『まれ』37話「希の一大決心の辞職表」

就職して8か月、パティシエになる道を選んだ希(土屋太鳳)。
意を決して辞表を課長の博之(板尾創路)へ提出するが、博之は、
一度は志を持ってはじめことを途中で投げ出すのは無責任だと希を叱責するが、
そんな博之に希は、世界一のパティシエになって恩返しをすると伝える。

『まれ』第7週 37話  「横浜激辛プチガトー」あらすじ

幸枝(草笛光子)と20年ぶりに、和解することができた藍子(常盤貴子)は、
応援する側でなく、自分でしたい、パティシエになりたいと言う希(土屋太鳳)に、
行いっといで!と背中を押すのだった。

見て!と希(土屋太鳳)が、両手に抱えて持ってきたのは
パティシエへのコツコツ道」と描かれた大きなシュミレーション図面

それをテーブルの上に広げた希は、パティシエになるための道筋を説明する。

まず、パティシエになるためには、
製菓学校に行くか、就職して修業しながら勉強するかのどちらか。

学校に行けば、入学金や授業料などのお金がかかるので、
希は就職するつもりでいる。

就職するにしても、チェーン店、個人店、ホテル・レストラン、工場など、
いろいろあるが、希は、個人の店にする予定。

幸枝(草笛光子)が「技術を覚えるなら個人の店」と薦めていたからだった。

よろしくお願いしますと希が「辞表届」を差し出すと、課長の博之(板尾創路)は、
今度は誰の差し金だと聞くが、自分の意思だと希はきっぱり答え頭を下げると、
市役所を辞めさせていただきたいと思います、申し訳ありませんと言うと、
博之は、退職の理由を希に聞いた。

パティシエになりたいからと言う希に、今年の春に入ったばかりの人間が、
どうして今頃になって、そんなものになりたくなったのかと聞く博之。

お前は就職しながら進路を決めるのか?
とりあえず給料をもらいながら別の道を探すのか?と、博之は、
希の周りをぐるぐると回りながら説教する。

それを物陰から見ていたキミ子(根岸季衣)が、博之がぐるぐると回りだすと、
相当怒っている証拠だと、徹に教える。

ついこの間、希は、応援するために市役所で働いていると言っていた、
目の前にある熱い思いを応援していきたいとも言っていたにも関わらず、
数ヶ月もたたずに他の仕事がしたい?そんな無責任な奴に何が出来る!と、
怒りながら、博之のぐるぐるはどんどん速くなっていく。

そんな状況にたまらず希が、申し訳ありませんでした!と頭をさげてしまう。

すると博之は、辞表をテーブルへ投げつけると、
新人一人育てるのに、どれだけ手間と時間がかかると思っている!
希の給料は市民の税金、これまで支払ってきた8ヶ月分の給料は、
ドブに捨てたのと同じだ!と言い放つと、ちょっと待ってくださいよと、
見かねた徹が、割って入ってくる。

徹(大泉洋)は、言いたいことはよくわかりますと言ったあと、
でも、希なりに一生懸命考えて出した結論なのだと言いと、
希が自分のことでこんなわがままを言うのは、はじめてなのだと、
確かに、社会人としては失格だと思う、父親としてお詫びしたい、
それでも、希のことを気持ちよく送り出してやってほしいと、
希のために頭を下げて頼む徹。

その徹に博之は、こいつを見ろ、でっかい夢を追っていた男が、
どうしてこんなことろにいる?と言うと、自分は、希が父親を反面教師にして、
未熟なりに将来を見据えて、市役所へ入ってきたのだと思っていたが、
買いかぶりだったな、所詮カエルの子はカエル、父親のようになりたいなら、
勝手にしろと言って立ち去ろうとする博之に、希は、ありがとうございました!と、
頭を下げるのだった。

ここで働かせてもらえたことで、夢を応援するすばらしさを知りました、
応援してくれる人の気持ちも知ることができました言うと、
これから自分は目標に向かって頑張れますと言う希は、
博之に、世界一のパティシエになって恩返しします!と宣言すると
今まで本当にありがとうございましたと言うと、博之は無言で立ち去る。

徹は、希が初めて「世界一」とデカイ口を叩いたことに感動していた。

希は市役所を出ると、市役所に向かって一礼するのだった。

市場の食堂で希の夢を応援するみのり(門脇麦)、一子(清水富美加)、
洋一郎(高畑裕太)と、どこの店で修行するのか、考えていた。

金沢、大阪、名古屋、東京どこがいいか悩む希。

東京行きを希に先を越されそうで不安な一子

希は圭太(山崎賢人)に電話し、近況報告と店選びに悩んでいることを話すと、
圭太はフランスへ行くのか!?と聞くが、圭太が旅費を出してくれるならと、
希は冗談と言うと、弥太郎さんがそばにいる圭太が羨ましいというのだった。

圭太は、自分は弥太郎が祖父だからここにいるわけではないと言い、
初めて輪島塗りをみて感動した原点が紺谷弥太郎だからだと言うと、
希は、自分の原点を思い起こすのだった。

一子は、希に先を越されると落ち着かず、店の中をうろうろと歩き回り、
一人晩酌をしている、マキ(中川翔子)にどうしようと泣きつくが、
マキは、この間のオーディションに受ければ東京へ行けるだろうと言うと
一子はうなだれていた、どうやらこの間のオーディションは落ちたようだ。

その日の夕飯時、世界一のパティシエになって恩返しをすると啖呵を切った
希が本当に格好良かったと感動しながらビールを飲む徹。

藍子は、それなら尚のこと、がんばらないとねと希を励ますと、
もう店も決めてあると希は言いい、思い出の「魔女姫ケーキ」の絵を見せ、
徹が昔買ってきてくれたケーキの店にすると言う。

今でも幸せの味を忘れられないと言う希に、徹は嬉しくなり、
オレだって、希があんなに喜んでくれたケーキの味が忘れられないよと言うと、
希は、このケーキを買った店を教えて!と聞くが、徹は思い出せない。

当時のことを、一徹(葉山奨之)、藍子に誘導してもらいながら思い出す徹は、
横浜か?そうだ!と言うと、一徹が、インターネットで調べ店が判明する。

その店は、横浜の桜木町にある「シェ・ミシマ」という店、希はさっそく電話をし、
面接をしてもらえることになり、喜ぶ一同だったが、先方から、条件を言われる。

近くオーナーが出張に行ってしまうので、その前に来てほしいと伝えられ、
その面接日は明後日

明後日には横浜につかければならない、慌てる希と津村一家。

『まれ』第7週 37話  「横浜激辛プチガトー」解説

今回の解説は、 輪島から横浜までの距離 を解説していきたいと思います。
劇中、希は明後日までに横浜へ面接へ行くと言っていましたが、
能登半島の輪島から横浜までどのくらいでいけるのか?と、
ざっくりとですが調べてみました。

輪島市から横浜市まで 約700km (厳密には650kmくらい)
車で 約8時間 (7時間30分くらい)

希が電話をかけたのは夜で、翌朝用意して、夕方バスに乗って、
明後日の朝、横浜着。。。ギリギリですね

間に合うのでしょうか?

ちなみに、圭太にフランス行きの交通費もおねだりしてましたが、
こちらはと言うと、希が入社して8ヶ月後なので季節は12月
輪島からフランス・パリへの旅費は格安チケットで調べたところ、
片道 100.000~200.000円 (所要時間 27時間~35時間
往復 130.000~200.000円 (所要時間 20時間~27時間

そんなにお金も出せないかと思うので、価格重視しました。
まぁ、こんなもんでしょう。
往復で買ったほうが安くはないけど、お安いです。

いくらなんでもおねだりできる金額ではないと思います(笑)

『まれ』第7週 37話  「横浜激辛プチガトー」感想

今回は、 ぐるぐる目の回るような 回でしたね

博之さんのぐるぐるお説教もすごかったですが、
希のために博之の前に立ちはだかり頭までさげられる徹さん!
すごかったですね

すごく素敵でした。

博之さんも希にこれからのことを期待していただけに
あんなに怒ったのでしょうね。

今日の名言は
徹さんの 希のことを気持ちよく送り出してやってほしい です。
精一杯の親心が伝わってきます。

怒涛の展開
希は明後日までには横浜のお店で面接、
これから慌しく準備をすることになるわけですが
果たして間に合うのでしょうか???

次回、第38話  続 「横浜激辛プチガトー」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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