『まれ』96話「希と大悟に妥協なし!高くても選ばれるケーキを」

希(土屋太鳳)と一子(清水富美加)の対決は、徹(大泉洋)の会社によって、
ネット中継されることになった。
2人のカップスイーツを全国のコンビニエンスストアで一週間試験販売した、
売り上げ総数の途中経過では、一子のスイーツがリードしていたが。。。

『まれ』第16週 96話 「絶縁コンビニスイーツ」あらすじ

希(土屋太鳳)

仙道(シソンヌじろう)から,このイベントは出来レースと聞かされ
心穏やかではない一子(清水富美加)。

司会者(なだぎ武)から、メイン会場以外の集計結果が発表される。
名古屋、大阪、埼玉で一週間、2人のスイーツをテスト販売した結果

大阪では、
一子の売上総数は、295万3616円
希の売上総数は、295万3422円

名古屋では、
一子の売上総数は、155万6080円
希の売上総数は、154万9120円

埼玉では、
一子の売上総数は、142万3960円
希の売上総数は、141万9340円
という結果に。

全体を通して、一子の売り上げが一歩リードと言う結果が発表されると、
まじかよと驚く徹(大泉洋)。

そこへ、徹さん、徹さん!と、洋一郎(高畑裕太)がやってくると、
洋一郎が徹へ渡したモノは、『能登から2人への応援メッセージ』。

舞台裏で座っる一子の携帯に、
登録のない電話番号からの着信が入る。

一子が電話に出ると、
相手は藍子(常盤貴子)だった。

今忙しいのでと切ろうとする一子に、
元気そうで良かったと言いながら、
舞台裏へ入ってきた藍子は一子のもとへ歩み寄ると、
一子へ、お節介を一つだけ言っていいかな?と前置くと、
故郷に帰るのに、何かを持って帰る必要はないと言い、
風の人の自分なんかに言われたくはないだろうけどと藍子が話すと、
能登はもう、縁を切ったからと立ち去ろうとする一子に
だったら何で、携帯の番号を変てないのか?
本当は、ずっと繋がっていたいんじゃないのか?と藍子は問い、
何者にもならなくても、何も持たなくても帰れるのが、
故郷なんじゃないのか?と一子を諭す藍子。

すると、司会者より『能登からの応援メッセージ』が届いてるとアナウンスがあり、
スクリーンに能登で撮影された映像が映し出される。

一子と希は、映像に吸い寄せられるようにステージの上に立つと、
洋一郎がアップで登場し、これは、帰って来れない一子へ向けて
みんなで相談して撮った一子のためのモノだ。

2003年1月4日、
みのり(門脇麦)と一徹(葉山奨之)の婚約パーティー
一子が参加した最後のイベントで、
大阪の叔母のところへ行くと宣言した時の映像。

バレンタインの時に、一子が仕事で帰って来れなかった時の、
「うみねこ座」の一子お帰り公演で、圭太(山崎賢人)が、
場を盛り上げようと音痴ながらに必死に歌っている姿。

洋一郎がこっそり、美容室サロンはるに行って、はる(鈴木砂羽)と浩一(篠井英介)、
マキ(中川翔子)を撮影した映像と、今は元気なはるたちも、一子がいなくなって、
はるたちがどれほど寂しがっていたかと、様子を説明する洋一郎のコメント。

成人式のあとの打ち上げで相撲大会をしたことや、
高志(渡辺大知)の生ギター演奏で歌う姿。

それを見ながら、涙ぐむ一子と希。

子どもの頃の祭りのシーンや、
浜辺で相撲をとったシーンなどが走馬灯のように
たくさん編集されて入っている。

そして、希とみのりと高志と希と圭太の4人から、
一子ちゃあ~ん、元気ですか?
東京の暮らしはどうですか?
こないだは、電話で声が聞けて嬉しかったよ。
それでも、たまには村にも帰ってきて!
うちらのこと、忘れんといてや~!!
みのりがカメラにすがりつく
愛情のこもったメッセージが収められていた。

一子と希が会場へ振り返ると、洋一郎と高志が
ぴょんぴょんと飛び跳ね手を振っている。

その姿を見て、笑顔になる一子。

すると一子は深く息をつき、決心したように舞台袖へと向うと、
仙道を引っ張り、階段の上へと上がっていく一子。

そして、やっぱり、出来レースは嫌だと言い、
正々堂々勝負させてほしいと仙道へ気持ちを伝えるが、
仙道は、何言ってるの?本当の集計結果は全部、向こうの勝ちだった
負ければ当然、本も出ないし、CMの話もなくなり、何もかも失うが、
それでもいいのかと囁く。

そこに、階段の下にやってきた希が、一子へ結果発表が始まると告げると、
それでもいいですと一子は言い、ちゃんと集計してくれないと、
これは出来レースだと言って全部バラしますよ?と仙道に言うと、
ステージへ戻っていく。

司会者が、大阪・名古屋・埼玉の集計結果に誤りがあり、
結果の全て逆でしたとアナウンスし、希がリードしていると告げる。

だったら勝てるんじゃないか!?と徹は期待を高める。

そして司会者者が、いよいよメイン会場での結果発表を始める。

メイン会場の結果は、
一子、12万4630円
希、10万6430円。

メイン会場では、一子がリードし、
そして、トータルの結果が発表される。

Cショップ新作スイーツバトルの勝者は

一子、604万6512円
希、604万86円

勝者は、一子(わんこ)の結果に終わった。

あれ???と拍子抜けする希。

応援ありがとうございましたと、
大悟(小日向文世)たちに頭をさげ礼をする希。

まともにやって負けるって、なんかおかしくない?と徹が話していると、
Cショップの五十嵐部長(飯田基祐)が大悟のもとへ、
ご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございませんでした謝罪へ来る。

もう少し時間があったら、勝ってたんじゃないか?と大悟が言うと、
おっしゃる通りです五十嵐は答え、出だしは、一子のスイーツが有利だったが、
あとになるほど、希のスイーツの評判が口コミで広がり
売り上げが上がっていと話す五十嵐。

これだったら、高くても美味いスイーツの線でいけるんじゃないかと徹が言うと、
コンビニスイーツに新しい風を入れられるかも知れない、会社としても嬉しい発見で、
希たちには感謝をしていると五十嵐が伝えると、希は一子のことについて、
商品化はどうなるのかと、五十嵐に訊ねた。

すうると五十嵐は、一子の作品は、人が考えたものではなかったらしいので
商品化は難しい言うのだった。

廊下を歩く一子を呼び止める希。

一子は、別に希のためじゃないと言うと
インチキして勝ったってしょうがないからだときっぱりと言うと、
振りかえって帰ろうとする希に、自分は希のことが大っ嫌いだと言い
それでも、大好きなの!!と泣き出す。

もう、こじれすぎて自分でもどうしたらいいかわからなくなって
もう、帰りたい、みんなのところに、希のとこに帰りたい
これからも、友だちでいてくれる?と泣く一子に希は、
やっと、能登の言葉でしゃべってくれたねと言うと
一子を抱きしめる。

そんな2人を様子を見ていた洋一郎と高志も
静かに物陰で泣くのだった。

『まれ』第16週 96話 「絶縁コンビニスイーツ」解説

今回は 「出来レース」「口コミの波及速度」 について解説していきたいと思います
出来レース」とは、「出来あがっているレース」という意味合いで、
事前に勝敗は決まっていても、あえてする勝負のことをさします。

口コミ」とは、商品やサービスに関する評価・評判などの情報を、
友達同士のコミュニケーションなどを通じて人づてで伝達されていく、
また、そうして発信された評判のことです。

ある調べによると、口コミの効果は広告の10倍にも及び、
購買判断の20~50%に影響すると言われています。

そして、この波及効果は、商品や注目度にもよって異なってはきますが、
コメントや写真の発信を行ってから9日間で、総表示回数延べ86万回を超え、
1日当たりおよそ10万回表示されたこという研究結果も出ています。

写真やコメントを見るだけでなく、自身のブログへの掲載や、転記投稿も行われ、
その波及効果のには広がりは計り知れません。

このことから、希と一子のカップスイーツの先行販売1週間ということから、
ケーキの内容よりも、安価で手頃な一子の商品が先に売れ行きを見せ、
高価であるが内容に秀でた希のケーキが出遅れた要因になったことが
よくわかりますね。

『まれ』第16週 96話 「絶縁コンビニスイーツ」感想

今回は、めでたしめでたしな 回でしたね。
対決の結果は僅差で一子に軍配があがりましたが
勝負に負けて試合に勝った希。

おめでとう!!

そして

一子おかえりーーーー!!

意固地になり過ぎて、こじれ過ぎると
自分自身でもわけわからなくなっちゃうんですね

本当は戻りたくて仕方なかったのに
一番友達を必要としていたのは一子本人だったのに
ずっと突っぱねて、辛かったでしょうね。

本当に一子、おかえりなさい。

今日の名言は
みのりちゃんの うちらのこと、忘れんといてや~ です。
どれだけ一子のことを心配して、一緒にいられないことが
寂しいのかがとても伝わってきますね。

希と仲間たちの友情も元へもどり
次週からは新しい章がはじまります
次は一体どんなことが希を待ち受けているのでしょうか?

次回、第97話  新 「究極選択パリブレスト」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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