『まれ』31話「藍子の母・幸枝はフランス人?希戦々恐々」

希(土屋太鳳)の前に突然現れた、見たこともないケーキを作る女性は、
藍子(常盤貴子)の母・幸枝ロベール(草笛光子)、初めて会う祖母だった。
フランスでケーキ職人をしている幸枝は、はる(鈴木砂羽)たちみんなに
ケーキをふるまうも、藍子は今まで見せたことない感情的な態度を見せ、
母とは20年前に絶縁したと言い放つのだった。

【『まれ』第6週 31話 「母娘キャロットケーキ」あらすじ】

甘い芳しい香りに引き寄せられた希(土屋太鳳)の目の前には、
美味しそうなケーキと、フランス語を話す婦人の姿があった。

これからもっと美味しくなると揚々とケーキを仕上げていく婦人に希は、
どなたですか?と聞くも、婦人は黙々とケーキを作り続ける。

こんなの見たことがないと、瞳を輝かせる希に婦人は、
「Charlotte aux poires(シャルロット・オ・ポワール)」 梨のムース
フランスの伝統的な菓子だと説明する。

甘い匂いにつられてきた一徹(葉山奨之)が希に、この婦人は誰?と聞くが、
ケーキに理性を奪われていた希は、自分も知らないと我に返るのでした。

そこへ文(田中裕子)が、出来たのかと言ってやって来ると、
婦人は、とっても使いやすいキッチンねと褒める姿に、
その様子に驚く希と一徹は、文にこの方誰?と聞くが
文は何言っているのかと不思議な顔をするのだった。

そこへ、徹(大泉洋)と藍子(常盤貴子)が畑から帰って来ると
婦人を見た徹が幸枝ちゃん!と声を上げ、藍子は目を見開き驚く。

驚く一同をよそに、希と一徹のお祖母ちゃんだろうと、
当然そうに話す文に驚く希と一徹。

すると婦人・幸枝(草笛光子)は「Bonjour」とフランス語で話す幸枝。

希と一徹にやっと会えたと喜び、希を抱きしめようとするが、
ちょっと待ってと藍子は幸枝を制止すると、よくも自分の前に顔が出せたわねと、
今まで見たこともない形相で激怒する藍子。

20年ぶりの母と娘の再会でした。

突然来るからびっくりしたと言い、紅茶を運びながら幸枝をもてなす徹と、
幸枝のケーキを食べようとするみんな。

そして、ひとり離れたテーブルに座っている藍子
幸枝のケーキは美味しいと進める徹は藍子にもケーキを持って行くが、
私は結構です!と拒絶する藍子に希たちは一瞬凍りつく

しかし、幸枝はマイペースに、藍子は元気そうねと話しかけるも、
藍子は返事もせず、そっぽを向いてしまう。

そんな藍子の様子にどうしたのかと希は心配して声をかけるが、
そこへ、村のみんながぞくぞくとやって来るので、
徹は、今日はややこしいので、やめよう!と言うが、
真人(塚地武雄)は、そこのロベールさんにケーキを焼くからぜひと誘われたと、
徹に話す。

希たちの祖母の名前は『幸枝ロベール』フランスでケーキ屋職人をしていて、
ここに来る前に村の人たちに出会い、誘っていたのだった。

久美(ふせえり)に、立派なお母さんがいるのねと言われた藍子は、
20年も前に、縁を切ってますけどねと答えると、一同は凍り付いてしまう。

何しに来たのかと問う藍子に、幸枝は、娘夫婦がお世話になっているのだから、
挨拶に来たの、当然でしょうと言うと、藍子は挨拶は終ったでしょ、帰ればと、
冷たく言い放つ。

しかし、幸枝は、しばらくこちらでお世話になることになったいうその言葉に、
冗談でしょ?さっさと帰れと頭に血がのぼる藍子に、徹がなだめようとするも、
藍子にうるさい!と一蹴されてしまうのだった。

藍子の今まで見せたことない感情的な態度に一同は驚くが、
とりあえずケーキを食べようと文が場をとりもち、一旦は収まりを見せたが、
やはり2人の険悪さに一同の食はまったく進まなかったのだった。

川辺でみのり(門脇麦)と昼食をとりながら、幸枝のことを話す希。
幸枝のご主人はフランス人で、希が生まれる前に、希の祖父と離婚し、
今のご主人と再婚したと言う。

昔から、津村家では祖母の事は禁句だったと希は言い、
どうして藍子が怒っているのかは徹以外知らないと話すのだった。

職場から幸枝に電話する徹。

突然来た理由と、20年ぶりに顔をあわせたのだから、
藍子に謝ってみてはどうか?と言う徹の言葉も気にかけず、
幸枝は電話を切ってしまう。

自由奔放な幸枝。

なんでそんなに自由なのかと呆れる徹だった。

亜美の様子を見に来た希は、井田(塩山誠司)様子を伺うも、
井田は堂々としたもので心配することはないと言い、希を作業場まで案内する、
そこで希は、姉弟子にこき使われるている圭太の姿を目にするのだった。

希は、亜美がお客さんに輪島塗りを説明しているところへ行ってみると、
海外では、漆のことを『ジャパン』って言うのだと話す女性の姿。

そこにいたのは祖母・幸枝でした。

驚く希に、幸枝は輪島塗の見学だと言うと、
亜美は、さっきまで、希が重ねミルフィーユを何十個も作って
一番美味い重ねを追及してくれた人がいたのだと、
幸枝に話していたことを希に説明するのだった。

移住の手伝いと言うのは素敵な仕事だと幸枝は言うと、
希の仕事をもっと見たいと言い、希の手を引っ張っていってしまう。

希と幸枝が来たのは、移住して来た夫婦が営む「農園レストラン福田」
主人の福田(つぶやきシロー)栃木から移住し、夫婦で店を経営している。

津村さんにはいつもお世話になっているからと、
主人の福田は「農園レストラン福田」の新メニューの試食を
希と幸枝に提供すると、幸枝は美味しい!べ物の豊かな土地なのねと絶賛。

能登には、食飲食関係の夢を持った人が多く移住してくるので、
希はそんな人たちを少しでも応援したいと言う。

希が、どうして藍子と仲が悪いのかを聞こうとしたら、
藍子が元治の塩を持ってやって来る。

笑顔で働いている藍子の姿を見て、嬉しそうな幸枝だが、
しかし藍子は、幸枝の姿を見つけると、そっぽを向いて帰ろうとする。

すると幸枝は、自分もここへ移住しようかと言い出し、
幸枝を睨みつける藍子の姿に、慌てる希なのでした。

『まれ』第6週 31話 「母娘キャロットケーキ」解説

今回は 「Charlotte aux poires(シャルロットポワール)」 について解説していきたいと思います。

シャルロットと呼ばれる、深さ約10cmのある円柱のに、
ビスキュイ生地(スポンジのようなもの)を内側に貼り付け、
フルーツなどを間に挟んだムースやババロアを詰め、
冷やし固めたもの全般のこと「シャルロット」と言います。

中に加える素材によってケーキの名前も変わり
劇中では梨(poires)を使っているので、

Charlotte aux poires(シャルロットポワール)

という名前になっています。

『まれ』第6週 31話 「母娘キャロットケーキ」感想

今回は 藍子のアキレス腱?な回でしたね。
優しくて、強くて、懐の深い仏のような藍子さんが
変貌するスイッチがあったなんて驚きでした。

弱みとか弱点?
「アキレス腱」と言うより「トラウマ」に近いのでしょうか?
あんなに怒るなんて。。。怖かったですね。

まさか実のお母さんと20年も絶縁状態だったなんて
ものすごい確執ですよね。

母・幸枝さんのあの陽気さと藍子さんのあの鬼の形相
極端過ぎて見ていて動悸が苦しかったです。

怖い怖い。

しかし、幸枝さんフランスでパティシエをしているだけでなく、
お店も持たれているとか、すごいです!

今のこの時代でも、
女性パティシエがお店を出して生計を立てるのは難しいですが、
幸枝さんの年代で、女性が単身フランスへ渡って、成功してとなると、
相当な苦労があったかと思います。

尊敬してしまいます。

そういったところからか、フランス気質なのか、
幸枝さんの言葉遣いはきっぱりとサバサバしてますね。

今日の名言は
藍子さんの はぁああん!!??? です。
もう名言でもなんでもないですが、
今回はもうこの言葉が耳から離れなくて。。。すみません。

最後の最後まで藍子のボルテージは上がりっぱなし!
幸枝はお構いなしのマイペース!
どうなる津村一家!!どうする希!!?

次回、第32話  続 「母娘キャロットケーキ」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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