『まれ』44話「クリスマスケーキの危機、容疑者は希??」

希(土屋太鳳)が相変わらず雑用ばかりの毎日を送るそんな中、
大悟(小日向文世)が、今年のクリスマスケーキのレシピを発表すると、
数日後、近所に開店したケーキ店で、同じケーキが他店で販売されることがわかると、
レシピが盗まれたと感じた陶子(柊子)は、その犯人が希ではと疑うのだった。

『まれ』第8週 44話 「危機的クリスマスケーキ」あらすじ

販売や掃除、洗い物は、ケーキ作りへの修業の第一歩。
そう思えるようになった希は、ひたすら仕事をこなしています。

出来たぞと大悟(小日向文世)が声をかけると、
待ってましたと言わんばかりに浅井(鈴木拓)は身を乗り出す。

出来上がったクリスマスケーキを目の前に、ルセット(レシピ)の説明を大悟へ依頼する
陶子(柊子)に、希はルセットとは何かと訊ねる。

陶子(柊子)に、そんな基本的も知らずよくこの店に来れたなと睨まれると、
見かねた美南(中村ゆりか)から、レシピのことだと教えてもらう希。

大悟はかまわず説明を続ける。

希少価値のある、マダガスカル産クリオロ種の
カカオ分68%のショコラをふんだんに使用し、
パータボンブと合わせた口どけの良いムースの中に、
ビスキュイサンファリーヌ、
フレッシュのフランボワーズから作ったジュレ、
カカオ分64%のショコラと合わせた
フランボワーズのガナッシュを閉じ込めた。
仕上げは、真っ赤なフランボワーズと、
グロゼイユのグラサージュでコーティング、
ショコラの風味とうんぬんとケーキの説明をする。

陶子は、浅井と美南の各自に指示を出すと、希に向き返り、
ルセットは間違えないように覚えること!ときつく言うのだった。

希は、ルセットを必死に覚えようと、通勤中も仕事中もルセットを復唱する。

ショーケースを磨きながらも、ルセットを復唱し続ける希に、
美南は、ケーキの名前を覚えたかと聞くが、希はまだ何も覚えられない言い、
ケーキの作り方すらも検討がつかないと嘆く。

すると希は浅井に、どうやってケーキの練習をしているのかと聞くと、
浅井は、ひたすら練習するのことと、自作のルセットノートを見せ、
他の店のケーキを食べ歩いてを分析するのだと希に話す。

その中には大悟が考えた今年のクリスマスケーキのルセットもある。

希が浅井に感心していると、美南は浅井が勉強熱心なことに驚き、
こんなに勉強しているのに、なぜ上手ならないんだろうつぶやく。

前の店で6年修業して、クビになり、大悟の店に来ても長いが、
自分より年数の短い陶子に抜かれ崖っぷちだと美南に言われ、
本人の前でそういうこと言わないで欲しいと、浅井は落ち込むのだった。

天中殺に帰ってきた希に、おかえりと言う大輔。

無視して部屋へ戻る希に、なかったことにするのではなかったのかと、
しつこくドアを叩く大輔はに、防犯スプレーを吹きかける希。

能登で洋一郎にもらった防犯スプレーが役に立っていた。

その頃能登では、
いつもの市場にある食堂にいる、みのり(門脇麦)と洋一郎(高畑裕太)の前に、
一子(清水富美加)が歌いながら入ってくる

浮かれる一子に、オーディションでも受かったのかと聞く洋一郎に、
一子は別にとルンルンで答えると、2人に何の話をしていたのかと訊ねる。

みのりは、希の「キス事件」の話をしていたと一子に言うと、
いきなりキスされるなんて、都会は進んでいると言う洋一郎。

そんな洋一郎に一子は、キスに都会も何も関係ないだろうと言い、
キスぐらい?キスごとき?能登だって盛んだと言う一子に、
みのりと洋一郎は、圭太とキスしたのかと驚くのでした。

悔しさと怒りに震える洋一郎は、みのりに同意を求めるが、みのりは
自分もキスぐらいしていると言い、洋一郎だけが取り残されるのでした。

美容室サロンはるに集まり、韓国ドラマを見ている徹(大泉洋)たちは、
キスをするカップルを見ながら酒を飲んで盛り上がっている。

希は災難だったなと「キス事件」の話をする真人(塚地武雄)たちに、
意味がわからないととぼける徹だったが、話を続ける浩一(篠井英介)に、
うるさいな!人がせっかく忘れようとしていたのに!と怒ってテレビを消し、
自棄酒を飲むと、一子も圭太とキスしまくっているんじゃないの?と徹は、
他人事のように言う浩一に対して反撃する。

嫌なことを忘れるために酔っ払った慎一郎(ガッツ石松)は、
徹にでっかい夢を思い出せと言ってしまう。

それは駄目と止める真人と浩一だが、考えるだけだと言う慎一郎。

家へ帰った徹は、こっそり箱を取り出して、考えるだけ、考えるだけと言って
フレンチレストランの計画書を見直すのだった。

12月6日

マ・シェリ・シュ・シュでは、クリスマスケーキの予約開始される。

開店前から並んでいたお客たちが、ぞくぞくと予約していく。

そんな予約客の第1号は、希が前に商品を渡し忘れた婦人だった。

美南は、あのご婦人は毎年一番に予約してくれるのだと、希に教えていると、
他の店のと比べてみたいので、クリスマスケーキのチラシを見せてもらえるかと、
訊ねられたので希がケーキのチラシを見せると、女性が持っているチラシには、
大悟の考案したケーキと同じものが載っていた。

驚いて見比べる希。

厨房では、大騒動になっている。

似ているというかそっくりじゃないですかと、浅井が言うと、
駅の近くのケーキ店で、最近開店たものの、
客がつかなくて苦戦しているという噂があったと言う陶子は
ルセットを盗まれたとしか思えないと大悟に進言する。

他店と同じものは出せないと大悟が激怒し、
美南が、新しくケーキを考えられないのかと大悟に提案するも、
ベストな食材を使ったベストなルセットだ、代わりは作れないと言うと
クリスマスの予約は部キャンセルし、店も閉めろと言い、
店には再び、閉店の文字が貼られるのだった。

「天中殺」で夕食を食べながら、どうしてルセットが漏れたんだろうかと、
考える陶子は、希が軽い気持ちでお客さんにしゃべったのではと、
希を疑う

実際、シェフとこスタッフの4人しか知らないことが漏れるとしたら、
仕事中も、ルセットぶつぶつ唱えていた希が原因なのではないかと言い、
希が来るまではこんなこと一度もなかったと言って、陶子は去って行く。

『まれ』第8週 44話 「危機的クリスマスケーキ」解説

今回は、「大悟のクリスマスケーキのルセット」 について
いくつか聞きなれないものを解説していきたいと思います。
パータボンブ・・・卵黄と砂糖と水を合わせ、湯銭にかけてクリーム状にしたもの
ビスキュイサンファリーヌ・・・粉が入らないビスキュイ(スポンジのような)生地

フランボワーズ・・・木イチゴ

ジュレ・・・ゼリーのことであるが、一般的なゼリーより柔らかいものが多い

ガナッシュ・・・溶かしたチョコに生クリームを加えた口溶けの良いチョコレートで、
トリュフの中身などに使わる「生チョコ」のこと。

グロゼイユ・・・赤スグリ/レッドカラントと呼ばれる、赤い小さな果実。
味はとても酸味が強い。

グラサージュ・・・菓子の表面にチョコレートやソースなどを流しかけ
コーティングする調理法のこと。

この先も、いろいろと専門用語が出てくるとしたら、
見る側もちょっとずつパティシエの世界に詳しくなっていけるかもしれませんね。

『まれ』第8週 44話 「危機的クリスマスケーキ」感想

今回は、 不穏な空気の流れる 回でしたね。

ルセット(レシピ)が公開されてすぐに盗用されてしまった
「マ・シェリ・シュ・シュ」のクリスマスケーキ。

一体どうやって盗まれたのでしょうか?

流出先がわからないまま、店は閉店。

懸命に努力していた希が疑われてしまいましたが、
陶子さんの言い分にもまったく根拠がないわけではないですが、
希の不器用すぎる行動と、陶子さんの希への否定的な思いが、
今回表立って出てきてしまいました。

この先一体どうなってしまうのでしょうか?

今日の名言は
一子ちゃんの 能登かって、お盛んよ~【テレビ版能登弁】 です。
そんなに浮かれてしまうもんですか!?と、一子が可愛かったです(笑)

ルセット(レシピ)流出疑惑の容疑をかけられた希、
店はこのまま閉店したままになるのか!!??
犯人は一体誰なのか!!??

次回、第45話  続 「危機的クリスマスケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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