文の桜餅の味を再現したい希(土屋太鳳)は、朝市を訪れるも、
文(田中裕子)に会えない、桶作家を出てから避けられているようだった。
諦めきれない希は、元治(田中泯)から塩田の塩が隠し味だと聞く。
希は、文に家族なら哲也(池内博之)と話し合うべきだと提案するが。。。
『まれ』第4週 23話 「さよなら桜もち」あらすじ
課長の博之に、公務員を辞めろと言われ、
せっかく給料楽しみにしていたのに、お母さんに言えません!!!
クビになるのかと怯える希。
そこへ、典子、芸名:京極ミズハ(内田慈)が入って来て、コンサートの会場で、
自分のCDを売りたいと言うのだった。
市役所協賛のイベントで、
物販は条例で禁止されていると説明する新谷だが、
コンサートでCD売るのは常識だろうと詰め寄る典子は、
市役所が個人のCDを販売できないのなら、
あなたが個人的に売りなさいよと希食ってかかり、
希も出来ないと言うと、自分が地元に馴染むためのコンサートで、
役所のほうが応援したいと言ってきたのにとのいい様に、
とうとう希も堪忍袋の緒が切れてしまい、
コンサートやるのはいいが誰に聴きに来てもらうつもりなのか、
少しは自分以外の人間のことも考えたらどうなのか!と、
積もりに積もった思いを典子にぶつけてしまう。
何も言わず、きびすを切って去る典子の姿を見て希は我に返るのでした。
川辺でみのりと一緒に昼ごはんを食べていた希は、典子の件を相談していた。
協力はしたいが、規則があって難しいと理想と現実に悩む希の姿に
みのりは、希は変わらないと、いつも他人のことにジタバタ一生懸命だと、
優しくいうのでした。
すると後ろから、俺の事も思いやってくれと言う声、洋一郎だった。
なぜ一子は圭太を選んだのか?能登の男でいいなら、
俺でいいではないか!どうしてと悲しみ嘆く洋一郎に、
なぜここにいるのかと、希がけげんに言うと、元はと言えば、
希が圭太を振ったからこうなったのだと、希を責める洋一郎。
責任とって俺と付き合えと言い出すと、希とみのりを追いかけ、
希とみのりはきゃっきゃと逃げ回るのでした。
同僚とトイレで、とんでもない新人と組まされたと希の愚痴を言う新谷。
その話を、掃除をしながら聞いていた徹は、娘が大変な時に、
親父が便器を磨いていていいのかと思い悩む。
その日、一徹が用を足そうとトイレに入ろうと扉を開けると、
そこには一心不乱に自宅の便器を磨いている徹がいた。
その姿に驚いた一徹は、何してるのかと徹に聞くと、
俺なんか掃除しかできないからなと、思いの丈を便器へ向けるかのよう、
ビジネスチャンスは規則の外にあるんだ!と言いながら便器を磨く徹。
一徹は、それをそのまま希に言ってあげればいいのにと言うと、
父親が娘の職場の掃除をしてるなんて言えるかと言ってしまう。
ハッとする徹だったが、とうとう一徹にバレてしまった。
徹は絶対言わないくれと一徹に頼み込むが、何が駄目なのか、
娘の職場の掃除をしていることを恥ずかしいと思う方がおかしいと、
一徹に言われてしまう。
確かに、正しい、それは正しい!でもまだ言わないでくれ!と徹は、
気持ちの整理ができていない様子で懇願するのだった。
希は自作の桜餅が、文の味にならないことに悩む。
文に聞きに行くか?と藍子が言うと、飛び上がる希。
藍子の話によると、文は希や藍子に頼らないと決めてしまったようで、
畑の仕事も藍子が来る前に終わらせ、朝市も交代でやろうと決めたと、
藍子たちへ言うようはるに伝言を頼んだという。
文の徹底ぶりに圧倒される希と藍子でしたが、明日の朝市は文の番、
突然押しかけてしまおうと希と藍子は企むが、翌朝、朝市へ行くと、
そこにははるがいた。
文が希たちが来そうだから変わりに店番をするようにと命令されたと、
はるが膨れっ面をしていた。
さずが野生の勘と感服する希と藍子でしたが、希は能登に来て初めて、
寂しさを味わっていました。
小学校から一緒だった仲間たちは、みんなそれぞれ別の道を行き、
ずっと共に暮らした文や元治とも、離ればなれになってしまった。
一人で歩いていた希は、偶然圭太と鉢合わせてしまうが、
2人は港で少し話すことした。
一子は美容学校に通いながら、自分の職場によく来ると圭太が話す。
そして、圭太が実家に帰ったとき、圭太の父が希のことをお荷物だ、
厄介者だ、とボロクソに言っていたと圭太がストレートに言うので、
まともに言われた希は傷つく。
デリカシーのない圭太と話すくらいならカモメと話すと言い、
圭太は希と話すなら道端のタイヤと話すと小競り合い、
わーわーとじゃれ合う希と圭太なのでした。
すると、希は少しすっきりした様子で、
圭太に『桜餅』を渡すと笑顔で手を振り帰っていくのでした。
希は、桶作家へ駆け込んでいた。
なぜ避けるのかと文を捜すが見つからず、置くから元治が出てくると、
居間に座り、希の話を聞く。
希はテーブルに頬を当て、やっぱり落ち着くと言うと、
おもむろに文の味とは違うが、と自作の「桜餅」を元治に差し出す。
すると、元治は文は「桜餅」に塩田の塩を使っていると、
サラッと希に教えてしまう。
隠し味は元治の塩田の塩だったのかと希が声を上げると、
突然物音がし、怪しく思った希が奥の部屋の戸棚を開けると、
そこに文が隠れていた。
驚く希だが、文の姿を見つけると、なぜ避けるのかと文へ詰め寄る。
哲也の事も、意地を張らずちゃんと話をしなければと希が文を諭すも、
何が意地かと文はとぼけるが希は続ける。
哲也が文の『桜餅』が好きなのは元治の塩が入っているからだと希は言い、
家族なのだからと力説する希に、家族、家族うるさいと嫌がる文。
家族なんて、離れて暮らせば他人と言う文になかなか引き下がらない希、
見るみかねた元治がとめるも。
もう、面倒くさい、こうなったら文さんクイズをするぞと言いだした文に、
ポカンとする希は、元治に文さんクイズって何?と聞くが、
元治も知らんと返し、一体なにがはじまるのやら。。。。
『まれ』第4週 23話 「さよなら桜もち」解説
今回は お袋の味 について解説していきたいと思います。
おふくろの味は、
子供の頃に経験した家庭料理、もしくはそれによって形成された味覚、
やそれらを思い起こさせる料理を指す言葉です。
日本では昔から家庭における料理、炊事は母親の仕事だったため、
このように「おふくろの味」と呼ばれています。
一般的には肉じゃがや味噌汁、卵焼きやカレーライスなどが
お袋の味の代表格に挙げられますが、今回の哲也の場合は『桜餅』でした。
きっと、お母さんの作ってくれた「桜餅」に
お父さんの作った「塩」が入っていて
あん「子」と合わさって家族の象徴のように
感じていたのかもしれませんね。
『まれ』第4週 23話 「さよなら桜もち」感想
今回は 規則と葛藤 な回でしたね。
希は、典子の件で規則と助けてあげたい気持ちに悩まされ
徹も自分の派遣先のことをまだ希に伝えられずにいて
洋一郎は、なぜ圭太なのかと頭を抱えてしまってましたね。
今回のこの「さよなら桜餅」の章は、
人との係わり合いについて考えさせられる話が多いですね。
世の中には絶対的にこういう人たちがいて、
まじめで勤勉すぎたり、人の揚げ足を取っては丸め込もうとしたり、
困ったときだけ近寄って来てみたり、大変なことですが、
そんな時に助けてくれて、支えてくれる仲間がいることで、
乗り越えられることもたくさんありますよね。
洋一郎がオレと付き合え~と希たちえを追いかけたり、
カモメ~タイヤ~と憎まれ口言い合いながらじゃれ合えたり、
こういう仲間がいると本当に人間ていいなって思えます。
今日の名言
徹さんの ビジネスチャンスは規則の外にある です。
娘を思う父の姿、便器を磨いていてもかっこいいです!よね?
さて、山田典子、芸名:京極ミズハ のCDは発売なるか!?
希の「桜餅」は文の味を表現できるのか!!?
文さんクイズとは一体!!??
次回、第24話 続 「さよなら桜もち」お楽しみに!!!
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