『まれ』40話「希初めての横浜で野宿する」

高志(渡辺大知)の働く中国料理店で、理想の味のに出会った希(土屋太鳳)。
作った店へ駆けつけるが、店には「閉店」の張り紙がされていた。
翌朝、希は、洋菓子店に入っていく男・浅井(鈴木拓)を見つけて声をかける。

『まれ』第7週 40話  「横浜激辛プチガトー」あらすじ

輪子(りょう)にケーキ店の住所を聞いた希(土屋太鳳)は、
人に道を聞きながら夜の横浜を走り、ようやく目的の店を探し出す。
あった、マ・チェリエ・チョウ・チョウと希は喜ぶが、
店の名前は、「マ・シェリ・シュ・シュ」この店との出会いが
希の人生を大きく変える事となる。

しかし、その店のには「本日をもって閉店」と言う張り紙が張ってあり
希は驚く。

すいませんと、必死に人気のない店に声をかけるが中は真っ暗、
ショックで崩れ落ちる希。

すると後ろから、男性が走ってきて、また閉店か!?と声がしたので、
希は、またとは、どういう意味ですか?と男性にたずねると、
しょっちゅう閉店するんですこの店と男性は説明しだした。

この店のオーナーは、なにかあるとすぐ店を閉め、
その後しばらくするとまた営業するが、
今度いつ店が営業を始めるかはわからないと言い、
ケーキはめちゃくちゃおいしいけど、
オーナーもめちゃくちゃな人なのだと説明する。

そこへ、2人組の女性たちがやってきてまた閉まってるの?と困り顔で、、
常連客が他所のお店のケーキを買って前を通ると、それだけで閉店、
いつも買うモンブランをたまたま買わなかったら、何がいけなかったのか、
その理由を1時間説明させられたり、常連客が店に来なくなると、
待ち伏せして理由を問いただすしと、常連3人はやいのやいの言うのだった。

ここのオーナーは、どういう人なのかと不思議でたまらないでいた。

その頃、桶作家では、近所の人たちが集まって、宴会をしていた。

その中、一人、希からの連絡がなく心配で落ち着かない徹(大泉洋)は、
なぜ連絡の一つもしてこないのかと、電話の前でウロウロしていると、
ウロウロするな、うっとおしいと文(田中裕子)が言うが落ち着かない。

慎一郎(ガッツ石松)も高志(渡辺大知)と会えているから大丈夫だと言うが、
すると徹は、だから余計に心配なんだよと言うと、高志だって男だ、希がもし、
高志の家に泊るつもりだったらどうするんだと、気が気でならない様子。

高志の家なら全然いいと言う、はる(鈴木砂羽)と久美(ふせえり)。
そんな徹に、浩一(篠井英介)は自分の娘を信頼しなくては駄目だ言うが、
本当にあなたって甘いわねと、はるは言うと、全然気づいてないだろうけど、
一子(清水富美加)がこっそりオーディションを受けていると言われ、驚く浩一、
さらに、圭太(山崎賢人)と付き合っていることも知り、思わず立ち上がる浩一。

ほら見なさいよ、そうやってね、男の毒牙にかかっていくんだと熱くなる徹、
さらに不純異性交遊だと、発言がヒートアップする様子に見かねた藍子は、
自分まで不安になるからやめるように言い、一同はざわめき立つ。

そんなやり取りを見ていた真人(塚地武雄)は不安になり、
みのり(門脇麦)が、帰ってるか心配で電話をしようとすると、
みのりに嫌われるわと久美に言われてしまうのだった。

真人たちが酔いつぶれて寝てしまい、元治(田中泯)、文、慎一郎は、
台所で呑みなおしていた。

慎一郎は、夫婦で子供の事を心配しできるというのはいいものだなと、
少し羨ましいようで、慎一郎の妻は、息子を生んですぐに亡くなった
文が言うと、俺にはもったいない、良い女房だったと嬉しそうに言うのだった。

そして、まっすぐ愛された子どもはまっすぐ育つ、だから希は大丈夫だと、
藍子に心配するなというのでした。

そこへ洋一郎(高畑裕太)がやって来て、また父さん呑みすぎてるよ、
明日も朝が早いのだから帰るよと言って慎一郎を抱えて帰ろうとする姿に、
藍子は、洋一郎くんもまっすぐないい子だわと微笑ましく見るのだった。

閉まっている店の外で座り込む希。

店の中にあるショーケースの名前を見て、希はどんなケーキか想像しながら、
いくつもいくつもノートに描き続ける。

横浜初めての夜は、こうして幸せに更けていくのでした。

夜が明け、明るくなった頃、大丈夫ですか?救急車呼びますか?と、
希は通行人に起こされる。

目を覚ますと、大きな人だかりができていた。

希がおはようございますと言うと、もしかして、ここで寝たんですか!?と、
昨日のサラリーマンが驚いている。

もしかして開いてるかと思って寄ってみたのですがと、男性は言うと、
娘のために、どうしてもここのケーキが買いたいのだと訴える。

別れた妻が海外転勤で、明日から娘も一緒にシンガポールに行ってしまう、、
その前に、どうしても今日ケーキが欲しいと言うのだった。

自分は浮気で別れたとかではなく、忙しすぎて愛想を尽かされてしまったと、
やっぱり女性はあれですか!愛があってもだめですか!?と熱くなる男性。

詰め寄る男性に、希は壁ドンされてしまい戸惑ってしまうが、一言。

愛だけでは困りますと、男性に答えた。

ショックを受ける男性は、今晩が娘との最後の夜になるのだと言い、
必死な姿に希は思わず、開いたら連絡すると言ってしまう。

男性は喜び、連絡先と自分の名前と「シャポーアンコトン」と言う、
ケーキの名前を告げると仕事へ向って行くのでした。

店の開店を待っていると、急にトイレに行きたくなってきた希は、
どうしようとかと悩んでいると、傍を一人の男性が店の裏口に入って行く。

それを見た希が、店の裏口のドアをドンドンと叩くと、中から人が顔を出し、
パティシエ浅井和也(鈴木拓)が、すみません、お店まだ閉店ですと言って、
ドアを締めようとするのを引き止める。

押し問答の末、なんとかトイレを借りるために店の中入れてもらえた希は、
店の中を見て回ると、恐る恐る厨房の中へ入って行ってしまう。

そこで、希はプロの厨房に感動する

そこへ浅井がやってきて、なに勝手に入ってるのかと怒るが、
これ、なんですかと希に聞かれ、ついドロッパーだと答えてしまうが、
これから練習するからと希に出て行けと言い直す浅井。

なんだかんだと言いつつ浅井が道具の使い方を説明しているところへ、
浅井、何してるの!と入ってきたのは、パティシエ矢野陶子(柊子)。

すいませんと謝る浅井に、陶子はこの子は誰?と聞くと、
希は昨日初めてこの店のケーキを食べて感動したと言い、
ここで修業させて欲しいと言うと、陶子は、

今までどこの店にいたか?
どこの製菓学校を出たのか?
どこで勉強してきたのか?と聞くが、

希は自分で勉強したと言うと、うちの店を馬鹿にしてるのかと言うと、
ど素人が入れる店じゃない、帰れと言われてしまう。

それでも希は頑張りますの一点張りで食い下がっていると
お前らなんでここにいると、入り口で立つ男性。

この男性険しい顔のは、どこかで見た顔だと考える希だったが、
希は思い出した。

金沢での希をこっ酷く酷評した、ロールケーキ選手権の審査員、
パティシエ池畑大悟(小日向文世)でした。

希は驚いて指をさしてしまうのだった。

『まれ』第7週 40話  「横浜激辛プチガトー」解説

今回は 「マ・シェリ・シュ・シュ」 について解説していきたいと思います
「マシェリシュシュ(ma chérie chouchou)」とは、
直訳すると「私のかわいい坊や」となります。

ma chérie =私の大切な、愛しい
chouchou =かわいい(坊や)

「chouchou」はフランスの話し言葉で「かわいい」を意味する単語ですが、
男の子に対して、Mon chouchou(モン・シュシュ)、
女の子に対しては Ma chouchoute(マ・シュシュット)と、
性別によって言葉の形異なります。

特別に可愛いと思う赤ちゃんちいさな子供に向けて使う言葉です。

恋人同士で、甘い感じ愛称で使ったりもしますが。。。

んーこの言葉ちょっとおかしいんですよね、
この文法だと、『男性が男の子を愛おしんでいる』ことになるのですが、
ここのオーナーさんは『息子を溺愛』しているってことなのかな?

女性や女の子に向けてならすんなり納得できるのですが
ちょっと不思議に思ってしまいました。

『まれ』第7週 40話  「横浜激辛プチガトー」感想

今回は、 子を思う親 な 回でしたね。
村のみなさんそれぞれ子供を思う親心はちがうものですが、
お父さんとお母さんでは、やはりだいぶ温度差を感じましたね。

母強し(笑)

慎一郎さんは少し寂しそうでしたが
洋一郎くんのような息子がいて本当に幸せだなって
心底思いました。

今日の名言は
希の 愛だけでは困ります です。
まぁ、そうかもしれませんけども。。。言ってしまいましたね。

せっかく見つけた店も閉店?しているし、
閉店している店内に謎の従業員2人???
そこへやってきた、この男性は!!!

次回、第41話  続 「横浜激辛プチガトー」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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