『まれ』46話「まれ命名、大輔は『ゴン太』」

ルセットを考える希(土屋太鳳)は、先輩の浅井(鈴木拓)に相談するが、
希のケーキの根本的な違いを指摘され、共同でルセットを考えることになる。
気分転換で夜道を歩く希のところへやってきた大輔(柳楽優弥)は、
希のノートを目にすると、このケーキは能登の暮らしから生まれたと言い、
その言葉に希は、能登から持ってきたあるものを思い出すのだった

『まれ』第8週 46話 「危機的クリスマスケーキ」あらすじ

クリスマスケーキのルセットを盗まれてしまった、「マ・シェリ・シュ・シュ」では、
すべての予約をキャンセルし、店を閉めてしまった大悟(小日向文世)に、
希(土屋太鳳)は、スタッフでルセットを考えると言い、地雷を踏んだ希は、
怒りに打ち震える大悟に、駄目だった時は全員クビだと言われてしまう。
希は徹夜でクリスマスケーキのイメージを考えていた。

恐ろしいほど、アイデアが湧いて止まらないと描きとめる希は、
自分の考えたケーキが採用されたらどうしようと、妄想していたが、
翌朝、希は自分が考えたアイデアを浅井(鈴木拓)に見せる。

すると浅井は、これはないと言い、アイデアがどうのこうのではなく、
根本的なことが違うと言う浅井。

大悟(小日向文世)の作るケーキは、伝統的なフランス菓子であるが、
希の考えたケーキは、フランスにはないものばかり、ショートケーキなどは、
日本人好みにアレンジされた日本独特の洋菓子なのだと浅井は説明する。

そのことを初めて知った希はガックリとうなだれてしまう。

すると浅井は、神妙な面持ちで、希に「盗まれたルセット」の真相を話そうと、
言葉を発するが、同時に、一緒にルセット考えてくださいと希も頭を下げてしまう。

驚く浅井に、自分はアイデアは浮かんでも、フランス菓子の基本的なことも知らない
だから、フランス菓子について教えてほしいという希は、事件の真相を話そうとする、
浅井の話も聞かず、「天中殺」を飛び出して行ってしまうのだった。

年忘れパーティーの準備をしている真人(塚地武雄)、浩一(篠井英介)、
慎一郎(ガッツ石松)の3人は、ごちゃごちゃと何かを揉めている

その様子を見ていた久美(ふせえり)に何を騒いでるのかと聞かれ、
真人は、慎一郎が藍子(常盤貴子)に話があるようだと言いうと、
徹(大泉洋)がまた、でかい夢を追いかけ始めたと話す

その頃、徹はパソコンに向かって企画書作りに熱中していた。

藍子は、どうりで最近機嫌良いと思ったと言うと、久美とはる(鈴木砂羽)は、
早く止めさせないとまた失敗してしまうと心配する。

その夜、布団の中でフレンチレストランの企画書を見ているところに、
藍子が入ってきて、慌てて隠す徹に藍子は、別に隠さなくてもいいのにと言うと、
布団の下から、はみ出ている企画書を指摘する。

浩一たちが、徹が本気になっていると心配してたと言う藍子に、
徹は、そんなことはない、自分はもういいんだと言うと、次は希が夢を追う番だと話し、
自分は、これから地道にコツコツ生きていくんだと言う徹の話を聞いた藍子は、
なんだか、自分に言い聞かせているみたいと言うと、徹は必死で否定するのだった。

その頃、「天中殺」の二階では、希と浅井が一緒にケーキを考えていた。

希が次々にアイデアを出していくが、浅井はありがちだと首を縦に振らず、
たいしたアイディアが出ままでいた。

やはり大悟を納得させるようなルセットは無理と言う浅井。

なにせ大悟は、この世界では、「フランス帰りの巨匠」だと言われる人物だしと、
浅井が言うと、希は「巨匠」という言葉に驚いて立ち上がってしまい、
そんな人に、代わりにルセットを書くと言ってしまった自分を後悔
悲観的になった浅井はパティシエを辞めると言い出し、
セットの作成を諦めてしまう。

一方、大悟は、「天中殺」の店員として働いていた。

注文を悩む子どもに、注文を早く言え、すぐ言えと威圧的に注文を聞き
他の客には早く食え!片付かんだろうが!と、暴言を吐きながらの接客に、
客から輪子(りょう)に、大悟に店を手伝わせるのやめて欲しいと苦情が入るが、
輪子は、働かざる者食うべからずと言い、店閉めるならここで働くしかないでしょと、
あっけらかんと客へ言うのだった。

気分転換に夜道を歩く希。
ベンチに座っていると、夜釣りに来ていた大輔(柳楽優弥)と遭遇する。

なにしてんの、こんな夜中にと大輔が声をかけると、希は驚き大悟に背を向け、
そっちこそ、何をしているのかと大輔へ言い返す。

大輔は、夜釣りに来ていたが、寒くて帰ってきたと言うと、
今度は大輔が、希に何をしているのと訊ねる。

クリスマスケーキのルセットがうまくいかないとため息をつく希に、
何でわざわざ君が作るの?と聞くと、希が抱えていたケーキノートを取り上げ、
中を見出す大輔。

一子のシュークリームに、お母さんのキャロットケーキ、「魔女姫」ケーキと、
読み上げる大輔に、「魔女姫」ケーキは東京にいてた頃に買ってもらったケーキだと、
希は怒りながら言うと、大輔からノートを取り上げる。

自分は、元々出身は東京能登に夜逃げしたのだと話す希に大輔は、
さらっとハードな事言うねと笑うので、希はもう帰ると行って歩き出すが、
そんな希に大輔は、君の作るケーキは全部能登の暮らしで生まれたんだねと言い、
それを聞いて立ち止る希。

それかもしれないと何かを思いついた希は、走り出す。

部屋に戻り、荷物の中を探す希。

能登の食材を使ってクリスマスケーキを作ると言う希は、
みのり(門脇麦)から貰った「小豆」を手にする。

「天中殺」の厨房でケーキを作る希の横で、ビールを飲む大輔は、
興味深そうにその様子を眺めていた。

早く寝たらという希に、明日はやることないと言う大輔は、
今年の生活費は夏までに稼いだから、あとはのんびり暮らすと言うと、
あのねえ、ゴン太と希は言い、ゴン太って、俺?と驚く大輔に、
人生はもっとまじめに考えて、地道にコツコツ目標を持って生きた方がいいという希。

そんな希に大輔は、そういう男が好きなんだ?と言うと、
能登に好きだった人がいるんだよね?美南(中村ゆりか)に言ってたと希に言うと、
希は聞かれていたことに驚くが、無口で、頑固で、不器用な男なんだろうと、
大輔に茶化され、日本一、日本一って暑苦しい男よ!と言い返すと、
それでも、自分に夢を思い出させてくれた人なんだと言う希。

まだその男のこと好きなの?と聞く大輔に、希は、それは終わった話で、
相手にはもう彼女いると話すと、ケーキに集中するのだった。

能登いる圭太(山崎賢人)は、作業場で一人漆を塗り、練習に励んでいた。

『まれ』第8週 46話 「危機的クリスマスケーキ」解説

今回は 「働かざる者食うべからず」 について解説していきたいと思います。

「働かざる者食うべからず」とは、
働こうとしない怠惰な人間は食べることを許されない。
食べるためにはまじめに働かなければならないという意味の言葉です。

ここで言う「働かざる者」つまり「怠惰なもの」とは、
働きたくても働くことができなくて、
止むを得なく、人の世話になっている人ではなく、
ちゃんとした仕事があるに関わらず、
働く意志をもたず、拒んでいる者のことである。

仕事を拒んでいるもの=大悟ですね(笑)

『まれ』第8週 46話 「危機的クリスマスケーキ」感想

今回は、 根本的に違う な 回でしたね。

そうですね、希は製菓学校も行っていなければ、
誰かに指南していたわけでもなく、
趣味でお菓子を焼いていただけの高校生でしたね。

フランス菓子が何なのかも知らないのでした。

日本で一般的な「ショートケーキ」は、日本独特のもので
大正11年に不二家が販売したのが最初だったりします。

 

何事も基本を知っていないとできないってことですね。

今日の名言は
大輔くんの 君の作るケーキは全部能登の暮らしで生まれたんだね です。
ノートを見ただけでそんなことをサラッと言えるなんて、
さすが、パティシエ大悟の息子ですね。

フランス菓子の基本も知らなかった希は
浅井と共同でケーキのルセット作りに挑む
果たして、大悟をうならせられるケーキを作り上げることができるのか!!?
大悟は「天中殺」のバイトに定着してしまうのか!??

次回、第47話  続 「危機的クリスマスケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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