『まれ』41話「希奇跡の繰上げ採用」

ようやくケーキ店「マ・シェリ・シュ・シュ」に入ることのできた希(土屋太鳳)。
そこで希は金沢のコンテストで酷評したパティシエ・大悟(小日向文世)と再会する。
希は店で修業をさせてほしいと懇願するが、オーナーの大悟は一切受け付けない
それでも食い下がる希が追っていくと、なぜか「天中殺」にたどり着いてしまう。。。。

『まれ』第7週 41話  「横浜激辛プチガトー」あらすじ

理想の店で再会したその男は、金沢での希(土屋太鳳)をこっ酷く酷評した、
ロールケーキ選手権の審査員、パティシエ池畑大悟(小日向文世)でした。

明らかにの機嫌の悪い大悟は、希を見て舌打ちすると、なぜ厨房を開けている、
道具もとっとと売っぱらえと怒鳴りちらすと、陶子(柊子)と浅井(鈴木拓)は、
わかりました「シェフ」と言って、慌てて店の片づけを始めた。

希は、大悟に金沢のロールケーキ甲子園に出ていたと説明するが、
知らん、まずいケーキは記憶から抹消していると言われてしまうが、
希は、ここで修業させてくださいと頼むが、大悟はうちはもう閉店だと言って
去ろうとするが、希は食い下がる。

希は大悟に、去年、シェフはケーキは才能じゃないとあの時おっしゃいました、
まずは修行、修行が終わったらまた修行、そこで初めてみえてくるものだと、
だから、ここで修行したいのですと懇願する。

その時大悟(小日向文世)は思い出た。

大悟は希を見据えると、人が急いでるときに、こんな風に邪魔した奴だな?
無神経な奴に菓子は作れんと言って店を出て行こうとする。

希は止めようとするが、迷惑だから帰るように言う陶子(柊子)と、
下手にへそ曲げられると、営業開始がどんどん延びると愚痴る浅井(鈴木拓)。

その言葉にへそを曲げた大悟は営業開始はない!と言い放つときびすを返す。

そんな大悟に希は、自分の事はともかく、お客さんが困っていると話し、
米田と言う人の娘が食べたがっているので作ってあげてほしいと頼むが、
大悟は知るか!と一蹴する。

その言葉に怒った希は、なぜそんなことを言うのかと大悟に問うと、
大悟は、うちの店のケーキをうまいといって食べてた常連客が
コンビニのケーキを美味しいと言って食べている、そんな味覚の奴に、
食わせるケーキなんてない!もう一生ケーキを作らないと大悟は言って
店を飛び出そうとする。

それなら自分に「シャポーアンコトン」の作り方を教えて欲しいと、希が言うと、
コンビニのケーキにやきもちを焼いて店を閉めてしまった大悟は、立ち止まり、
俺様のケーキを、あんな貧乏くさいケーキしか作れないお前が、
代わりに作るだと?未来永劫、金輪際、何があっても、永遠に、
この店が開くことはない、帰れ、そう言って出て行ってしまった。

大悟を探しに外へ出た希は、中華街で大悟の姿を見つけ駆けつけると、
シャポーアンコトン」を作って欲しいと頼む希に、大悟はわかった、
作ればいいんだろ?と言うと、希がお礼を何度もしているうちに、
走って逃げて行ってしまった。

大悟を見失ってしまった希は、途方に暮れているとお腹の虫が鳴ると
その目の前には中国料理「天中殺」があった。

店に入った希は、高志(渡辺大知)に、昨日のことを謝ると、
今日のお勧め、激辛の麻婆豆腐と珍が言うと、希は嬉しそうに
いただきますと頼むのだった。

ふと横を見ると、隣には険しい顔でテレビを見ている大悟が座っていた。

すると大悟は、くだらん!と言ってテレビを消すと、雑誌を手にとり、
壁の絵を見て、灰皿に、グラスに、箸までもにくだらん!!を連呼していた。

そこへ奥から輪子(りょう)がやってきて、それは大悟の八つ当たりだと言う。

ケーキしか興味がないから、店をやめてしまうとすることなく、イライラして
こんな八つ当たりをするそうだ。

腕も一流だし、こだわりもすごいけど、面倒くさい男で、お菓子馬鹿変人だと
輪子は言い、希にどんなケーキ作るのかと聞く、すると希はノートを渡して見せ、
輪子は、大悟の店はやめて、中華料理に転向してウチで働けば?と希を誘う。

そんな様子を見ていた高志が、希のノートを大悟に渡すと、
大悟は、食い入るように希のケーキノートを見て、
その中に自分の店のケーキの名前を見つけ興味を持つ

希はケーキの名前から、自分が想像して絵を描いたと説明すると、
口を動かして想像で食べてみる大悟。

すると突然、大悟は噴き出し、ウチのケーキはこんなにまずくない!と言って、
希を押しのけ店を出て行ってしまうと、大悟は店に戻り、ケーキを作り始めた

その姿を横で、じっと見つめる希。

みるみるうちに大悟のケーキが完成していく。

すべてのケーキが完成すると、大悟は味が落ちる、早く店を開けろ!と、
浅井に指示すると、浅井は喜んで店を開けに飛び出してく。

米田に連絡する希。

店には、米田と娘が、「シャポーアンコトン」を食べる姿が、
美味しい、ありがとうパパと喜ぶ娘は、すぐに帰ってくるからね、また一緒に、
「シャポーアンコトン」食べようねと言うと、娘の言葉に涙ぐむ米田。

希も「シャポーアンコトン」を食べさせてもらう。

すると横に居た浅井が「シャポーアンコトン」について希に話し出す。

シャポーアンコトンは、ケーキがあまり好きじゃない子のために考えたケーキで、
大悟は、ケーキが苦手な子を集めて、意見を聞きながら試行錯誤して、
それで出来たのが、シャポーアンコトンなのだと言う。

その話を聞き、希はなぜ大悟のケーキに自分が強く惹かれたのかを理解した。

ここしか考えらません!ここで修業させてくださいと希は懇願するが、
これ以上スタッフに給料を払えないと話す陶子に、希は給料いりませんと言うが、
どうやって生活する気なのかと陶子につっ込まれ、できないことは言うなと、
叱られてしまう。

だがそこへ、浅井が、もう一人のスタッフが辞めると電話してきたとを告げると、
それなら私が働きます!と張り切る希に、大悟はうるさい!じゃあ1ヶ月だ、
1ヶ月だけ試してやる、役に立たなきゃ追い出すと言って希を採用するのだった。

ありがとうございます!と喜ぶ希、奇跡の繰上げ採用となった。

『まれ』第7週 41話  「横浜激辛プチガトー」解説

今回は 「シャポーアンコトン(Chapeau en coton)」 について
解説していきたいと思います
シャポー・アン・コトンとは「綿の帽子」という意味。
Chapeau  =  帽子
coton = 綿

まわりの白い渦は、低温で白く焼きあげたメレンゲ
表面にはココナッツのかかっています。

大悟が、ケーキが苦手な子どもたちの意見を聞いて作ったケーキは、
サクサクとした食感のメレンゲの中に、甘酸っぱいイチゴとフワフワのスポンジ、
コクのある生クリームをしっかりと詰めたものでした。

食べる時にのザクザクと崩す食感と、中にイチゴが隠れているくわくがあり、
子供も大人も楽しめるよう工夫されています。

私の勝手な考察ですが、このケーキのモチーフは、
赤ちゃんの食べる、あの「白いせんべい?」ではないでしょうか?
「白い風船」のような。。。伝わりますでしょうか??

小さいときに食べていた食感に似たものであれば、
子供たちも抵抗なく食べれるのでは?と考えたのかな?と、
思ってしまいました。

『まれ』第7週 41話  「横浜激辛プチガトー」感想

今回は、 もしかして似たもの同士!? な 回でしたね。

名前から想像してケーキを作ったり、
絵に描いたケーキを想像試食してまずいと言ったり、
そういえば昔、希も一徹に想像して食べろとか、
材料が手に入らなくて想像でケーキ構想したりとか。。。

希と大悟さんて、似てませんか?

まぁ、そういう私も結構想像してご飯作ったりしま。。。あれ?
いや、なんでもないです。

とにもかくにも、一ヶ月とは言え、飛び込みで採用もらえるなんて
もう宝くじ当たったくらいの幸運ですよね。

このチャンスをうまく活かせて欲しいです。

今日の名言は
米田さんの娘さんの また一緒に、「シャポーアンコトン」食べようね です。
この「シャポーアンコトン」のあたりのたどたどしい言い方が
可愛いくて、可愛いくて。

いよいよ希のパティシエとしての一歩を踏み出します
ひと癖もふた癖もある先輩たちに囲まれて
希はどのように成長していくのか!???

次回、第42話  続 「横浜激辛プチガトー」 お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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