『まれ』47話「希のサプライズ、美南初めてのクリスマスケーキ」

陶子(柊子)と浅井(鈴木拓)は、クリスマスケーキの試作を見せることになり、
浅井のケーキは希(土屋太鳳)の作品だったが、陶子に手出しするなと禁じられ
浅井の作品として披露するのだった。。。。

『まれ』第8週 47話 「危機的クリスマスケーキ」あらすじ

新しいルセットに煮詰まっていた希(土屋太鳳)が、夜道を歩いていると、そこへ、
夜釣りに出ていた大輔(柳楽優弥)と遭遇する。
その大輔の一言で、何かを思いついた希は、「天中殺」の厨房で、
一心にケーキを作っていた。

ジャン!と言って、浅井(鈴木拓)と大輔にできあがったケーキを見せる希。

それを見た浅井は、アイディアは良いが見た目がちょっとと言い、
一方、大輔は面白いと微笑む。

満足げな希は、できあがったケーキを大悟(小日向文世)に見せようするが、
ルセットに関るなと陶子(柊子)に言われたことを思い出すのだった。

「マ・シェリ・シュ・シュ」では、
陶子が、自分と浅井でそれぞれケーキを考えたと言って
新作のケーキ試作が発表されることになった。

まずは陶子のケーキ
へーゼルナッツとミルクチョコレートのブッシュ・ド・ノエル
ヘーゼルナッツのダコワーズに、ミルクチョコレートのムース、
中にプラリネを組み合わせたケーキと陶子が説明すると。

陶子のケーキを見て、思わず手を叩く希は、こんなケーキだったら、
お客は大喜びするだろうと絶賛するが、敵を誉めてどうすると浅井が苦言する。

これは対決ではないのだからと言う希に対し、陶子は、これは戦いだと言うと、
浅井ごときに負けるなんてありえないと豪語するが、その言葉に浅井は、
前から言おうとは思っていたと言い、一応年上ですからねと恐縮そうに注意する。

大悟は、陶子のケーキを皿に取り、一口食べると、ありきたりだなと言い、
だが味はまあまあだ、食感のアクセントは悪くないと褒めると、
ありがとうございます!と陶子は嬉しそうに一礼する。

美南(中村ゆりか)は、すごい!と言うと、
大悟のまあまあは、結構な誉め言葉なのだと説明する。

次は浅井の番。

浅井は、希のケーキを自分の作品として披露することになっている。

丸いケーキの上に、マジパンの人形が4人家族構成で乗っていて、
その出来に、自信満々まれだったが、何この平凡なケーキと陶子。

浅井は、ケーキのテーマは、大切な人とのクリスマスパーティーと言い、
ケーキの上の人形は、お客の要望を聞いて家族構成を変えると説明するが、
それに対し、陶子は、こんなギリギリの時間で、300台分なんて無理だと言い、
そもそもマジパンなんてフランス菓子には使わないだろうと全否定されてしまう。

美南も驚き、こんなモノはありえないと陶子は言うが、
居ても立っても居られなくなった希は、前に出て大悟に懸命に、
ケーキの成り立ちや構成内容を説明するが、なんで希が説明するのかと、
陶子に言われ、はっとする。

慌てて、希は、っと、浅井さんが言ってましたと言いなおすと、
それを見ていた美南は何かを思ったように、大悟へどうかと訊ねるが、
大悟は、素晴らしい。。。とでも言うと思ったか?ここは幼稚園か?
よくもこの神聖な厨房で、こんな子供だましみたいなケーキ作ってくれたな。
片付けろ!と激怒し、フキンをテーブルへ投げつける。

早く片付けろと言って立ち去ろうと大悟に、
希は、シェフ!と叫ぶと、大悟の口にケーキを投げ込む希。

思わず大悟は、モゴモゴと食べてしまう。

どうけかと聞く希に、大悟は沈黙のあと。

まずいっ!まずいまずいまずいまずい!と言って水を飲むと、
なんだ、これは!ケーキに何を入れた!?とものすごい権幕でいう大悟に、
浅井は、能登大納言(小豆)元治(田中泯)のを見せると、
能登から取り寄せたと説明すると、大悟は素材を確かめ、味を見ては、
ケーキの味と食べ比べる。

すると、素材の旨さを殺してると言い、俺が作る、場所空けろ!と言って
コックコートに手を伸ばすと、すごい!浅井さん!と美南は大興奮する。

悔しがる陶子の姿。

大悟の能登大納言ケーキが完成すると、大悟は希たちに試食するよう言うと、
ケーキを食べた希は、能登が喜んでいると言って喜ぶ。

続いて出てきたのは、人の型の入ったクッキーが人形の代わりに飾られ
希の目には、家族と過ごすクリスマスパーティーのように見えるのだった。

ケーキの試作が終わり、店の片づけをしている希のもとに浅井がやってくると、
浅井は、あのルセットは、希のものなのに本当にいいのかと希に言うが、
同じ店なのだからかまわない、もうパティシエを辞めるとか言わないで欲しいと、
希は浅井に言うのだった。

そこへ店へ入ってきた大輔が、希の肩に手を回し、良かったねと声をかけると、
希は、その手を払いのけながら、ありがとうございましたと礼を言っていると、
奥から陶子が出てきて、クリスマスまであと1週間一分一秒無駄には出来ないと、
希たちに発破をかけ、クリスマスケーキ作りが始まる。

能登の徹(大泉洋)たちは、希に送るケーキの材料を箱に詰めていた

みのり(門脇麦)は能登大納言、洋一郎(高畑裕太)も、いろんなものを詰め込み、
元治が、また塩をひと山詰め込むと、こんなにもいらないだろうと文(田中裕子)に、
呆れられるのだった。

希は、大きな段ボールを抱え出勤すると、能登の食材届きましたと言って、
ダンボールを開封すると、中には、能登大納言、元治の塩のほかに、
がんばれ、希と書かれた垂れ幕が入っているのを見て、ホッとする希。

ケーキの箱詰めは、輪子(りょう)や珍(孫成順)や高志(渡辺大知)も手伝い、
夜中まで続き、陶子と浅井と希は疲れて、店のフロアーに布団を敷いて寝てしまう。

多忙の中、希は能登に電話をすると、徹が出て、元気にしているか?と聞くと、
希はうんと答えると、電話を代わった藍子(常盤貴子)が睡眠はしっかりとるようにと、
希を心配する。

徹は、毎日遅くまで働く希に、疲れていないかと声をかけると、
希は忙しいけどとても楽しいと話すと、希の充実した声に喜ぶ徹。

そんな徹に希は、パティシエを応援してくれてありがとうと言うと、
泣きそうになる徹、そして、頑張るからと言って希は電話を切る。

徹は、ケースにしまっていたフレンチレストランの企画書を取り出し、
オレは何やってんだと言うと企画書を破り捨てる。

2002年12月24日、クリスマス・イブ。

大輔も輪子も珍も高志も総出で、予約ケーキの受け渡しを手伝う。

一番はじめに予約してくれたご婦人が、ケーキを受け取りに来ると、
なんて素敵なケーキなのでしょうと喜び、本当はもう、家族と暮らしてないのだけど、
でも、こうやってケーキの中で一緒に過ごせて嬉しい、ありがとうと希に言う。

きっと私は、これから何度もこんな気持ちになれる
しあわせを運んでくれるケーキに、きっと私は何度も出会える
どうかその中に、私が作ったケーキがありますように
希は心からそう願っていた。

お疲れ様でしたと希が声をかけると、みんなの拍手とともに、
やっと長い1日に終わりを迎える。

私服に着替えた希は、お疲れ様でしたと言って帰ろうとする美南を呼び止め、
暗い店内へと美南を連れて行く希。

すると隠れていた高志が、クリスマスソング
We Wish You A Merry Christmas/クリスマスおめでとう』をかけると、
明かりがつき、みんなが現れる。

すると、ショーケースの上には大悟のクリスマスケーキがあり、
希は、ケーキの上のクッキーを指さしながら、これがシェフ、これが、輪子さん、
これが、大輔さんと読み上げ、最後に、これが美南と輪子が言うと、ウソ。。。と、
あまりの驚きに美南は声が震える

メリークリスマスと美南に声をかける大輔。

思わず涙が出る美南に、
珍が『We Wish You A Merry Christmas/クリスマスおめでとう』を歌うと、
それに合わせて、みんなが大合唱する。

嬉しそうな美南に、希は抱きつくのだった。

『まれ』第8週 47話 「危機的クリスマスケーキ」解説

今回は 「能登大納言」 について解説していきたいと思います。

能登大納言とは、
その昔、冬に関西地方への出稼ぎに出ていた人々が丹波大納言を持ち帰り、
栽培をしたことが始めで、それが能登の土地に適応し定着したとされている。

大粒で鮮やかな赤い色の小豆で、大粒の豆をそのまま生かせ、
皮が柔らかで風味がよいのが特徴で、粒餡など高級和菓子に珍重されています。

現在ではJA珠洲市が、純正な種豆の生産や、栽培の奨励を行い、
珠洲大納言」として普及をはかっています。

能登大納言」の流通は、生産量の約70%以上は、JAが扱っていて、
少量栽培の生産者の一部は民間卸商社に販売していますが、
一般スーパーなどでの入手は難しそうです。

もし、能登大納言を入手されたいご希望の方は、
生産地地域JAなどで販売先の確認などを
お問い合わせされてみてはいかがでしょうか?

【問い合わせ先】
●JA珠洲市 (本部)
〒927-1213 石川県珠洲市野々江町ユ部40番地1
TEL 0768-82-2255

●能登大納言産地協議会(珠洲市農業協同組合 営農販売課)
〒927-1233 石川県珠洲市若山町出田36の部16-1
TEL 0768-82-7505 FAX 0768-82-1158

『まれ』第8週 47話 「危機的クリスマスケーキ」感想

今回は、 Merry Christmas な 回でしたね。
マジパンは却下した大悟さんでしたが、
ケーキの上で家族団欒は採用してくれましたね。

なんだかんだと、なことされます、
かっこいいです、大悟さん。

そして、クリスマス前日の家族総出のクリスマスケーキの手渡し、
個人店ならではの暖かな光景でしたね。

すごく心が和みました。

最後の最後に美南ちゃんの願いが叶ってよかったですね!!!
大悟さんも照れくさそうでしたが、すっごく嬉しそうでしたし、
ちょっと、うるうるしてしまいました。

今日の名言は
大悟さんの 素材の旨さを殺してると言い、俺が作る、場所空けろ! です。
いい素材を見ると居ても立ってもいられない、
そんな気持ちがすごく伝わってきますね。

ハッピーエンドで終わったかに見えたクリスマスケーキ騒動、
しかし、お話はもう1話が残っています
明日一体なにが起きるのか!!??
このままハッピーエンドか???

次回、第48話  続 「危機的クリスマスケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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