋一郎は、どんなにしたって、娘はいずれ嫁に行くだろうと諭すも、
この『』の一言に周囲は一変する。

嫁に行くの言葉に仁王立ちの徹
それは言っては駄目なやつだと震える浩一
相手の男を殺して自分も死ぬといい出す真人

この目の血走る3人の前に、
慎一郎は娘を持つ男親の忌諱に触れたことを平に謝るのだった。

その頃、村の女たちは、集会所へ集まりコーラスの練習をしていた。

夏が終わり、忙しさもひと段落するこの時期は毎年こうやって集まり、
女たちだけのコーラス隊「うみねこ座」が始まるのだった。

練習後、母親たちがお茶をしていると、子どもたちの話しになり、
一子の母・はるは、一子が東京に行くことが反対なのではなく、
東京に目がくらんで本当の目標をもてなくなるのが心配なのだと、
親心を語ると、逆にみのりの母・久美は、地元就職だけでなく、
少しは広い世界にも目を向けてほしいと思いを語った。

話しを聞いていた藍子は、子どもへの想いは親それぞれなのだと、
深く考えさせられるのだった。

そしてある日曜日、いよいよ希と一子の勝負の日がやって来る。

早朝、家を出る一子の前に、洋一郎(高畑裕太)が立っていた。

驚く一子に、洋一郎はがんばれよとエールを送るも、戸惑う一子は
わかってると言いそそくさと行ってしまうが、洋一郎は心配そうな
複雑な表情で一子の姿を見送るのだった。

金沢市のコンテスト会場に到着した希は、緊張しながら受付へ足を運ぶ、
受付番号は10番、誕生日と同じ数字に縁起がいいとホッする希。

いよいよ、ロールケーキ甲子園の幕があがる。

『まれ』第3週 15話 「卒業ロールケーキ」 解説

今回の解説は、 能登から金沢までの距離 を解説していきたいと思います。

劇中、希は金沢まで自転車で行くと言っていましたが、
みなさま疑問に思われませんでしたでしょうか?

能登半島の輪島付近から金沢まで自転車で行けるのか?と、

ざっくりですが調べてみました。

輪島市から金沢駅まで 約100km (厳密には110km)
車で 約2時間 (1時間40分くらい)

無理でしょう!!

自転車で時速50km危険だと思います。

希の通学自転車では絶対危険です。

でも、もし洋一郎が声をかけてくれなかったら、
希は自転車で向かったのでしょうね。

恐ろしや。。。

『まれ』第3週 15話 「卒業ロールケーキ」 感想

今回は 希、一子冒険の旅 な回でしたね。

親にウソをついて遠出する。

今ではなんてことするんだと思ってしまうのですが、
ありますよね、そういうことって。

うん、あります。

希がはじめて夢に挑戦してはじめて親にウソをついて遠出して
成長の表れのような行動でちょっと子供らしさにほっとするような
そんな感じもありました。

でも、これ、バレた時が1番恐ろしいんですけどね、
あの2人は大丈夫なのでしょうか?
心配です。

あとは、お父さん四人衆ですが、
あの中で唯一、男の子親の慎一郎さん
禁句を発してしまって大変でしたね。

娘を持つ男親の忌諱

こればっかりは、親でも男の子と女の子を持つでは
心配の度合いも想いもずいぶん違うものみたいですね。

きっと慎一郎さんはこれから、あの3人の前で
二度と「嫁に行く」とは言わないでしょうね(笑)

今日の名言は、
真人さんの 相手の男を殺して自分も死ぬ! です。
気持ちすごく伝わってきますね。
みのりちゃんがんばれ!(笑)

いよいよ、コンテストが始まります!
強豪揃いのロールケーキ甲子園、希は上位に入賞できるのか!!?
次回、第16話  続 「卒業ロールケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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