『まれ』32話「20年前の約束、藍子と幸枝の確執」

藍子(常盤貴子)の母・幸枝(草笛光子)が能登に馴染んでいく状況を、
嫌がる藍子の姿に、文(田中裕子)たちは、原因を徹(大泉洋)聞く。
このまま能登に腰を据えたいという幸枝に、希(土屋太鳳)は、
藍子のためにケーキを焼いてほしいと願い出るが。。。

『まれ』第6週 32話 「母娘キャロットケーキ」あらすじ

母・幸枝(草笛光子)がどんどん能登に馴染んでいくほどに、
荒んでいく藍子(常盤貴子)の様子が心配な希たちのもとに、
一子(清水富美加)から電話が入る。

幸枝が移住するという話がもう村中に知れ渡り、美容室サロンはるでは、
すでに、幸枝の歓迎会で盛り上がっていると一子が言うと、電話の奥から、
うみねこ座」のコーラスとともに幸枝の声が聞こえ、驚く希(土屋太鳳)。

鬼のような形相で干し鱈を親の敵のように木槌で叩く藍子に、
希たちはおろか、あの文(田中裕子)でさえ怯えていた。

どうしてここがわかったのかと憤慨する藍子に、一徹(葉山奨之)は、
徹(大泉洋)から聞いたと言っていたと、つい口を滑らせてしまう。

徹は慌てて言い訳するも、陰で幸枝と連絡を取り合っていたと知った藍子は、
もう誰も信じられないとショックを受ける。

心配する希は、どうして藍子があんなに幸枝を憎むのか原因を徹に聞くが、
徹は自分の口からは言えないと言うと、それなら手で言えばいいではないかと、
文が紙とペンを取り出すのだった。

周りからは母娘の不和の原因を教えるように迫られた徹は、
しぶしぶ書き始める。

幸枝は、幼い頃から、猫のヒゲが嫌いだった。

道端で猫を見つけると絶対にヒゲをみないように目をつぶるので、
いつも電柱にぶつかいたと書き出す徹。

何の話をしようとしているのかと一徹が突っ込むと、
どこから書けばいいかわからなかった徹は、
幸枝の人となりから説明しようとしするも、話がみえない。

痺れを切らせた文要点だけでいいからしゃべれと言うと、
幸枝は昔から、思い込んだら絶対やりとげる人だったと、徹は話出し、
ケーキ職人に人生を捧げると決心し、若いころからフランスで修業をして、
生涯独身を心に決めていたが、出逢いがあり、藍子が産まれ
一旦は家庭に入ったという。

ところが、藍子が小学生のときに、かつて修業をした店に呼ばれ、
家族を置いてフランスへ行ってしまい、幸枝はそのまま帰らず、
間もなく離婚。藍子は父に引き取られるが、父もすぐに再婚してしまい
居づらくなった藍子は、高校で家を出て、一人暮らしを始めたという。

奥の部屋では藍子が独り、何かを忘れたいかのように、
一心不乱にシャドーボクシングをしていた。

その後、徹と出会い、結婚することになったので、
徹は結婚の報告のため、フランスにいる幸枝に電話をしたところ、
幸枝はちょうど仕事で日本に来ると言うのだった。

徹の助言もあり、藍子は幸枝に、パーティーの招待状を送り
幸枝からも出席するとの返事があり、幸枝は藍子のために、
お祝いのケーキを焼く約束をして、互いに写真を送りあったり、
電話をしたりして、仲直りできるかと思った矢先。

幸枝は突然、パーティーをすっぽかしたのだと徹は話す。

翌日、幸枝は希たちと話していた。

幸枝は、すっぽかしたのではなく、大切なお得意様からケーキの注文が入り、
抜けられなくなったのだと言い、藍子にはちゃんと謝ったと言う幸枝だったが、
20年も会わないでいたのはどうかと思うと言う徹に、幸枝は、あの後、
藍子から、もう二度と会いたくないと手紙が来たからと言うのだった。

20年もこじれたものを、すぐにどうこう出来るものではないと言う一徹に、
賛同する徹は、幸枝に一旦フランスに戻るように言うが、幸枝は、
長期戦に備えて、じっくりここに腰を下ろすと言って聞かない。

能登の食材を使ってフレンチレストランをしてみようかと言う幸枝に、
希は必死で止めようとするのだが、能登でフレンチ良いですねと、
徹は瞳を輝かせて、面白い!でっかいビジネスになるかも知れないと、
水を得た魚のように活き活きとしてしまう徹なのでした。

お昼時、藍子は希に電話をかけ、
幸枝の移住の相談にはのらないようにと釘を刺すが、
ちょうどその時、幸枝と徹が希の市役所へやってきてしまい、
頭がまっしろになる希。

美容室サロンはるには、いつものメンバー。
そして、希が幸枝と藍子の話をみんなに話すと、それは駄目やと、
浩一(篠井英介)、困った顔でいかんと言う真人(塚地武雄)に、
渋い顔で首を横に振る慎一郎(ガッツ石松)。
事情を知った一同は頭を抱えていた。

希は、フランスに店もあるのに、どうして幸枝はここに住むつもりなのかと、
一子(清水富美加)とみのり(門脇麦)に聞かれるが、わからないと答える希。

藍子が怒っているのは、どれが理由なのかと悩む希だったが、
結婚パーティーをすっぽかされたことが大きいのではないかと言うみのりに、
希はそうか!と何か考えついた様子で、一子とみのりにありがとうと言うと、
走って店をあとにするのでした。

桶作家では、徹と幸枝が部屋にいた。

フレンチレストランの構想でいっぱいの徹だったが、
幸枝は部屋に飾ってある徹たちの家族写真を見て物思いにふける。

そこへ、希が駆け込んできて、突然パーティーをしようと提案する。

今年は徹と藍子の結婚20周年

20年前、幸枝がすっぽかした結婚パーティーのやり直しとしようと言い、
今度こそ、藍子のためにケーキを焼いてくれないかと、
希は幸枝にお願いすると、幸枝は「Oui、ça va!(かしこまりました)」と、
喜ぶと希と抱きしめあうのでした。

『まれ』第6週 32話 「母娘キャロットケーキ」解説

今回は 「猫のひげ」 について解説していきたいと思います。
劇中で、幸枝が「猫のひげ」が嫌いでと言う話があったので、
気になって、「猫のひげ」ついて調べてみました。

猫のひげには、厄除け金運アップ
ヨーロッパでは恋のお守りの効力があると言われています。

情報によると、同じ「ひげ」でも、
黒猫のひげ』は特に金運を呼ぶと言われているそうです。

*上記に記載している、猫のひげですが、
自然に抜け落ちたものに効果があるとのこと、
無理に猫ちゃんからひげを抜いたりしないでくださいね。

幸枝のエピソードの中に「独身を貫こうとしていた」のような話も
ありましたが、幸枝の猫のひげ嫌いは、もしかすると
『恋愛を避る』という意味もあったのでしょうか?

『まれ』第6週 32話 「母娘キャロットケーキ」感想

今回は 母娘の確執の真相 な回でしたね。

藍子さんの幼少期にそんな過去があったなんて、
それは確かに荒みますね。

そして、あんなに自由奔放すぎる
お母さんのことも恨んでしまうかもしれませんね;;;

やはり、幸枝はキャリアウーマンと言うか
仕事人間だということは判明しましたね。

仕事以外ではかなり不器用そうに思えます。

20年前の結婚パーティーも仕事が理由で欠席になってしまいましたが、
今回こそは、一緒にお祝いする気満々のようです。

これで母娘が和解できるきっかけになればいいですね。

今日の名言は
幸枝さんの「Oui、ça va!(かしこまりました)」 です。
どうしてもフランス語が出てしまうんですね。

20年越しの結婚祝いパーティーは成功するのか?
藍子と幸枝は和解できるのか!!???
次回、第33話  続 「母娘キャロットケーキ」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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