『まれ』50話「藍子と徹の和解、希ぬか喜び」

希(土屋太鳳)はケーキ修行の試用期間が不合格だったことを伝えられず、
徹(大泉洋)は藍子(常盤貴子)がなぜ離婚を突きつけたのか悩んでいると、
文(田中裕子)が、藍子が幸枝(草笛光子)の言葉に原因があると徹に教える。
徹は藍子の本心を知り、やっと藍子と心が通じ合った瞬間、一本の電話が鳴る。

『まれ』第9週 50話 「再出発エンゲージケーキ」あらすじ

圭太(山崎賢人)と希(土屋太鳳)の間を疑う 一子(清水富美加)は、
希との口論で興奮し、店を飛び出してしまう

店にとり残されてしまった希とみのり(門脇麦)は、
重い空気の中2人で温かいお茶を飲んでいる。

すると、 みのりが重い口を開き、一子のことを希に説明しだす。

みのりは、一子の東京行きが上手くいっていなくて焦っていたこと、
自分と圭太は、自分が夢でつながっていると思っていたと希に言い、
みのりも、あそこまで一子が思いつめているとは思わなかったと話すと、
徹(大泉洋)と藍子(常盤貴子)が大変なときにムチャ振りしたことを謝る。

みのりに言われて、改めて津村家の離婚問題を思い出した希は、
そうだったぁ~と言うと椅子から滑り落ちる。

がんばらないとと言う希に、自分も頑張らないとと、意気込むみのり。

希は、みのりが何を頑張るのか気になり聞くが、 まだ内緒と言って
それでも、そのときが来たら応援してねと、言うとみのりは帰っていく。

それぞれが問題を抱えたまま、年の瀬を迎え、村は大忙し、
元治(田中泯)は大きな風呂敷を抱え、嬉しそうに家を飛び出していく

桶作家では電話が鳴り、年末の準備をする文(田中裕子)が出るが切れ、
この忙しいときに!と文は怒るが、また用事を片付けに戻る。

村役場の支所では、大掃除のかたわらで元治たちが面を磨いている

能登の年明けの伝統行事、「アマメハギ」の準備をしていたのだった。

桶作家の台所では、文が水羊羹、藍子はおせちを忙しなく作っていた。

手だ離せない藍子が、希と一徹(葉山奨之)に2階の大掃除を頼むと、
希は、本当に離婚するのかと藍子に真意を聞く。

藍子は、軽々しく「離婚」を口にしたことを希たちに謝ると、
今の徹にも自分にもイライラすると言い、
自分でも気持ちが整理できていない様子で
もう少し考えるからと藍子は希と一徹に背を向けるのでした。

藍子は、採用試験の知らせは年明けごろになりそうなのかと聞かれ、
希は、なかなか言い出せない状況に、どうかなと言葉を濁してしまう

2階で大掃除する希が、雑巾をしぼっていると
横浜何かあったのか、態度がおかしいと一徹が希を心配するが、
なにもないよと希は答えたが、浮かない顔はそのままだった。

希が横浜で不合格になったことを、まだ村では誰も知りません、
ただでさえ大変な藍子に、言いだすことができない希なのでした。

桶作家では、また電話が鳴り、元治が出るも、それも切れまい
元治も、この忙しい時に!と言って電話に怒る。

徹が、そこのお坊ちゃん、お嬢ちゃん、ちょっとお話いいですかね?と、
希と一徹に呼びかけると、一徹は希に任したと言って逃げて行ってしまう。

徹は希に、今までは自分が悪かったけど、
今回ばかりはオレは悪くなくないか?と訴えかけ、
夢追っても叱られて、夢諦めてもしかられて
じゃあオレは、どうすればいいんだよと徹が嘆いていると
そこへ文がお節のお重を探しに部屋へ入ってくる。

重大な話をしていると徹は席をはずして欲しいと嫌がるが、
お重を探す文は、自分にかまわず話を続けろと希と徹へ言う。

希はかまわず話しを続ける。

希が言うには、藍子の本心は、徹に夢を追っていてほしいと思っていて、
ずっと前に藍子が、徹は馬鹿で駄目な人だけど、やっぱり支えていきたい、
でかい夢を追いかける徹と一緒にいると強くなれると言ってたと徹に伝える。

あいつがそんなことを?と徹は驚くが、
だからと言って、離婚して、あとは好きなように夢を追えはあんまりだろだと言う徹。

徹と希の横で探し物をしていた文が、やっとお重を見つけると、
文は、藍子が自分のせいだと思っているのではないかと言う。

その前、幸枝(草笛光子)が、徹を駄目にしているのは、藍子だと言って、
どんなに徹が失敗しても藍子が待っているから、
徹の逃げ道を作っているから駄目になるのだと藍子に言ってたと文は言うと、
だから徹の手を離そうと決めたんじゃないかと文が話すと。

そう言われた徹は、少しの間考えをめぐらしたあと、
立ち上がり慌てて部屋を出ると藍子を探す。

藍子を見つけた徹は、お前のせいじゃないよと藍子に言う徹。

自分がダメなのは自分のせいだと言う徹。

希は、幸枝(草笛光子)が藍子に言ったことを文から聞いたこと言うと、
徹は、藍子がいなかったら、もっと駄目な人間になっていた、
どうにかこうにかやってこれたのは、藍子がいたからで、
それなの自分は自分のことばっかり考えてしまっていた、
ごめん!と言うと徹は、 自分はここに居たい、
家族のために夢をあきらめるのではなく、
夢なんて、藍子たちがいなければ何の意味もない!
と懸命に藍子へ訴える。

でっかい夢より、藍子と希と一徹と、
お前たちのほうが何倍も何百倍も大事だ!!と言うと、
藍子の手をとり、一緒にいよう、一緒にいてくださいと言う徹。

そこへ、元治が徹へ電話だと呼びに来ると、
徹は、あとにしてくださいと言うが、
東京から電話だと言われ、電話にでる徹。

一通り話した後、それじゃあ、またあとで!と言って電話を切り、
嬉しそうに、 話し出す徹。

6年前東京に行ってた時に仕事を手伝っていたIT会社の友人
倒産した後、徹が一緒に借金を返したおかげで、
新しく作った会社が、結構軌道に乗ることができたらしく、
また東京に来て一緒に仕事をやらないかと誘ってくれたと瞳を輝かせている。

そんな徹を、希たちが冷ややかな目で見ていると
我に返る徹。

なに瞳をキラキラさせてるの!と怒る希、
もういいわ、一瞬でも信じた自分が馬鹿だったと言う藍子は、
行きたければ行けば? 新しい年に、私たちもそれぞれ新しい道だねと言い、
希も文も呆れてどこかへ行ってしまうのだった。

一徹が、庭で誰かと電話している。

なにやら企んでいる一徹によって、
これから津村家は、ますます大騒ぎになっていくのだった。

美容室サロンはるでは、たくさんのお客が来店し大忙し、
伝統行事「アマメハギ」でやってきた男たちに、
忙しいからよそでやれと、はるに一喝されてしまい
そそくさと退散するアマメ様たち。

桶作家では、テーブルを囲んで希たちが水羊羹を食べていると、
徹がやってきて、水羊羹に喜んでいると、
そういえば、水羊羹、徹さん好きだったねと過去形で言う藍子に、
過去形にしないで、お願いだから!と切なくなる徹。

一徹が、徹の友達の会社の情報をプリントアウトして徹に渡すと、
徹は、いらない、行かないんだからと拒否するが、
一徹は、希も横浜にいるし、藍子も一緒に東京について行けばいいと言い出す。

今までの一徹からは考えられない言葉に驚く希たち、
一徹の思惑は一体何なのでしょうか?

『まれ』第9週 50話 「再出発エンゲージケーキ」解説

今回は 「アマメハギ」 について解説していきたいと思います。

アマメハギとは、小中学生が鬼に扮し、蓑(ミノ)を付け、
フカグツ(わら製の長靴)を履き、手に竹包丁やサイケ(桶)をさげ、
「アマメを作っている者はいないかぁ、アマメー」と叫び、
なまけ者や悪い者がいないかと怠け癖を戒める神事です。

この行事が終わると能登にも遅い春が訪れます。

1979年(昭和54年)重要無形民俗文化財に指定されている
伝統行事です。

『まれ』第9週 50話 「再出発エンゲージケーキ」感想

今回は、 一難去ってまた一難な 回でしたね。

元治さんたちが張り切ってやっていた「アマメハギ」ですが、
本来は子供たちがする行事ごとだったんですね。

どおりで、はるさんに邪険に扱われていたわけですね。

いい大人が。。。て、ことでしょうか(笑)

しかし、徹さんには困ったもんです。

せっかく良いこと言って藍子さんと心通わせれたのに
でっかい夢となると何か大切なものが、
いろいろ飛んで行ってしまうんでしょうねぇ

残念です。

今日の名言は
徹さんの 夢なんて、藍子たちがいなければ何の意味もない! です。
この後の身も蓋もない状況は忘れましょう!

離婚話が一転、東京行きへと変わった津村家
いつもは徹の行動に手厳しいはずの一徹が
今回は徹を後押し?応援???
一体、一徹は何を企んでしるのでしょうか?

次回、第51話  続 「再出発エンゲージケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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