『まれ』102話「希の卒業試験!?大悟の課題はロールケーキ」

能登で圭太(山崎賢人)に思いを伝えた希(土屋太鳳)は、
横浜に戻ってくると「マ・シェリ・シュ・シュ」では、
希の帰りを首を長くして待っていた大悟(小日向文世)が迎える。
そんな大悟に希は、決意した思いを伝えるが、突然の申し入れが
受け入れられるわけもなく、大悟はある課題を希に突きつける。

『まれ』第17週 102話「究極選択パリブレスト」あらすじ

希(土屋太鳳)が、「マ・シェリ・シュ・シュ」に帰ってくると、
圭太(山崎賢人)のことを心配する美南(中村ゆりか)。

一応、大丈夫と答え、心配かけて申し訳ないと希が口にすると、
大悟(小日向文世)が不機嫌で大変だったと美南は言うと
本当に今日帰ってくるのかと朝からうるさかったのだと希に訴えるのでした。

希は厨房に入ると、大悟に2人きりで話がしたいと言うが、
フランスはいつ行くか決めたのか、早く言えと言う大悟に、
能登に戻ろうと思っていると言い、夫である圭太の塗師屋を手伝い、
いつ店に戻れるかはわからないので、迷惑をかける前に
店を辞めさせてほしいと大悟へ思いを伝える。

驚く美南。

少し怒ったかのようにパティシエを辞めるのかと聞く大悟に、
一旦休むだけで、また修業を続けるつもりだと希は言うが
大悟は、そんな甘い世界じゃない
フランスで勉強してこいと言った感性やセンスは、
若いうちでしか身につかない

今、しばらく休むという事は、パティシエ人生を棒に振るのと同じ
その程度のものだったのか?
自分のケーキは見つかったのか?
世界一のパティシエになりたいと言ったのはウソか?
それだけの覚悟をもってきたと言ったのもウソか?
ケーキで人を笑顔にしたいと言ったのもウソか?
オリジナルで菓子作ってみろ、美味かったら辞めさせてやる
それまで店は「閉店」だと大悟は言うと厨房を出て行ってしまう。

その夜「天中殺」では
本当に帰ってしまうのかと寂しそうな珍(孫成順)に、
今まで本当にお世話になりましたと珍に礼を言う希。

藍子(常盤貴子)は、後悔しないかと心配するが、
よく考えて決めたことだからと希は迷いなく答え、
大悟の出した条件、ロールケーキ試験を受けると言い、
ロールケーキは、自分と大悟の出会いのケーキで、
金沢のロールケーキコンテストに行ったときの事を話し
その審査員が大悟だったことを藍子たち話す。

最後は、本当に美味いロールケーキを作ると意気込む希。

大悟は、店に徹(大泉洋)を呼び出し、
希が能登に帰ってしまうのはお前のせいだと言うと、
漆職人との結婚なんかを許すから、こんなことになる
娘の夢を叶えさせたければ、結婚なんかさせるな!
徹を責め立てる。

そんなことを言いたくて、わざわざオレを呼び出したのか?と
苛立ちを見せる徹は、3年間大事に育てた会社を失って、
夢も希望もなくした気の毒な男になんてことを言うんだと言い返すと
俺はパティシエになって40年だ!と大悟が反論し、
だったら俺は、夢を追い続けて40年だ!と徹の応戦、
最後には、うるさい!責任とれ!と言って、
大悟は店を出て行ってしまう。

それができれば苦労しねえよ!と叫ぶ徹。

アパートに戻ってきた徹に藍子がどこに行ってたのとか聞くと
徹は、能登へ帰ろうかと言い出すと、それでいいの?と
藍子が聞くと、ここにいても、どうしょうもないしなと覇気のない徹。

徹がいいならと言う藍子だったが、
夜食のおにぎりを食べながら、
泣き出す徹の姿に胸が締め付けられる。

横浜を見渡せる公園に津村家の3人は来ると、
また帰ってこれるよねと言い、見詰め合うと
円陣を組むとこれからもがんばるぞ!決意する。

こうして、徹の約束の3年間は終わり、
藍子と共に外浦村へと帰って行ったのでした。

「マ・シェリ・シュ・シュ」に2人の女性客が来ると、
店には久々の「閉店」の張り紙の驚く

その奥の厨房では、大悟の思いに答えるために
希が卒業ロールケーキアイディアを考えていた。

今までの横浜での出来事を思い出しながら、
ロールケーキを作る希。

大悟に教えてもらったすべてを詰め込み
ようやくロールケーキが完成すると、
その後ろには大悟が立ってた。

大悟へ向い深く頭をさげる希。

希はロールケーキを切り分けると
昔大悟に食べてもらったのは、能登の食材を使った
能登のロールケーキだったと話すと、今回のケーキは、
大悟に教えてもらった事を全ていれて作った、
横浜ロールケーキですと希は大悟へ説明する。

大悟がケーキをひとくち食べると、大悟は、
まずい!
これじゃとても卒業させられん!と言い放つ。
希は驚きの言葉に目を丸くするのでした。

『まれ』第17週 102話「究極選択パリブレスト」解説

今回は 「感性とセンス」 について解説していきたいと思います

感性とは、人間的な理性よりも本能的な部分で感じる感覚
「認識の基盤を構成する感覚的直感表象を受容する能力」と
近代ドイツの哲学者カントは言い
感性はより感覚に近い位置づけであると言います。

センスとは、物事の感じや味わいを些細な点まで表現する働き
また感じたものを具体的に表現されたもの
服装や判断力、思慮、良識など。

こういった点から考えると、若いら磨けるというものではなく
経験値が必要な事柄なような気もします。

大悟さんが言いたかったのは、若いうちから良いものを見続けて
感性を磨き続けることが必要だと言いたかったのかもしれませんね。

『まれ』第17週 102話「究極選択パリブレスト」感想

今回は、 ふたりのお父さん な 回でしたね。

希が帰ってきて、本当に嬉しそうな大悟さん
あんな大悟さんが見れるなんて驚きです。

可愛いかったですね!

反して、能登へ帰ると聞いて落胆する背中
とても切なかったです。

実の父、徹さんを呼び出して愚痴を言ったりと、
なんだか、今回の大悟さんはまるで、
をとられたお父さんのようでしたね。

そして実の父、徹さんですが、
おにぎりを食べながら泣くあの場面、
涙なくしては見れません。

本当に3年間、藍子さん会いたい気持ちも、
声を聞きたい気持ちも押し殺してがんばって
やっと藍子さんの笑顔を見えたのに
想像以上にショックだったでしょうね。

切なかったです。

今日の名言は
大悟さんの まずい!これじゃとても卒業させられんな! です。
明らかに意地張って言っている感じが師匠のせつなさを感じました。

懇親の作のケーキをまずいと言われてしまった希、
無事に卒業できるのか!?
圭太のもとへと帰れるのか!!???

次回、第103話  新 「親心ロールケーキ」お楽しみに!!!

『まれ』 【もくじ あらすじと解説・感想 一覧】

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