『まれ』53話「3年の約束、希、覚悟を決めるということ」

村の皆が桶作家に集まり、一徹(葉山奨之)の結婚について話し合う時がきた。
結婚は早すぎるという親たちに対し、希(土屋太鳳)の付添いの元で一徹は、
3年でデイトレードの仕事が起動にのらなければ地道な仕事に就職すると言い、
結婚を認めてほしいと説得するが。。。

『まれ』第9週 53話 「再出発エンゲージケーキ」あらすじ

2階の部屋へ一徹(葉山奨之)とみのり(門脇麦)を迎えに来る希(土屋太鳳)。
一徹の覚悟を確認する希は、厳しい戦いになる、気合入れて行こうと言うと、
3人は手を取り合い、よしっ!と気合を入れるのだった。

希は、一徹とみのりの応援をすることに決めました。

桶作家の台所では、文(田中裕子)と藍子(常盤貴子)と久美(ふせえり)が、
お茶と水羊羹の準備をしている。

久美が、2人の結婚をどう思うかと藍子に聞くと、
みのりがお嫁にきてくれるのは嬉しいが、
やはり少し早いかなと藍子が答えると 、
私がお父さんと結婚したのは18のときだった文は言う。

文は2人の結婚に賛成なのかと聞く藍子に、
子どもの結婚にわーわー言えるのは親の特権だから、
好きなだけ揉めたらいいと言う文。

そんな言葉に、久美と藍子は笑ってしまう。

すると久美は、もしかすると、みのりは早く家を出たかったのかも知れないと言うと、
実は、久美は、みのりの後に男の子を授かったが、流産してしまい、叶わず。

そのせいで、真人(塚地武雄)も久美も、みのりだけはという思いで、
大事に大事に育ててしまい、それが重荷だったのかも知れないと言う久美。

地元で暮らすと決めてるのも、自分たちの為かも知れないと言うと、
そう思うと、今日何を言われるのかが少し怖いと久美は言うのだった。

「時期尚早」 「まだ早い」 「親の心子知らず」「反対」
壁や窓一面に貼られる真人の一筆の数々。

絶対反対」と書いたハチマキを巻いた真人(塚地武雄)と久美を前に、
希と一徹とみのりは並んで座ると、
その後ろには圭太(山崎賢人)たち、
そして周りには親や元治(田中泯)たちが勢ぞろいしていた。

重い空気の中、希が話を切り出そうとすると、
藍子が、まずは新年のご挨拶と言って、
一同は、ひとまず新年の挨拶をする。

挨拶を済ませた真人は早々に、
いくら希の頼みでも、こればかりは聞けない、
この結婚は許されないと真人に先制ジャブを見舞われる3人。

真人は、一徹はいい子だと思う、頭も良いし、
徹の元で育ってもぐれもしないで、
本当にしっかり者だと言うが、
だけど、今はだめだ

今の一徹には大事な娘を任せられない!と真人が言うと、
自分もそう思うと希は言う。

驚く真人たち、
デイトレードで生活をしようと思ったら、
コツコツ勉強して、たくさん情報収集して、
それでも運が悪かったら、負け続けることもある、
収入も保証されていないし、肩書きも無い
職歴にならないから、転職も難しくなると希が言うと、
それなら希は反対するのかと藍子に問われた希は、
条件付きで賛成だと言う。

その条件とは、
高校卒業後、3年やってみて、
ものにならなければデイトレードをきっぱり辞め、
地元でコツコツ地道な仕事に就くと言うと、
みのりには絶対苦労をかけません!
一生大事に守ります!と一徹は誓って、
だから、みのりとの結婚を許してください!と
真人と久美に、頭を下げる一徹とみのり。

後ろにいる圭太たちも全員で頭を下げる。

すると徹(大泉洋)は真人に、一徹は、俺見て育ってるから、
嫁さんを泣かすようなことは絶対しない、こいつが3年で辞めるって言ったら、
きっぱり辞める、そういう奴だと一徹を擁護すると、
みのりがこんな頑固に思いを通そうとしているのは初めてだと、
圭太(山崎賢人)が言い、洋一郎(高畑裕太)も、
みのりが可愛そうだと真人に訴え、2人を応援する。

すると、希は、きっと大丈夫!
デイトレードは失敗して、地道な仕事就くからと希が言うと、
それは応援とではない!と一子(清水富美加)に怒られてしまう。

悩む真人と久美。

だったら、と文が口を開き、
3年たってから結婚したらどうだ?と提案する。

その言葉を聞いた親たちは、それもそうだと納得し、
3年経ってもまだ2人とも若いと言い出だした親たちに
しまったと慌てる希。

圭太たちの後ろにいた大輔(柳楽優弥)が、
墓穴掘っちゃったねと言うと、
圭太は大輔に黙るよう一喝する。

危うく乗せられるところだったと真人が汗を拭うと、
みのりは、嫌だと言い、早く結婚したいのだと、
3年も待ってられない!と怒りだす。

すると、早くしないと子どもをたくさん産めないとみのりがつぶやく。

その言葉に驚いた希は「子ども」?とみのりへ聞き返す。

藍子もたくさんとは何人欲しいのかとみのりへ聞くと、
みのりは、「9人」と答える。

子どもを9人産みたい」その言葉に誰もが驚くが、
その中、母・久美が、もしかしてと言うと、
みのりはお母さんと約束していたでしょ?と言う。

まだ、みのりが幼い頃、
楽しみにしていた男の子を流産し、悲しみに泣いている久美に
みのりは、自分が子どもたくさん産むと言い、 男の子たくさん産んで、
野球チーム作って見せてあげると、久美と約束していたのだった。

みのりは、久美のような母になりたいと言い、
みんなの言うこともよくわかるし、苦労するかも知れないけど、
それでも、自分は一徹と家族作りたい、たくさんたくさん子どもを産んで、
賑やかで楽しい家庭を作りたい、久美のような母なるのが自分の夢なのだと、
言葉を詰まらせながら、涙を流し話す。

そんな、みのりの言葉に涙する久美。

もらい泣きする徹。
こういう子なんだ!こういう子なんだぞ、一徹!と、
真人は立ち上がり、泣きながら何度も何度もそう言い、
不幸にしたら絶対に許さん、すぐに連れて帰るからな!と言うと
2人で必ず!幸せになるんだぞ! わかったな!!と叫ぶ真人。

そんな真人の言葉に、一徹も涙をこらえながら、
必ず幸せにします!!と言い頭をさげる。

みのりも、お父さん、お母さん、ありがとうと言い頭をさげる。

その場に居た全員が2人を祝福し、
一子が、婚約パーティーをやろうと言うと、
男連中が、一徹を胴上げしている。

そんな村のみんなの姿に、大輔は村全体が家族なんですねと言うと、
藍子は、いつもこう、自分のことみたいに、泣いたり、怒ったり、笑ったり
私たちは幸せなのねと笑うのだった。

美容室サロンはるに帰ってきた蔵本一家。
一子は、正座し少し神妙な面持ちで浩一たちに向き合うと
お父さん、お母さんと 改まって話し出す一子に、
はる(鈴木砂羽)はどうしたのかと声をかけると、
お願いがありますと話し出す一子。

台所でケーキを作る希。

さっそく作ってるの?2人のケーキと大輔が話しかけると、
チョー美味しいケーキを作りたいから試作を作っていると言う希に、
大輔は、みのりと一徹の婚約パーティーには出ず、
明日桶作家を出て、もう少し北陸を周ってから横浜へ帰ると、
希に告げると、これからどうするか決めたのかと聞く大輔。

黙る希に、大輔は、腹をくくった人間って強いね、
今日の見てて思ったと希に言うと、 腹をくくるって?
希は不思議そうに聞くと、「覚悟」ってやつさと大輔は説明する。

そこへ、藍子が、文から車を借りたと言って大輔にキーを渡すと、
大輔はドライブへでかけるのでした。

2人が結婚したらどこに住むのかなと楽しそう に話す希に、
藍子は、ここでもいいけどねと言うと、藍子は徹と東京に行くから
もうここにはいないだろうと言う希。

すると藍子は、東京には行かないと言うのだった。
驚き黙り込む希。

『まれ』第9週 53話 「再出発エンゲージケーキ」解説

今回は 「一人っ子の親子と恋愛感」 について解説していきたいと思います。
【親の傾向】
兄弟がいない分守ってあげないとと言う気持ちが強い
必要以上に厳しいしつけをしてしまう
プレッシャーをかけすぎてしまう
愚痴をこぼしてしまう
この子はおとなしいと思い込んでしまう
子供の先回りして将来を考えすぎてしまう

【子供の傾向】
やっぱり兄弟が欲しいときもある
おおらかでゆったりな性格
競争心が薄い
わがままは言わないけど自己主張が強い
人なつっこい
年配に好かれる
甘えん坊
お人好し

【恋愛感】
理想的な相手や恋愛を強く求める
独占欲が強い
結婚に対して真面目に前向き
愛情が深い
気持ちの整理ができてから相手に伝える
自己主張が強く、行動が大胆でわがまま
一人になりたくない気持ちが強い

一人っ子は、小さいころは両親にかまってもらえてよいのですが、
大人になるにつれ、将来、親の面倒を一人でみなければならないという
プレッシャーを感じます。

特に、親が子供に依存している場合は、
人生のいろいろな場面で親のことが気になり
就職や結婚などを躊躇することもあります。

しかし、兄弟に頼ることがない分、
必然的に強く行きていかなければならないので強くなります。

こうやって見てみると、真人さんの行動や、
みのりちゃんの結婚観や性格がうなずけるかもしれません。

『まれ』第9週 53話 「再出発エンゲージケーキ」感想

今回は、 親子愛な 回でしたね。
今回もかなりウルルとさせられてしまいました。

みのりちゃん、一徹くんおめでとう!

しかし、みのりちゃんの子供9人には驚きましたね。

久美さんと真人さんの過去そんなことがあったなんて
そりゃあ、みのりちゃんが可愛くてしかたないですよね。

お母さん思いなみのりちゃんの気持ちに
さすがの真人さんも一歩譲る形で婚約?を承諾しました。

なにはともあれ、両親に許してもらえてよかったですね!

今日の名言は
真人さんの 2人で必ず!幸せになるんだぞ! わかったな!! です
心のそこから言葉を搾り出すように言う真人さんに感動しました。
娘を思うお父さんの誠意を感じます

みのりと一徹の結婚の承諾をえられて一安心の希
しかし、新たな問題が浮上
藍子が徹についていかないと言い出し
どうなる津村家!!?
そして、大悟の店を不採用になった希は
今後どうするのでしょうか????

次回、第54話  続 「再出発エンゲージケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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