徹（大泉洋）と藍子（常盤貴子）の結婚式をドタキャンして以来、
幸枝（草笛光子）は藍子と絶縁状態だったが、理由を知った希（土屋太鳳）は、
幸枝のケーキで結婚20周年を祝おうと提案するのだった。
希は幸枝のケーキ作りを助手として手伝うことになるが。。。
『まれ』第6週 33話 「母娘キャロットケーキ」あらすじ
20年前、幸枝がすっぽかした結婚パーティーのやり直しをしようと言い、
今度こそ、藍子のためにケーキを焼いてくれないかと、
希は幸枝にお願いすると、幸枝は「Oui、ça va！（かしこまりました）」と、
喜ぶと希と抱きしめあうのでした。
まだ、徹（大泉洋）、藍子（常盤貴子）たちが寝ている夜更けに
起き出した希（土屋太鳳）は、自作のお菓子ノートを持って台所へ向うと、
幸枝（草笛光子）は、すでに来ていて、ケーキを焼いていました。
そのケーキを見た希が、意外に地味と口にすると幸枝は、食べてご覧と、
希に味見をさせる。
ケーキをほおばる希に、幸枝は嫌い？と聞くと、
希は、好き！大好き！すごく美味しい!!と大はしゃぎする。
幸枝は「キャロットケーキ」だと言い、藍子が大好きなケーキだから、
結婚20周年パーティーをこのケーキでお祝いしようと希に言うと、
材料を揃えなおし、もう一度作ろうとする幸枝に希は不思議な顔をすると、
幸枝は、何回か試作してアレンジすれば、もっと美味しくなると言うのだった。
材料の中に見知らないものを見つけた希は、これは何かと、幸枝へ質問すると、
幸枝は「カルダモン」と答える。
自分のの知らない材料や方法に興味が止まらない希は
幸枝に、メモを取らせて欲しいとノートを取り出す。
そのノートが気になった幸枝は希のお菓子ノートを見ると、
ケーキ作りの助手をやってみるかと希を誘う。
手伝わせてもらえるのかと喜ぶ希だったが、
妥協を許さない幸枝のスパルタ式ケーキ作りに悪戦苦闘する。
出来上がったケーキを食べて、希は味が微妙に違うことを知る。
ケーキはほんの少し加減を変えただけで、確実に美味しさが違ってくる、
だから、ひとつひとつの工程で一番いい加減を探して作っていくのだと、
幸枝が言うと、希は、気が遠くなる作業だと驚くが、希もやったではないかと、
幸枝は言い、亜美（梶原ひかり）のためにミルフィーユを何度も作ったでしょと、
笑うのだった。
一方、修行中の圭太（山崎賢人）は、先輩が次々帰って行く中、
作業場の片付けをしていると、一子（清水富美加）がやってきて、
圭太に声をかける。
そこへ、姉弟子の亜美（梶原ひかり）がやってきて、
邪魔と言って、一子を押しのけると、掃除のあとは親方の晩飯、
風呂が沸いたらきっちり背中を流してさしあげるようにと、
圭太に言いつけると帰っていく。
一子は、仕事が増えてないか？と聞くが、
圭太は親方の身の回りの世話は、しょうがないと言うのだった。
すると一子は、来週の日曜に開かれる希のパーティーに、
圭太も参加できるかと聞き、日曜なら大丈夫だと圭太が答えると、
一子は、希が夜中にケーキの特訓をしていると圭太に話すと、
嬉しそうに笑う圭太を見ると、一子は複雑な気持ちになるのでした。
その夜も、希は幸枝とケーキの特訓をしていた。
希は幸枝に、なぜケーキ職人になりたかったのかと訊ねると、
幸枝は、パティシエよ！と言い、フランスでは、菓子職人のことをパティシエと、
呼ぶのだと希に教え、どうしてなりたかったのかの質問に対して、
食べてくれた人の笑顔が嬉しかったから。
なんて、ほざく奴はまず脱落していくと幸枝は厳しく言うと、
世界一のケーキを作りたいから、誰のためでもない、
自分自身が、世界一おいしいケーキを作りたかったからだと答えると
希は、その言葉に驚いてしまう。
世界一なんて、想像もできない。
幸枝はまだ藍子も産まれていない独身のころに、
初めてフランスに修業に行き、小さな安いアパートに住んで、
人形「Kitchen Witch （キッチンウィッチ）」を買ったと言う幸枝。
ヨーロッパでは、魔女の人形を台所にぶら下げる習慣があり、
家に幸せを呼んだり、料理をおいしくしたりすると言われている。
世界一のケーキを作るまでは、他人には頼らない、
絶対に負けないと決心し、悔しいことも泣きたいことも、
弱音は全部その子「Kitchen Witch （キッチンウィッチ）」に吐いたと、
その人形のお陰でやってこれたのだと懐かしむ。
でも、その人形は引越しのときに無くしてしまったのだけどと、
幸枝は悪戯っぽく笑うのだった。
その人形が応援してくれたんだね希が言うと、幸枝は、
希は移住してくる人を応援してしたいと言っていたが、
他人の応援だけで本当にいいのか？希のしたい事はないのか？と、
希に訊ねるが、希が黙り込んでしまうのだった。
そんな2人のやりとりを、ひっそりと見つめる藍子。
翌日の昼時、ものすごい勢いでご飯を食べる藍子は、
文に、なんて豪華な昼飯でしょうと呆れ顔で言われると、
腹が立つとお腹空くのでと言って黙々と箸をすすめる。
それにしても不思議だと文は言うと、どうして藍子は徹と結婚したかと、
藍子に問う文。
藍子が何のことかと驚いていると、文は、徹と幸枝は似ていると言い、
自分の夢の事になったら、周りが何も見えなくなる所がそっくりだと言うと、
藍子は全然違いますと否定する。
徹の夢は家族のためだが、幸枝のは自分のためだけの夢だと
藍子は言うのでした。
輪島市の食堂に、希と一子たちが集まって、
日曜日のパーティーの話で盛り上がっている。
希は、幸枝との特訓で、プロのケーキと自分のケーキの違いを力説し
そんな、一生懸命にケーキの話をする希を姿を、嬉しそうに見つめる圭太。
そんな圭太を横目で見て、複雑な気持ちになる一子。
話に夢中になっていた希は時計を見ると、もう行かないとと言って、
みんなにパーティーの招待状を渡すと、慌てて店を飛び出していく。
すると、オレも行くと言って席を立つ圭太に、洋一郎（高畑裕太）は、
おい、ちょっとと呼び止めようとするが、一子に止められる。
洋一郎は、圭太が一子とは本気だと言っていたにもかかわらず、
まだ希のことが気になる圭太が許せないと言いかけると、
一子は、口に出してしまったら本当になってしまうからやめてほしいと言い、
圭太は自分でもそのことに気づいていないし、そんな圭太に、
わざわざ気づかせるようなことをしなくても良いと一子は言って、
自分がもっと魅力的になって振り向かせるから大丈夫と、
一子は強がってみせるのでした。
自転車で走る希を、追いかける圭太。
驚く希は、急ぐのだけどと言いつつ自転車を降り圭太と歩き出す。
希が好きなことをしているのが楽しそうだと言う圭太は
希が、自分の夢をあきらめたことを後悔してないかと心配する。
博之（板尾創路）が、余計なことばかりすると圭太に言っていたと、
口を滑らせる圭太、市民皆様を応援しているだけだと言う希に、
圭太はさらに、応援の仕方に問題があるのでは？と言ってしまう。
悪口を言われたと思いムッとして行ってしまおうとする希に圭太は、
ちゃんと言えてなかったけどと口を開き、希に喝を入れられたおかげで、
漆の道をあきらめなくて済んだ、ありがとうと言うと、無理してないならいい、
お互い頑張ろうと圭太が言うと、嬉しそうにうん！とうなずく希なのでした。
『まれ』第6週 33話 「母娘キャロットケーキ」解説
今回は 「Kitchen Witch （キッチンウィッチ）」 について、
解説していきたいと思います。
キッチンウィッチとは、「Kitchen Witch」や「Cottage Witch」、
「”Scandinavian” Kitchen Witch」台所の魔女、掘っ立て小屋の魔女と呼ばれ、
魔女や老婦人に似せた手作りの人形のことを言います。
西欧ではキッチンに魔女の人形を飾る風習があり、
魔女は畏怖されることもありましたが、
昔から薬草を使い人々の病気を癒す存在でもありました。
そうしたことから、病気「魔の物」から守ってくれる魔女を人形にし、
魔除けとする習慣が生まれたといいます。
それがキッチンウィッチの始まりです。
キッチンウィッチのご利益は
- 魔除けの効果
- 台所の安全を見守り
- 火事を防ぐ
- 家族の健康を守ってくれる
- 料理を美味しくする
などです。
キッチンウィッチの購入ですが、キッチンウィッチは認知度も低いため、
まだ、日本ではほとんど出回っていません。
どうしても欲しい場合は個人で輸入して購入するか、
輸入販売しているお店で買い求めることになります。
日本で有名なキッチンウィッチを取り扱っているお店を調べたところ
グリーンサムというお店が有名だそうです。
気になる方は一度ご覧になって見てはいかがでしょうか？
『まれ』第6週 33話 「母娘キャロットケーキ」感想
今回は、 類は友を呼ぶ 回でしたね。
今回は見たもの同士がたくさんいましたね（笑）
徹と幸枝さんはも自由度が似てますし
希と幸枝さんは突っ走っていく感じや、
ケーキ作りに関して似ていますし、
人形をお守りにしていたところもそっくりです。
血のつながりって怖いですね（笑）
藍子さんは認めたくないでしょうが、
きっと親族と似た人といることが１番落ち着くのかもしれませんね。
今日の名言は
藍子さんの 腹が立つとお腹空く です。
気持ちよくわかります。
夜な夜な始まる希と幸枝のスパルタケーキレッスン
初のおばあちゃんと孫の共同作業はうまくいくのか！？
藍子へのサプライズは成功するのか！！？？
次回、第34話 続 「母娘キャロットケーキ」 お楽しみに！！！
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