『まれ』30話「一子の駆け落ち失敗、圭太漆職人へ返咲き」

希(土屋太鳳)は文(田中裕子)を連れ弥太郎(中村敦夫)を訪ねる。
修業時代の素行を問いただされた弥太郎は、圭太の破門を再考するとし、
体験ツアー参加者・亜美(梶原ひかり)は輪島塗の職人になりたいと言う
希に叱咤された圭太(山崎賢人)は、再び職人を目指す決意を固め
一子(清水富美加)との東京行きをやめるのだった。。。

『まれ』第5週 30話 「情熱ミルフィーユ」あらすじ

圭太(山崎賢人)の破門を許してもらうため、
弥太郎(中村敦夫)の弱点を探していた希(土屋太鳳)は、
輪島の裏権力者・キミ子の助言により見つけのは、
かつて愛した女文だった。

希と文、そして元治(田中泯)は、弥太郎の家を訪れていた。

何だ、2人そろってと、弥太郎は、希たちの来訪を驚くが、
希の作った『重ねミルフィーユ』を食べる弥太郎は、これは美味いと喜び、
文が、あの時のケーキも美味しかったと話し始める。

あれはそう、海のそばの喫茶店で食べたと文が言うと、
弥太郎がすかさず、マロンパイや!と嬉しそうに声をあげ、
文は、あの頃は弥太郎修業中だったと懐かしそうに話をすすめる。

その時の弥太郎は、親方に破門されそうだと落ち込んでいたことも合ったし、
大阪の料亭に腕を褒められ、舞い上がり、できもしない注文を勝手に受けたり
丈夫な器を作ると言い20回も漆を重ねて、親方に叱り飛ばされたこともあったと、
楽しそうに笑う文。

誰でも若いときはやらかすのもだ誰も圭太を責めはしないと言う文は、
圭太の事を許してやってはどうかと言うと、
弥太郎は、戻って来ない者は許しようがないと答えた。

昔は弥太郎もよく家出しては文の家に泊まったこともあると文が話すと、
それを聞いた元治は、そんな話は知らんと不機嫌になる。

元治が跡継ぎが出来て泣いて喜んでいたくせに、さっさと許せば良いと言うと、
弥太郎は泣いてなんぞいないと、2人が喧嘩しそうになり、希が止めるも、
弥太郎は、文に今からでも俺のところへ来ないかと声をかけると、
そうしたら圭太のことを許してやってもいいと弥太郎は言うのだった。

その頃、港の船で働く圭太のもとへ一子(清水富美加)がやってきて、
今晩、22時の夜行バスでと圭太へ伝えると去ってく。

自分が弥太郎のところへ行けば圭太を許す、それなら仕方ないと、
文は言いかけると、あんたを選ばなかったのは、そういう所が原因なのに、
いい加減にしろ、弥太郎!と文は机を叩いて怒る。

そこへ、井田(塩山誠司)がやってきて、お客が来ていると言うと、
奥から亜美(梶原ひかり)が出てきた。

ここにいるって聞いたのでと言って入ってきた亜美は、
希を見つけると、ミルフィーユの食感の違いがわかってきたと希に報告する。

ミルフィーユ重ね、すごいですねと、感動する亜美に、
何の話かさっぱりわからない弥太郎は、何のことかと訊ねると、
希はミルフィーユの重ねの話を説明するのだった。

そんなわけで、輪島塗りの職人になることに決めましたと、
突然、輪島職人になりたいと言い出す亜美に、希はポカンとしてしまうが、
亜美は、ケーキの重ねは理解できたので、今度は漆の重ねを極めます!
最強の重ねを目指して、本気で頑張ります!よろしくお願いします!と宣言する。

亜美が輪島に移住することになり、喜ぶ希。

さっそく輪島塗について見せて欲しいという亜美に弥太郎は、
井田へ案内するように言うと、希には驚かされると目を丸くするが、
そんな弥太郎に文は、希は昔から他人のことばかり応援する子だと話す。

亜美は、自分は初めて夢をもつことができました、本当に有難うございますと、
希に言うと、強く希を抱きしめるのだった。

戻ってきた希は、弥太郎に、圭太が漆職人を目指そうとした時の話をする。

圭太は、弥太郎が話してくれた、漆はうそをつく、見えないところでも嘘はつくな
それが輪島塗だと言う弥太郎の言葉で圭太は輪島塗りを志したのだと、
そして、自分がずっと忘れていた夢の温かさを思い出させてくれたのは、
圭太で、自分は圭太を応援したい、圭太の夢をずっと見ていきたい、
圭太は弥太郎さんじゃないとだめなんだと、許してやってください、
お願いしますと涙ながらに頭をさげる希。

一子との待ち合わせ場所に圭太が走ってくるが、
手ぶらでやってきた圭太に一子は荷物は?と聞く。

やっぱり俺は行けない、ごめん!と謝る圭太、
東京は一子の夢なのに、こんな風に利用してしまって卑怯だったと言うと、
一子はどうして気持ちが変わったのかと圭太に訊ねる。

圭太は、喝を入れられてしまったと言うと、俺ももう一度がんばるから、
お前も東京に向って頑張れ!と言い、一子は寂しそうに笑って頷くのでした。

戻った圭太は、弥太郎にもう一度、漆を教えてくださいと頭を下げると、
弥太郎は破門は取り消さない、だから、今日からもう一度新たにやり直せと、
圭太に言うのでした。

圭太は、はいっと喜んでいると、そこへ、亜美が、親方お風呂沸いてますと、
やってきた。

すると弥太郎は、亜美の事を先に入った姉弟子だと言うと、
お前は出戻りであとに入ったからお前の方がが後輩だと言われてしまう。

そんな亜美は後輩の圭太へ、トイレ掃除をよろしくと言って笑うと、
圭太は驚いてしまうが、慌ててトイレ掃除へ向うのでした。

朝の家を出ようとする希は、慌しく、徹にちゃんと携帯持ったかと確認するも、
徹は、あの携帯はもう返した言うと、出勤して行く。

そんな姿を見ていた藍子の様子に、文はどうかしたのかと訊ねる。

すると藍子は、最近、徹がでかい夢を追ってた事を言うと、
「貝殻ビジネス」にスポンサーがつきそうだったのだが、
契約直前に本社からのストップがかかり、頓挫したのだと文に話し、
を追っているときの徹は、いきいきしてたとつぶやくのでした。

市役所へ出勤した希は、圭太の破門が解かれたことを、
課長の博之(板尾創路)に報告する。

そして以前、博之に、何のために仕事をしてるのかと問われた子ことに対して、
希は応援する為だと言う、目の前にある熱い思いを応援していくことが、

市役所の仕事だと思いましたと言って、希は博之へ頭をさげるのだった。

美容室サロンはるで、みんなが来るのを待っている一子は、
圭太とのことを洋一郎へ話す。

たぶん、圭太は希に怒られたのだろうと一子言うと、
圭太は、希には駄目な自分を見せてくないのだと、一子は切なそうに言うのだった。

そこへ、希とみのり(門脇麦)と圭太が両手にお菓子を持って入ってくる。

圭太を応援したいと弥太郎に言ったあのとき、夢の話をしたとき、
どうして涙が出てしまったのか、希自身にも、よくわかりませんでした。

ただいまと帰ってきた希は、どこからともなく漂う、
美味しそうな匂いにつられて行く。

すると、目の前にとても美味しそうなケーキが見え、
思わず美味しそうと言う希に、「C’est délicieux(おいしいわよ)」と、
言葉をかける見知らぬ年配の女性がそこにいた。。。

『まれ』第5週 30話 「情熱ミルフィーユ」解説

今回は 「駆け落ち」 について解説していきたいと思います

駆け落ち(かけおち)とは、
愛し合っている男女が一緒になることを親などに許されない事情があり、
親の知らないところで一緒になるため、密かによそへ共に逃げること
行方をくらますことを言います。

戦国時代から江戸時代まで、
戦乱・重税・貧困などから逃れるために、
よその土地へ逃げることを表した、
「欠落(欠け落ち)」が言葉の由来だと言われています。

『まれ』第5週 30話 「情熱ミルフィーユ」感想

今回は 若気の至り な回でしたね。

文さんと元治さんから聞いた
弥太郎武勇伝」すごかったですね(笑)

なんだろう、今回は大事になってしまってけど
弥太郎さんのしたことに比べれば、
圭太のしたことって、なんてことない善良だ!

なんて思ってしまったのは私だけでしょうか?(笑)

今日の名言は
文さんの 誰でも若いときはやらかすのもだ です。
その通りだと思います。

駆け落ちが失敗に終わった一子は大丈夫なのか?
さっそく姉弟子にしごかれる圭太の今後はいかに!??
そして、最後に登場した婦人は一体誰なのか!!???

次回、第31話  新 「母娘キャロットケーキ」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る