『まれ』73話「圭太にときめき、希のおはようスイッチ」

能登での成人式に参加し、圭太(山崎賢人)にときめきを感じてしまった希(土屋太鳳)は、
自分でもどうすればいいのかわからず、高志(渡辺大知)に悩みを打ち明ける。
自分の気持ちに混乱しながらも横浜でケーキ作りの修業に打ち込んでいた希のもとに、
弥太郎(中村敦夫)と文(田中裕子)、圭太が、輪島塗の展示会のため横浜に来てしまう。。。

『まれ』第13週 73話 「運命カカオ64%」あらすじ

目覚めに圭太(山崎賢人)から「おはよう」と言われ動揺する希(土屋太鳳)。
圭太はいつもの調子で、雑魚寝で身体が痛いと訴えるが、
希はそれどころではなかった。
希は慌てて顔を洗に出るが、圭太の大輔の顔が頭をよぎり、
自分の気持ちに戸惑う希なのでした。

横浜へ戻っても希はボーッとしていた。
希の成人式に立ち会えなかったことをふたくされている(大泉洋)、
輪子(りょう)に、そんなことなら村へ帰ればよかったのにと言われるが、
藍子(常盤貴子)へのけじめだと、そっぽを向く。

そんな徹へ輪子は、存在アピールしないと藍子を他の男に取られるかもしれないと、
意地悪そうに釘を刺した。

そんなやり取りもうわの空の希に、大輔(柳楽優弥)の帰国が1ヶ月遅れると連絡が入る。

希の様子の異変に気づいた高志(渡辺大知)は、何かあったかと聞くと、
希は、思いつめたように話し出す。

希は、成人式の次の日の朝の出来事を話し出すと、
自分の脳は「おはよう」と言われたらドキドキしてしまうのかと頭を抱える。

それに加え、大輔の帰りが遅くなると聞いた時、
帰ってこないことに安心してしまったと、自分の気持ちに不安を抱いていたが、
圭太のことは気の迷いだと、あれは二日酔いで気が動転していたのだと、
思い直したかのように言い出し、
高志にのことは聞かなかったことにして欲しいと言って席を立つのであった。

残された高志は、部屋で一人納得いかないように首傾げていた

能登では、輪島塗りの展示会の準備に追われていた。
そこに電話が入り、展示会が中止になったと伝えられる。

愕然とする、仲間たちだったが、
紺谷弥太郎(中村敦夫)は展示会は意地でもすると言い出し、
絶対東京へ乗り込むと意気込んだ。

それを見た、圭太たちも強く頷く。

「マ・シェリ・シュ・シュ」では、養鶏場主・浜田(泉谷しげる)が来店。
以前、差し入れられた「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」を探すが、
ショーケースにケーキがないことに気づき、希に聞いた。

希は、自分の作った「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」は、
「大人の恋」というより「小学生の初恋」だと大悟(小日向文世)に言われたので、
名前を変えたと説明した。

新しい名前は、フランス映画のタイトル
レ・キャトル・サンクー」大人は判ってくれない!であった。

店のテラスで浜田と、大悟は希について話していた。
以前、農場に来たとき卵かけご飯を食べさせ、
あまりに美味しそうに食べるのでおかわりを出したら。

最初の卵とは違うと言ったのだという。

1杯目は、5日前に採れた卵を、
2杯目は、今朝とれた卵を出したのだと浜田は言った。

卵は5日~1週間前にとれたものが美味しい、
あの娘はその違いに気づいた、面白い娘だと笑っていた。

物陰でそれを耳にした陶子(柊子)は、感慨深い表情浮かべる。

厨房で働く希に来客だと美南(中村ゆりか)が声をかけた。
来客など検討もつかない希は、恐る恐る店頭を覗き込むと、
そこには、弥太郎(中村敦夫)と、文(田中裕子)の姿があった。

驚く希に2人は、横浜で輪島塗りの展示会をするのだと伝え、
文は、この歳になって東京にくるなんて、47年越しの新婚旅行のようだと言い
弥太郎は文には婚約破棄されたのになと笑って盛り上がっていた。

しかし、希は2人の荷物がないことに気づく。
するとそこへ、荷物を抱えた圭太が店に入って来る。

『まれ』第13週 73話 「運命カカオ64%」解説

今回は 劇中に出てきた 輪島塗 と ケーキの名前になった映画 について、
解説していきたいと思います。
【蒔地】
漆器の下地のひとつす。

素地(きじ)に直接漆を塗り、
輪島地の粉(珪藻土を焼成粉末にしたもの)を表面に蒔き、
漆を塗り込んで、蒔き重ねていく技法で、
傷のつきにくい丈夫なのが蒔地仕上げの特徴です。

光が当たることで、漆を含んだ微妙な凹凸が美しい光沢を放ちます。

【Les Quatre Cents Coups】
フランソワ・トリュフォー監督の最初の長編映画。
1959年に発表したトリュフォー自身の幼少時代の自伝とも言うべき作品。
全編モノクロですが、この作品を観たジャン・コクトーは
「わがフランソワ、君の映画は傑作だ。奇跡のようだ。親愛のキスを送る」と、
賛辞を送った名作です。

『まれ』第13週 73話 「運命カカオ64%」感想

今回は、女心は秋の空な回でしたね。
やはり、希の脳は「おはよう」に反応していたみたいですね。
気持ちはわからないでもないですが。。。
恋は突然落ちると言いますしね?

ただ、そこが希です。
二日酔いだと言って誤魔化してしまいましたよこの子は!!
こじれる予感しかしないです。

でも、圭太には一子ちゃんがいますしね。
まだ圭太くんは、一子ちゃんに気持ちがあるようですし
恐らく、次回あたりひとつの決着がつきそうです。

目が離せません!!

今日の名言 「レ・キャトル・サンクー」大人は判ってくれない! です。

希なりの大人の恋をがんばったんだと言う気持ちの表れでしょうね。

次回、第74話  続 「運命カカオ64%」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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