『まれ』16話「希全力ロールケーキ甲子園と藍子の親心」

希(土屋太鳳)は、ケーキコンテストで全力を発揮したが、入賞できなかった
納得のいかない希は、審査員のパティシエの大悟(小日向文世)に感想聞くが、
酷評され、悔しさを抱えたまま能登に帰ると希は、藍子(常盤貴子)に突然。。。

『まれ』第3週 16話 「卒業ロールケーキ」 あらすじ

いよいよ、第一回ロールケーキ甲子園が始まる。
制限時間は2時間、司会者の大きなスタートの合図がかかると、
参加者たちは一斉に作業にかかる。

希(土屋太鳳)は、「節約と美味しさの両立した母親が作るケーキ」を
コンセプトにロールケーキを作っていく。

材料は、能登ではタダで手に入るものばかりを揃え、イチジク、能登芋、
栗に柿、この四種類で家族4人を表現する。

しかし、コンテストで持てる力を発揮したものの、
希は入賞することができなかった。

気持ちの整理がつかない希は、審査員と思われる男性を見つけ、
追いかけながらケーキの感想を求めるのだった。

その男性は、パティシエ大悟(小日向文世)。

だが、大悟は答える、1位はギリギリ、2位は辛うじて、3位はお情け
それ以外は全部まずかったと酷評されるが、希はそれでも食い下がる、
パティシエになりたいと見込みがあるかだけでも聞きたいと懇願すると、
大輔はため息をつくも椅子に座り、何故パティシエになりたいのかと、
希に問うた。

希は、ケーキは食べた人を笑顔にしてくれるからだと答えた。

すると大悟は、俺の顔は笑っているかと希に聞くと、希はまったくと、
答えると、大悟は続ける。

ケーキは見込みだのなんだので決まる世界ではない、まずは修行。
修行に修行を重ねて、初めて何か見えてくるものがあるかどうかだ、
それもなしに、いきなり見込みがあるかどうか聞くような輩に、
見込みなどない、以上だと厳しい言葉を投げつけられる。

趣味ならみんな笑ってくれるだろうと、大悟は言い残すと去っていく。

悔しさを抱え能登に帰った希は、一緒に金沢に遊びに行くとウソをついた、
一子を学校で待っていると、そこへ圭太(山崎賢人)がやってきた。

忘れ物を取りに来た圭太は、コンテストの結果を希に聞くが、
希はボロクソだったと落ち込む、そんな希に圭太は、
駄目だったからもう諦めてしまうのかと希に聞くが、
そんなことは今はわからないと希は言い肩を落とす。

すると、圭太は焼き物はウソをつかないと言い出すと、
昔、弥太郎(中村敦夫)教えられた話を希にしだすのだった。

焼き物はウソをつかない、手を抜けばそのまま器に出るが、漆は違う。

漆はウソをつく、輪島塗は特に何度も漆を塗り重ねるのが本物だが、
例え手を抜いても、上から綺麗に漆を塗ってしまえば隠せてしまう。

騙そうと思えば人を騙せるが、だからこそ騙してはいけないと、
見えないところでもウソをついてはいけないのが輪島塗なのだと、
弥太郎は話したのだと圭太は言うと、圭太は、弥太郎のその言葉に、
強く心を打たれたのだと熱く語る。

希は、なぜ今その話しをするのかと圭太に問うが、圭太はわからない、
でも今話したくなったのだと言うと、希はう懐く。

そこへ一子(清水富美加)がオーディションから帰ってくる。

戻ってきた一子は何も言わず泣き出してしまうので、
希と圭太は、一子がオーディションに落ちたと思い慰めるも、
オーディションの結果は後日郵送だと言う一子。

ただ、一子はがんばった、東京でがんばったのだと、
希に抱きつき、ただただ泣くのでした。

それを呆れたように見守る圭太。

日が暮れ、家に帰った希、
すると、そこへ徹が慌てて駆け寄り、すぐに謝るように希に急かす。

突然の出来事に戸惑う希は、奥から出てきた藍子(常盤貴子)に
ただいまと言おうとするといきなり頬を張られてしまう。

藍子は、こんな遅くまで親へウソをついてどこへ行っていたのかと、
希を責めるのだった。

『まれ』第3週 16話 「卒業ロールケーキ」 解説

今回は 輪島塗 について解説していきたいと思います。

輪島塗とは、木地に布着せ、地の粉を混ぜた漆の塗布などで、
漆の層を厚くし、強度と形を整える下地を厚く施し、
丈夫さと美しさを両立させた、輪島市で作られる漆器のことを言います。

今では外国でも有名な高級漆器としてその名を知られていて、
日本の伝統工芸となっています。

作業工程も、下地→中塗り→上塗り→仕上げ の四段階分けられますが、
その中身は全工程、124工程にも及ぶ手作業で作られます。

これだけの工程があれば、
本当にどこかで工程が抜けてもばれなさそうですが、
それをしないのが輪島塗り職人のプライドですね。

『まれ』第3週 16話 「卒業ロールケーキ」 感想

今回は はじめての挫折 な回でしたね。

希も普段みんなに美味しい美味しいと言われていたので、
どこか自信があったのでしょう。

大悟に酷評されてずいぶんと落ち込んでいましたね。

酷評と言うか、正論でしたが;;;

一子は、憧れの東京へ行って
オーディションを受けてずいぶんと緊張していたのか
帰ってくると泣いてしまってましたね。

一子なりに一生懸命やりきったのでしょう。

希、一子お疲れ様。
無事で帰ってきてくれてなによりです。

今日の名言は、
大悟さんの

いきなり見込みがあるかどうか聞くような輩に見込みなどない 

です。

ごもっとも

無事に帰って来た希と一子ですが、しかし、
やっぱり藍子にバレてしまいました。

うん、怒られますね。
怒られます。
怒られましょう!

次回、第17話  続 「卒業ロールケーキ」お楽しみに!!!

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