『まれ』56話「希の起死回生一手、大悟と意気投合!?」

希の横浜の生活は、希(土屋太鳳)の部屋に徹(大泉洋)が転がり込む形で、
共同生活が始まり、ホームページ制作会社に勤める徹は、マスコミを利用し、
宣伝をうち、店の立て直すしかないと、グルメ雑誌の取材を希に持ちかける。

『まれ』第10週 56話 「逆転一発パンケーキ」あらすじ

徹(大泉洋)に金を貸せ!と連呼する大悟(小日向文世)。
強盗じゃないんだから、自分は経営のアドバイスをすると言おうとすると、
じゃあ、お前が経営して、俺にケーキを作らせろ!と言う大悟。

そもそも、よく店開けましたねと呆れる徹に
寝る!と言ってお茶を飲むと立ち去る大悟。

その傍若無人ぶりに、申し分けなさそうな美南(中村ゆりか)。

立て込んでるから帰ってほしいと言う希(土屋太鳳)に、
失業中で困ってるだろうから、家賃半分出してやると言う徹に
寮だから、安く3万円で貸してもらってるから大丈夫と言う希だったが、
店員じゃないから、一般料金の6万5千円と輪子(りょう)が言うと
現実に気づいた希は、お願いしますと徹に手を合わせる希。

希からの電話で徹が押しかけてきたことを聞いた藍子(常盤貴子)は、
自分が言った意味がわかってるのかと心配になるが、
女の理屈は、なかなか男の身には沁みないからと文(田中裕子)が言うと
藍子は文に、徹と別れたことに反対だったかと聞いてみる。

すると文は、自分ならもっと早く縁切ってるときっぱりと言う。

それでも、一度切った縁を、もう一度繋ぐのは案外難しいものだと言う文。

自分でも、正しかったのか間違っていたのか良くわからないと言う藍子は、
自由に飛んでいく風の人ではなく、この土地にずっといる土の人になりたい
能登に根を張って生きてみたいと言う。

おばちゃん!とやってきた圭太(山崎賢人)は、修理の漆器を取りに来ると、
藍子は、修理の御用聞きなんて良いこと考えたね、みんな助かるよと言う藍子に、
圭太は、自分も助かってるんです、修理をやらせてもらえることになったからと、
嬉しそうに言うと、藍子は、漆のどこが好きなのかと圭太に聞く。

輪島塗を話し出すと熱くなるからと遠慮する圭太に、
気にしないで話してほしいという藍子に圭太は、
輪島塗りの素晴らしさを熱く語りだす。

そんな圭太に、おぉ、輪島の二股男が来てたのかと文が意地悪に言い
輪島塗りの箸を女に配りまくっているそうだなと文がにやりと言う。

違うって!と慌てる圭太に、 漆をそんな風に使ってるの?
不審な目で圭太を見る藍子に、一生懸命否定する圭太。

2人の輪島女に遊ばれる圭太。

自分の部屋でメレンゲの練習をする希。

徹は帰って来ると、希の後ろ姿に夕飯の期待をするも、
希は練習で作ったメレンゲを使った焼きメレンゲを、
どんぶりいっぱいに作っていた。

今夜の夕飯は「焼きメレンゲ」。

希は徹に仕事の方は順調なのかと訊ねると、
仕事が思ったより順調で、びっくりしているという徹は、
今、ホームページを作る会社の企画開発の仕事をしていた。

良いところに就職できて良かったねという希に、
徹は、希ももう、ほかの店を探したらどうだと言われ、
ふてくされる希に徹は、あのシェフ大丈夫か?と心配し、
現状追加融資でしのいでいるという事は、流行っていないのだろう?と言い
常連客はいるけどという希に、マスコミ使って、でかく宣伝するとかしなくない、
知名度が上がれば銀行もを貸しやすいと言う徹。

だが、希は広告にはお金がかかる一旦は却下するが、
本当に美味しい店なら向こうの方から取材にくると徹は言い
徹の顧客のグルメ雑誌に掲載されると売上が10倍になると聞き、
売上10倍と聞いた希は、その話、詳しく聞かせてと徹に詰め寄る。

店に来た大悟が、厨房へ入ると、テーブルの上には食材が置かれている

それを見た大悟は、これはなんだと聞くと、
ケーキの材料を1日分だけ付けで売ってもらったと希が言い
明日、グルメ雑誌の取材が入ると大悟に伝える。

フランスが還りの巨匠と言って売り込んだと言う希に
俺がこの世で一番嫌いなのはマスコミだと大悟は言うが、
希はケーキを作って欲しいと大悟に言うと、
もう一度テストしてもらいたくて帰ってきたと言うと、
この店が潰れたら困るのだと訴える。

そこへ美南が、どこからもお金が借りられないのだから、
自力でなんとかしないと!と大悟を説得し、
一発逆転の奇跡を起こすにはこれしかないと言う希。

大悟は、腕組みをし、しばらく考えたあと、
作るだけだぞ、俺はしゃべらんからな!と言うと
コックコートに袖を通した。

翌日、いよいよ取材が始まる。

徹が取材スタッフを2人連れて来ると、
取材スタッフはいい雰囲気じゃないですかと好評な様子、
そこへ、店が開いていると喜ぶ数人の常連客が入ってくると、
取材スタッフがお客へマイクを向け取材し始める

厨房の中に入ってきた取材スタッフに、陶子が対応する。

フランス菓子と洋菓子の違いの説明を求める取材スタッフ
思わず、大悟の包丁を握る手が止まる。

シュークリームの説明をした陶子は、食べてもらって違いを感じてもらおうとするが、
取材スタッフは食べず、あとで資料をメールで送るように陶子へ伝えると、
シェフへ取材しようとするスタッフを徹が遮るも、取材スタッフは忠告を聞かず
せっかく巨匠がいるのだから、ちょっと一枚と写真を撮ろうとすると、断る!と大悟。

驚く取材スタッフに大悟は、作る人間が表に出る必要はないと言い、
スタッフは小声で、マスコミ嫌いならそう言ってくださいよと徹に言う。

するともう一人の取材スタッフが、
いるんだよなあ、老舗を気取って取材NGとか、
客が欲しいくせにプライドばかり高い店と続けようとすると、
そんな言い方ないでしょう!と希が怒る。

若くて優秀なパティシエが、
マスコミを使ってスーパーパティシエとして活躍している時代に
少しは流れに乗る努力をしないと損をすると言われた大悟は、
くだらん能書きはそれだけか?と言うと、
ウチの菓子を食いもしないで、ぺらぺらぺらぺらと、
フランス菓子と洋菓子の区別もつかん奴に、
ウチの記事など一行たりとも書かせん!
さっさと出て行け!と言い放つ。

その言葉に徹は、書いてもらわないと困るだろう!と慌てるが、
そうだ、出て行け!と希が言うと、取材スタッフたちは怒って帰っていく。

何なのあの男!ケーキの話もろくに聞かないでと怒る希に
あんたが何なのよと呆れる陶子。

すると大悟が、 お前、初めていいこと言ったなと希を褒めたので
希はありがとうございます!と喜ぶのだった。

ため息をついて崩れ落ちる陶子と浅井(鈴木拓)。

希が我に返る時は、このあとすぐにやってくる。

希が店にやってくると、再び「閉店」の張り紙。

恐る恐る厨房に入ってくる希の目の前には
取材を台無しにされ怒っている陶子と浅井。

付けで買った材料費どうするのかと頭を抱える浅井に、
出直してきますと言って出て行こうとする希に、
何か用事じゃないの?と声をかける美南。

もう少し、みなさんのお気持ちが落ち着いてからと、恐縮する希に
いいから、話すようにと陶子が言うと、希は、取材がダメなら、
この店のホームページを作って宣伝したらどうか?と話し、
徹の会社で格安で作ってくれるとみんなに伝える。

すると陶子は、ホームページ、悪くないかもと乗り気。

陶子、美南、浅井、各自担当を分け、みんなで協力することになった。

一致団結したところに希が、ひとつ聞きたいことがあると言い出すと、
店の名前の「マ・シェリ・シュ・シュ」ってどういう意味ですか?と訊ねる。

固まる一同。

今頃?と呆れる浅井。

『まれ』第10週 56話 「逆転一発パンケーキ」解説

今回は 「フランス菓子と洋菓子」 について解説していきたいと思います

「洋菓子とは?」
日本で洋菓子として売られているケーキがどこの国のものか?と言われると、
少し答えに困ってしまいます。

店の名前にフランス菓子とかドイツ菓子とうたっていれば、
基本的にその国のケーキや焼き菓子がメインで陳列されています。

それ以外の洋菓子店では、各国のケーキうや菓子のレシピを、
日本独自にアレンジしたのものがほとんどなのです。
ショートケーキ】は日本独自のケーキですし、
モンブラン】は、名前フランス名ですが、ケーキの内容は日本風アレンジ、
シュークリーム】も、元はフランス菓子の【シューア・ラ・クレーム】がアレンジされ
名前もケーキの内容も日本風になっています。

劇中で陶子さんが、シューの皮が違うという風に説明がありました。

「フランス菓子ってどんなもの?」
現代のフランス菓子は、いろいろと広がりを見せているので、
一言で説明するのは難しいですが、まず フランス菓子にも、
伝統菓子現代菓子があります。

伝統菓子とは構成がほぼ決まった菓子昔ながらの定番な菓子のことで、
日本でいう「大福」とか「わらびもち」と言えば伝わるでしょうか?

それと同じで、フランスで【モンブラン】といえば土台が焼いたメレンゲ
その上に生クリームと、栗のクリームが絞られているケーキと決まっています

日本のような、スポンジは使用しません。

よく見られるフランス菓子をあげると、
【 エクレール(エクレア)】、【オペラ】、【シブースト】、【ガトー・ショコラ】、
【クレーム・ブリュレ】、【タルト・フリュイ】、【 タルト・タタン】、【マドレーヌ】、
【フィナンシェ】、【マカロン】などが代表格です。

日本でもこれらをフランスのルセット(レシピ)に沿った菓子を作っていれば、
フランス菓子と呼んでよいと思います。

ちなみに現代菓子とは、
フランス伝統菓子の技術やベースとなるクリームや生地などを使い、
独自の新しいルセットで作られているお菓子のことで、
今は割りとこのような店が多いかもしれません。

 

『まれ』第10週 56話 「逆転一発パンケーキ」感想

今回は、 似たもの同士な 回でしたね。
希も、圭太も、大悟さんも、
みなさん似たもの同士でしたね。

そのこととなると見境ないとうか
見えなくなるというか。。。

希は周り(空気)が見えてないし
圭太は女心が見えてない
大悟さんは。。。何にもみえてないかもしれないですね。

職人やプロと言われる人たちにはこういった方々が多いのは。。。
そうかもしれません(笑)

そうか、三者三様で職人気質なんですね

そうか。。。これはしかたないですね
治りませんね。

今日の名言は
大悟さんの ウチの菓子を食いもしないで、ぺらぺらぺらぺらと です。
え、そこ!!?て思われましたでしょうか?(笑)
ここが大悟さんらしく、1番怒りがこもっていたかなと思い選んでみました。

「マ・シェリ・シュ・シュ」という
店の名前の意味の知らなかった希
周りに呆れられてしまう始末
何とかしようとホームページ立ち上げようとしていますが
起死回生となゆのでしょうか!!??
店の存亡は如何に!!!??

次回、第57話  続 「逆転一発パンケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る