『まれ』52話「一徹はみのりの手のひら、希の決意」

年が明け、一徹(葉山奨之)による結婚騒動がまだ収束を見ない桶作家に、
高志(渡辺大知)と共に、横浜から大輔(柳楽優弥)がやってくる。
大輔が希(土屋太鳳)のキッスの相手と知った皆は驚くが、希は強く否定する。
一徹とみのりの馴れ初めを聞いた希は、二人の結婚を応援しようと決意する。

『まれ』第9週 52話 「再出発エンゲージケーキ」あらすじ

一徹(葉山奨之)による結婚騒動がまだ収束を見ない桶作家に、
高志(渡辺大知)と共に、横浜から大輔(柳楽優弥)がやってきた。

君がゴン太かと、声をかける大輔は、
外につながれているゴン太に触ろうとしていると、
希(土屋太鳳)が外へ出て来て、
なぜここにいるのかと大輔に問いただす。

希の能登の話を聞いていたら見てみたくなって、
ちょうど高志も帰るっていうので、
旅のついでに寄ってみたという大輔。

傍に立つ高志は、申し訳なさそうに、
希にコクッと頭をさげる。

すると希は、もう見たでしょう、他へ行ってくれと言うが、
大輔はこのお姉さん冷たいね~と言って犬のゴン太へ訴える。

桶作家では、みんなでおせちを食べていたが、
外のやり取りを見ていた徹(大泉洋)は、何なんだあいつは!言うと、
娘なんて、いつかは誰かにとられちゃうもんだからと、
真人(塚地武雄)は、先日のお返しといわんばかりに徹へ言う。

そこへ、みのり(門脇麦)を心配してやってきた圭太(山崎賢人)に、
洋一郎(高畑裕太)が、大輔が横浜から希を追いかけてきたらしいと伝えると、
マジで?と言って興味深々に外を覗き込む圭太の姿に、
一子(清水富美加)は圭太の気持ちが気になって仕方がない。

藍子(常盤貴子)がサッシを開くと、
食事の用意ができたからどうぞと大輔を誘う。

うわぁ、おいしそうと喜んでテーブルに座る大輔に、
徹が、君は、希とどういう関係なの?と聞くと、
希は何の関係もないと言い、この人は、横浜のシェフの息子さんで、
旅行のついでに寄っただけと大輔の説明をする。

藍子は、いつもお世話になってと挨拶し、みんなを順に紹介するが、
徹は、藍子に紹介してもらえず、自ら父です!と名乗るのでした。

すると大輔は、どっちが日本一?と希に聞くと
日本一って?と洋一郎が反応すると、
なんでもないから!と希が洋一郎に怒鳴る。

突然、文(田中裕子)は、それであんたが、
希のファーストキッスの相手なのか?と聞くと、
ビールと酒を吹き出す徹と元治(田中泯)。

キッス!!?と圭太と徹は仰天するが、
ファーストキスだったの?と大輔が軽く笑うと
今すぐ帰れ!と憤慨する希だったが、
そこへ、付き合ってしまえばいい、
こんなイケメンとならと一子は言う。

元治は大輔の首根っこを捕まえると、
塩田体験させてやる!と言って
大輔を連れて行こうとするが、
外は一面真っ白、
しんしんと雪が降り積もっている。

徹が、お前みたいな奴は、
氷漬けになってこい!と言うと、
希はテーブルを叩いて立ち上がり、
確かにキスはした!
だけど、この人は酔っぱらって覚えてない!
覚えてなかったらしなかったのと同じ!
だから、自分はまだ誰ともキスしていない!
以上!!と希は怒鳴ると、
みのりの様子を見に行くのだった。

台所でため息をつく希に、大丈夫か?と圭太が声をかけると、
大輔につきまとわれてるのではと希の事を心配する。

大丈夫だと言う希に、
圭太は、酔っ払ってキスするなんて普通じゃないと言うと、
希は、圭太を諭すように、電報ありがとう、箸もありがとうと言い、
だけど、自分は大丈夫だから、構わないで欲しいと言い台所を出て行く。

一人残された圭太は、何を怒ってるのかと戸惑い、
そんな圭太を、遠くから見つめる一子に
いるよね~、ああいうタイプと声をかける大輔。

希のことを追いかけてきたのかと聞く一子に、
大輔は、 自分と希がくっついてほしいか?と一子へ聞くと、
一子は、いい加減なことしたら、
私が許さないと言い残し去っていく。

2階では、一徹を部屋に入れ、
一緒に食事をするみのり。

2人の話を、部屋の外で希は聞いている。

一徹は、やっぱり言うのが早すぎたのではとみのりに言うが、
みのりは一徹に、あけましておめでとうございますと言うと、
これからずっと一緒に、新しい年迎えようねと言い、
黙ってうなずく一徹。

外に出てきた一徹に、
既にみのりのペースだと笑う希は、
みのりに水羊羹を持ってきたと言って、
お盆をみのりへ手渡すと、
部屋の中と外で2人は話す。

みのりは、希が賛成なのか、
それとも反対なのかと希へ訊ねると
希は、もちろん反対じゃないと答えるが、それでも、
急ぎすぎる結婚はリスクも大きいのではと希は心配する。

しかし、一徹にはびっくりしたという希は、
あんなに熱い子だと思わなかったと言うと、
一徹は表に出さないだけで、
昔から熱い男だとみのりは言う。

みのりが一徹とのきっかけを希に話し始める。

徹が6年ぶりに東京から帰ってきた高3の時、
あの時一徹は、ものすごく怒っていたという。

海に向かって一人で大声で叫んでいる一徹に、みのりが声をかけ、
いつもこうやって、誰にも見せずに一人で怒ってたのかと、
希と藍子の気持ちを一人で受け止めていた一徹に、
みのりが理解を示したのがきっかけだと話した。

徹の代わりに、藍子と希を支えようとしていた一徹の気持ち
全然、気づけなかった希。

それから少しずつ一徹と話すようになり、
初めて意識するようになったのは、
高3の夏祭りを準備している時、
一徹は切子を担がないのかと聞くみのりに、
見ているだけで十分と言う一徹。

みのりは、希や一子のように夢はなく、
自分を平凡だからと自信なさげだった
そんなみのりに一徹は、
自分の故郷にずっと居たいという夢は素敵だ
自分は好きだと言ったのだという。

そんな一徹のおかげで、
そんな自分に少し自信が持てるようになったと言うみのりは、
結婚が早いのはわかるけど、自分も夢に向って進みたい、
早く夢をかなえたいと言うみのりの夢は、
地元で結婚して地元でずっと住むこと。

一徹とだったら、きっと幸せになれる!と言う
みのりの言葉に希は決意する。

外にいた大輔に、ご飯だと声をかける希。

雪がやんだらすごい星だねと言う大輔に、
早く来ないとご飯が無くなると希が言うと、
それも大家族ぽくていい感じだ、
美南(中村ゆりか)も連れて来てやれば良かったなと言うと、
お正月ぐらい家にいればいいのにと言う希に、
一緒にいる習慣がないと言う大輔は、
小さい頃からそういう家だったと寂しそうに言う。

それより、両親の離婚問題で帰ってきたのに、
どうして弟の結婚問題に代わってるのか?不思議がる大輔に
前rは、徹と藍子が離婚しないで、
一緒に東京に行くかもしれないと話すと、
その急展開なんなの?
本当にここおもしろいねと言って面白がる大輔。

他人事だと思ってと言う希に、
他人事だと思わないことがすごいんだよ、
ここの人たちはと、言うと
自分の問題はどうするのかと希に詰め寄り、
店を不合格になったことを、
まだ言えてないんじゃないのか?と言う大輔。

ここにいれば?と言う大輔に、
大悟(小日向文世)のケーキはあきらめられないと言う希。

大悟に、何かを得るためには、何かを捨てろと
言われたことを思い出す希だったが、
今はみのりと一徹を応援すると希は決意するのだった。

『まれ』第9週 52話 「再出発エンゲージケーキ」解説

今回は 「冬の塩田」 について解説していきたいと思います。

塩田作業は5月から9月のシーズン中のみ行われます。

冬の天候は塩作りには適さないため、
10月31日には、
冬に備え砂を守る為にシートを敷いて保護し「浜じまい」をし、
その年の浜での塩づくりは終了。

冬の間、浜士(塩を作る人)は、
夏場に採ったカン水(濃い海水)を煮詰め、
お塩を焚くことと、薪を作ることを仕事にしています。

なので、
元治が大悟へ塩田体験させてやると言っていたのは、
寒風吹きすさぶ中、海水と戯れてもらおうと言う、
元治の大輔への怒りの現れと言うことがすごく伝わってきますね。

『まれ』第9週 52話 「再出発エンゲージケーキ」感想

今回は、 大輔の人となりが垣間見える 回でしたね。

日頃ダメンズと言われている大輔ですが、
周りへの気遣いや、動物に対する優しさとか、
妹の美南ちゃんへの愛情とか、
ちゃんと御礼や挨拶もできていますし、
基本的にはものすごい好青年だと思います。

断続的に働かないとか、
飲兵衛だとか、
キス魔??だったりとかはありますが
どうなんでしょう?

なんか思うところがあっての行動な気がします。

はっきり言えるのは、
複雑な家庭環境と父親が大悟さんだということ
いろいろとにあっての今なのでしょう。

大輔くんの人物背景がとても気になります。

今日の名言は
希の 覚えてなかったらしなかったのと同じ! です。
よほど納得できなかったのでしょうね。
本当にそうできたらいいね。

一徹とみのりの馴れ初めを聞いて
2人を応援すると決めた希
一体どうやって真人たちを説得するのでしょうか?
2人の結婚は許してももらえるのか!!??

次回、第53話  続 「再出発エンゲージケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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