『まれ』22話「帰ってきた哲也、希へ苦言の紺谷課長」

能登に越してきて8年、慣れ親しんだ桶作家を出て新居に移るが、
希(土屋太鳳)たちは、文(田中裕子)たちのことが気になってしまう。
そんな中、市役所で働く希のもとに、哲也(池内博之)が訪ねてきた
桜餅」が好きだったと打ち明ける哲也に希は。。。

『まれ』第4週 22話 「さよなら桜もち」あらすじ

桶作家に残るべきは自分たちではないと感じた希(土屋太鳳)たちは、
哲也(池内博之)一家がの能登へ帰ってきたときに戻りやすいようにと、
8年間慣れ親しんだ桶作家を出ることを決めた。

津村一家は高田のばあさんの家へ引っ越すことになった。

ばあさんが大阪の息子夫婦のところに行くことになり、
能登に来た時に借りるはずだった家へ、8年越しで住むことになったのでした。

慎一郎(ガッツ石松)、浩一(篠井英介)、真人(塚地武雄)たちは、
引越しを手伝いながら、本当は2~3日で追い出されるはずだったのに
ずいぶん長く住んでたもんだと、しみじみと振り返るように語ると、
文が躓かないようにと敷居の建てつけを直す徹(大泉洋)と一徹(葉山奨之)、
家具がなくなって広くなった部屋で、8年間ありがたかったねと懐かしむ4人。

すると、出て行くなんてやっぱり嫌だと言い出す藍子(常盤貴子)、
家を出ようと言ったのはお母さんなのにと、ぼやく希に藍子は、
それはそうだが、やはり文(田中裕子)たちのことが心配だと言うと、
希はふと、徹を置いていこう、一応男だし、番犬にはなると言出だすと
徹はびっくりして、オレも連れてってくれよと悲しい声を揚げるのでした。

雨が降る中、何かあったらすぐに呼んでくれと徹が言い、
見送る元治(田中泯)に、雨に濡れてしまうと中へ入るよう声をかけると、
希が、元治へ今までありがとう感謝を伝えると一家は頭を下げ、
寂しそうな元治を残し、津村一家は桶作家を後にするのでした。

希たちが去る中、文は一人台所で黙々と仕事していていた。

新しい家で夕食をとる希たちだが、元治たちのことが気になって仕方がなく、
そわそわと落ち着かないでいた。

その頃、元治と文の夫婦は、暗い部屋で寂しく夕食を食べていると、
玄関の戸が開く音がし、ぞろぞろと入ってきたのは、近所の仲間たち
てっきり希たちかと身を乗り出していた2人だったが、座りなおし食事をしだすが、
2人が寂しいだろうと思い来てくれた浩一や真人たちが酒やおかずを出し合い、
静かな食卓が一気に宴会場のような賑やかさに包まれたのだった

漆の修業のため、先輩井田の仕事を食い入るように見る圭太(山崎賢人)は、
近すぎて仕事の邪魔になる、少し離れるように同じく先輩の中谷に注意される。

そこへ、ビールを持って弥太郎(中村敦夫)がやってきて、
作業を終わらせるように言うと、圭太に客が来ていると伝える。

圭太が振り返ると、洋一郎(高畑裕太)と一子(清水富美加)が来ていた。
洋一郎は、一子を食事に誘ったが、一子は圭太と約束していると言うので、
久しぶりに3人でご飯を食べようと思い来たのだと言うが、一子は怪訝そうに、
自分は圭太と頻繁に会っていると遠まわしに洋一郎に言うも、
洋一郎は一子の言っていることが理解できない様子。

そこへ、洋一郎が一子を好きなことを知っている圭介は、
申し訳なさそうに洋一郎を呼ぶと、、今一子と付き合っていると伝える、
洋一郎は泣き崩れ、本当にすまんと洋一郎に謝るのだった。

夜、文の「桜餅」を再現しようと台所へ立つ希だが、
どうしても文の味にはならなくて隠し味は何かと悩む希。

翌朝、希は典子、芸名:京極ミズハ(内田慈)のチラシ作りに悪戦苦闘していた。

チラシ制作中に先輩の新谷(山本圭祐)にコピーを頼まれた希は、
昨日任されていたリストチェックを忘れたことを思い出し、
また新谷に怒られてしまうが、そこへ希を訪ねて哲也がやってきた

哲也は、輪島で商売できないか知り合いに聞いて回っていたが、難しいく、
途方に暮れていると言い、実は哲也は1年前に会社でリストラにあってしまい、
仕事も見つからずに、生活に切羽詰っていて妻も必死だったのだと希に明かす。

カフェをやりたいと言うのは本当で、昔塩田の手伝いをしていた哲也は、
ずっと食に関る仕事をしたいと思っていたと話し、もう、作ってもらえないが、
文の作る「桜餅」が大好きだったと悲しそうな顔をする。

希は哲也に、もう一度元治と文に会いにいってほしいと頼むが、
もう無理だと徹夜は言う。

昔から帰って来いと一言も言わない人たちだったからと諦める徹夜に希は、
文が昔、祭りのときに言っていた「意地はあるぞ」のあの言葉を思い出した。

出て行った者はあてにしないで、自分の生きる場所は自分で守るとの言葉を
哲也に話し、頼ってはいけないと思っている文の思いを伝える。

塩田をつぶさなくてもできるよう、安いところ物件を探すと言う希に、
哲也は、自分より母の事を知っているように話すと苦笑すると、
じゃあ、これでと言って帰っていく。

そのやり取りを見ていた課長の博之(板尾創路)は立ち上がると、
公私混同するなと言ったはずだと叱り、
頼まれてもいないのに、安い物件を探すと言い張る、
そんなやりかたしかできないのなら、公務を辞めろ
この仕事には向いていないと言い放つ。

その言葉に呆然と立ち尽くす希でした。

『まれ』第4週 22話 「さよなら桜もち」解説

今回は、 男の友情 について解説していきたいと思います。
前回は徹が元治に酒を渡して無言で寄り添ったり
今回は圭太が洋一郎に一子と付き合っていることを言ってなかったり
密なようで、コミュニケーションが取れているのかいないのか?
不思議に思える男の友情について書いていきます。

いろいろありますが、例をあげると

同じ人を好きになったら、両方とも身を引く
お互いの誕生日や住んでいる場所すら知らない
友達がフラれたときに、すぐに女性を紹介したがる
どんなに仲が良くても、彼女ができたことは事後報告
自分の恋愛相談はしない
本音のケンカをすると、なんだか友情が深まる
「俺たちってバカだよな~」と嬉しそうに言いあってる
あまり話が弾んでなくとも、その場を楽しめてる
お互いの「恥ずかしい経験」を共有するが好き
お互いのプライベートに干渉し過ぎない

などなどありますが、上記にあげただけでも
『まれ』に出てくる男子陣の行動が、
あーなるほど!と思えてくるのではないでしょうか。

『まれ』第4週 22話 「さよなら桜もち」感想

今回は、すれ違い な回でしたね。
今回は数え切れないほどのすれ違いがありましたね。

一子と洋一郎に圭太

元治に文に哲也

素直になって、ちゃんと言葉にすれば大きく拗れることもなく
ショックもキズも最小限で済むのにって思いますよね。

基本、『まれ』に出てくる人物はみんなそれぞれ頑固者なんですよね。
それがいいときもあります。
『まれ』みんなは愛嬌があって、個性的で、どこか笑える、
そんなかわいいところがたくさんありますから!

でも、普段から意地張ってる分、
折れるどころがわからないのかもしれませんね。

今日の名言は、
希の 番犬にはなる です。
我が父・徹を番犬呼ばわりは驚きましたが、
一応、頼りになると思われているようでちょっとホッとしたのですが。。。
やっぱり違いますかね?

洋一郎は立ち直れるのか。。。
希もしやの公務員クビ!?
桶作夫婦と哲也の親子の溝は埋まらないままか??

次回、第23話  続 「さよなら桜もち」お楽しみに!!!

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